光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

さえずりか、かまびすしいか

2007-05-04 19:00:10 | 植物・花(春)
  いやなお天気のパターン、晴れだが風が強く、気温も上昇。周りの視界は悪く、空気の透明感もない。
  今日はいつで、何曜日か、わからなくなる。毎日、手帳を見て、日付と曜日も書いているが、何だかわからなくなる。この辺りでは、田植えの準備が始まっていて、かなりな台数の、エンジン付きの特殊な機械が動いている。この音は、相当なもので、それはそれでいいかも知れない。風物詩ともいえる。ガタガタとはいえないが、かなりな振動音をたてて公道を走ってゆく。そのエンジン音の割りにゆっくり走るから、高性能の自家用車もこれが前方にいる場合、おとなしくしているしかない。また、その後に、田んぼの泥も時に塊で落ちていて、それが乾くころ、静穏、低エネルギ仕様の車が走ると、これが宙に舞う。これまた、風物詩である。
  なぜか、聞き慣れない、だが、たぶん鳥の声だというのが聞こえる。この辺りで、ちょっとバリっとした声で鳴くのは、モズかオナガだが、ときにヒヨドリも、それよりも結構激しく、よく通る。かつ切れがいい、それで音も大きく、休まない。これを、言葉で表わすのは難しい。この時季、思い出すのは、テッペンカケタカだが、あるいはカッコウであるが、カッコウは別にして、この、よく通る、またトラクタのエンジン音に負けず劣らずよく聞こえる鳥の声は、なんだろうか。
  去年、このテッペンカケタカは、確かにそのとおり聞こえた気がした。何か、確か広報誌に、今どき鳴く鳥の話しが掲載されていて、その鳥を直接扱ってはなかったが、言葉は出ていて、その後この鳥が現われたわけで、確かにこの鳴き声は、テッペンカケタカに聞こえるワイ、と思った。カッコウの方は、むろん、こんな風には聞こえないが、この辺り、5月になれば必ず来るようで、これは毎年聞いている。
  それで、どうした。何だか自分でもわからなくなって来た。色々なものが来たようなので、何とも判断出来ないが、やはり、その鳥はテッペンカケタカではないか、そう思うわけである。確信は、ない。テッペンカケタカに聞こえるとは言いがたい。でも、その鳥のようである。
  暑かった、熱風が吹いている。そして、今頃になって風は止み、辺りは静かだ。再び、あの、あるいはその鳥の鳴き声が聞こえないか、耳を澄ませているが、よくはわからない。

  朝に、ヤエヤマブキ(八重山吹)のことについて、ずいぶんと知らない事を書いた。それで、やはりここで出るものは、ヤエヤマブキで、もし違っていたらどうしよう。



  まずは、正面、接近して。なんか、オシベとメシベの名残があるような気にもなる。



  これっというのがない。目の前に花があると、これでいいと思ってしまう。どれにするか、選ぶ時に、ようやくそのことに気付く。

八重山吹

2007-05-04 07:34:04 | 散策
  朝の天気、晴れ、快晴。ただ、視界は悪い。南風が強い。室温17.5℃、窓を開けると、結構な風が入る。
  ヤエヤマブキ(八重山吹)の花が、小さくしかし沢山の花を付けている。もう見ごろも、終わりかもしれない。
  八重か、花弁が何枚も重なっていること、とある。さらに、ヤエヤマブキを見ると、オシベ、メシベが花弁化して八重咲きになっているものとあって、なるほどなーと思う。オシベ、メシベがなければ実もならない。それで、
  はたして、このヤエヤマブキの花弁の数は、どのくらいあるか、数えてもいいはずだが、さすがにその数を数える事はしない。どれが、オシベから花弁になったものか、それも調べない。そうか、ヤマブキの花弁の数は5枚で、その中に沢山のオシベと、一つメシベがあったことを思い出した。このオシベがすべて花弁になったと考えると、確かに、その数はかなり多く、ヤエヤマブキのその花弁の数も納得できる。
  このヤエヤマブキを眺めていると、ときどき虫が止まっていることに気が付く。これを書きたかったのである。私が見たのは、大きめのハエであった。ハエとはいえ、やはり花の蜜やら花粉やらを食べているのであろう。花粉の方は怪しいなー、甘い蜜だけかも知れない。そのハエも、この花にオシベ、メシベがないことに気が付き、たぶん密の味もしないことに気が付くと、さっさとこの花から離れてゆく。虫の、植物の世界にも、厳しいおきてがある。きれいだけでは、虫も付かないというわけである。
  もう一つ、虫ではないが、脚が8本ある似たような小動物、蜘蛛がいる。このヤエヤマブキに、蜘蛛もくっ付いていた。しかも、その色は、よく見る、黒か茶系統でなく、緑であった。花の下側に、緑の蜘蛛がくっ付いている。蜘蛛は、花を餌とするものもいるかも知れないが、やはり、花に寄ってくる昆虫やらを食料とするものが多い、と思う。この緑の蜘蛛もおそらく、この八重の山吹に寄ってくる虫を狙っていたのだ。なんという、冷静さ、冷酷さであろうか。虫は、密があることを知らない。しかし、蜘蛛はヤエヤマブキにも巣を張って、やって来る小さな昆虫を待っている。  
  ただやはり、蜘蛛もこの花に虫の食べ物になるものがないことを知らないと思う。よって、虫を捕まえる事は少ないのではないか。それで、蜘蛛はどうするか、そこのところは、これは蜘蛛に聞くしかない。
  煙をまいた様な話しになってしまった。いまいち、切れがないかなー。