Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

渋い切れ味の刀への愛着

2009-07-08 | 雑感
木曜日には歯医者で歯石取りを予約した。思えば、最後に訪ねたのが2004年の秋だったので五年近い経過になる。その後、お気に入りの歯科衛生士さんには偶然にバッサーマンヨルダンの試飲会でお会いしたり、電子メールでアドヴァイスを頂いたりしている。待合室でお会いするかどうかは判らないが、兎に角久しぶりなのである。

当時の大きな目標は精力回復であった事からすれば、殆どそれを達成していると言えるだろうか。ある意味五年ぐらいはそうした総合的な活動状況を変えるには期間が必要なのだろう。

現在も十分に活動力に満ち溢れているかと言えば、十五年ほど前の一日千キロを運転出来た肥満の時期の様ではない。しかし、十代の時にさえなかったほどの疲れ知らずである。疲れが溜まる前に自然にスロットルを絞ってしまうからであろう。その意味からすれば、五年前に薦められて読んだ「メガマン」になりつつある。

最も減退していた時期からすると現在は何パーセント上回っているとか言うよりも、東洋医学風に陰陽の差があると表現するのが正しいだろうか。スポーツによる積極性は、自己の身体を制御すると言う現象において、他の健康術や本来のダイエットとはまた異なった意味合いがある。

要は、健康云々以上に自己の意思に従って肉体を制御する事の方が遥かに意味があると言う考え方がそこに存在する。思い起こせば、クリント・イーストウッドが映画化した「アイガー・サンクション」で世界的に有名になり、一昨年だかにバスクで亡くなった小説家テレヴェニアンの小説「渋味」もそのようなポルノ小説であったように覚えている。

2006年8月に記事にした岩登り靴の爪先のゴムが割れた。最近熱心に使っていたからであろう。反対側の右足はきちんとこばが取れていい具合に磨り減っているところを見るとおかしな岩の突起で潰したのかもしれない。新しいものは流石に底が厚い。この「刀」と呼ぶ靴にそろそろ登攀技術的な限界を感じて来ているので更に「強い靴」を買っても良かったのだが、これは一日でも快適に履いておけるのでどうしても手元において置きたいと思って二足目を購入した。次に新しい靴を見つけた時はかなり技術的にレヴェルアップしていると予想する。



参照:
最も人間工学的な考察 2006-04-24 | 雑感
エリート領域の蹂躙 2006-08-11 | テクニック
コメント (2)
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