パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

野菜づくりシーズン開幕 じゃがいも

2008-03-03 | food
昨年は6月ごろの長雨で不出来となったじゃがいもづくりに着手した。
とりあえず、大根と白菜が植わっていた畑をうち、苦土石灰をまいた。
体に鞭打ち、鍬を振るう。体の痛みは、若い頃は翌日に出ていたが、年をとると、2,3日後となる。
しかし、土の臭いと季節感は何とも言えず心地よい。

だから体力とその感性を確認するために、家庭菜園をしているようなものだ。

大根は抜いて葉を切り、本体は土の中に埋めるとしばらく持つ。白菜は採って新聞に来るんで冷暗所へ保存。菜の花が食べたい時は切らずにそのままにしておくとよい。
プロ野球もオープン戦花盛り。天気と相談の野菜作りの今シーズンの開幕だ。
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篤姫と危機管理 「生麦事件」  吉村 昭 2

2008-03-02 | 吉村 昭
朝、コンビ二散歩。麦畑に雲雀(ひばり)。さえずりが春の訪れを告げる。
明日は3月3日。五節句でいう、上巳(じょうし/じょうみ)。桃の節句である。
5つは他に、1月7日の人日(じんじつ)、七草。5月5日の端午(たんご)、菖蒲の節句。7月7日の七夕(しちせき/たなばた)、たなばた、星祭り、竹・笹。9月9日の重陽(ちょうよう)、菊の節句という。

桃の節句といえば女の子の健やかな成長を願う日。今年の大河ドラマ「篤姫」が好調という。
幕末の薩摩藩を描くのであるから、島津斉彬や久光、西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀などが登場している。
この藩政に大きな影響を与えたのが、生麦事件であろう。
幕末の横浜の生麦で起きた薩摩藩士によるイギリス人殺傷事件をもとにしたのが吉村昭の「生麦事件」。平成8年から平成10年までの3年にも及ぶ連載を経て、平成10年(1998)刊行。

これを契機に薩英戦争へ。さらには長州が起こした外国との下関戦争。これらの事件を通し、外国の脅威を身をもって知った薩摩と長州は攘夷から倒幕へと突き進むことになる。
このときの幹部の対応こそ、まさに危機管理の組織論と重なる。
ビジョンに基づく普段の危機管理の大切さ、トップへの情報提供や藩内のコンセンサス形成過程、対外交渉の妙などが、氏らしい史実に基づく淡々な描写で真に迫る。
150年近く前のこととはいえ、何か身につまされる。
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ホワイトアルバム

2008-03-01 | ビートルズ
3月になりました。卒業、入進学、社会へ。出会いと別れの季節です。

高校入学の記念に購入した思い出のアルバム。正式なタイトルは「The beatles」。2枚組みなので4,000円もした。お金を握り締め、どきどきしながらチャリでレコード店へ。
帰りの沈丁花の香りとともに今でもそのシーンは忘れない。ナンバーA078554。

68年、イエローサブマリンの次に録音され、同年に発売された、唯一2枚組のアルバム。アップルレコード初、通し番号の入った白いジャケット、ネーミングもバンド名、などなど話題満載のアルバムであった。
70年には解散するビートルズ。多重録音の開発とともに、自我の確立を見るメンバーたち。この後、いよいよ解散への序章ともいうべき69年1月のゲットバックセッションへ。
ロックからカントリー、ブルース、ポップなど多彩な曲構成。散漫との指摘もあった一方で、ジョンの「Revolution」やジョージの泣き「While my guitar」、リンゴの「Dont pass me by」をはじめ、皆の個性が花開く。
私の今のお気に入りはポールの「I will」。
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