Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

仕組まれた初めての不具合?

2010-07-29 | 生活
本来ならばクライミングの日だったが、雨がちなので早めに断念した。時間が出来たので懸案であった車の不具合を、マンハイムの支店のマイスターに見せに行った。実は六月から問題があって、やがて九年目になろうかという車両の初めて不具合で、若干憂鬱な気持ちになっていた。その後二ヶ月間に同じようにエンジンが掛からない不具合が三回起きて、同じように三四十分すると再び掛かる状況が続いていたのである。

定期整備は既に六月からディスプレーに警告されていて、八月の車検と同時に遣らせようと目論んでいたのである。時期を遅らせて懐具合と相談したのである。だから、この初めての不具合で、まさかこうした警告じみたプログラムが仕込まれているのかと勘ぐったぐらいである。原因は、マイスターの診断では着火のケーブル系にあるらしいが、まさにエンジンが温まっている時にしかならない現象で、ガレージから出すときに不具合になれば其の侭修理に持ち込んでいたに違いない。

来週のアポイントメントまでに再び起きるかも知れないが、駐車する時には最悪の場合の再発進出来るまでの時間を見込むぐらいで、五回目の不具合も動かなくはならないだろうから、時間にさえ余裕をみておけばなんとか家に帰れるだろう。マイスターは、様子を見るために放置しておいたように感じたようだが、実際は前述のように可也世知辛い事情がある。今回は当初から多めの経費を覚悟していたので、不具合の修理やレンタカー費も含めて支払いが如何ほどになるか今から戦々恐々としている。

車検も毎年のように必要になって、これからは不具合も覚悟しておかなければいけないが、逆にこれからは問題なく乗れば乗るほど元もとれるようになる。現在のものは細かなところまで注文生産・組み立てさせて工場で引き取りしたのであるが、年金生活者までが数年おきに車を高く売って新車に乗り替えているのを見てその方が得なのだろうかと考えたこともあった。しかし現実的に計算すると、新車を数年後に売っても精々六割近くの価値にしかならない。つまり、ある年数が経ったところで、新車何代目かの投資と比較して、ブレークイーヴンポイントが訪れることになる。当然のことながら、長く乗る車両は頻繁に買い替える新車よりも上のクラスの車両となる。

整備費用や維持費さらに税金優遇や貯金金利は小さくないが、各々の経済状態は異なるといっても数年に一度の出費はやはり積り重なると大きい。償却できる社用ならばリーシングも一つの選択であるが、やはり自家用は事情が異なるように思われる。そしてその人のライフスタイルもそこに大きく係わっていて、自分自身のことを考えれば数年に一度それほど魅力もない新車に買い替える経済力があるならばもう一つ上のクラスの車両を購入するに違いない。

全く手間や費用を掛けさせて欲しくはないのであるが、機械に少し手を掛けてやる度に愛着のようなものが出て来るのも不思議なものである。それにしてもドイツ車の支店に、新車受け渡しかも知れないが、ランボルギーニで乗りつけるお客さんは一体何年間ほどその車を乗り回すのだろうか?オールドタイマーになれば可也高く売れるといっても異常に高価な中古を購入する人も限られるだろう。

そんなこんなで、運動をしていたらあり得なかったのだが、夏の疲れが出たのか今晩は胃もむかつき気味なので、恐らく今年になって初めての休肝日としたい。

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