光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

シャガ(射干・著莪)

2007-04-11 19:15:01 | 植物・花(春)
  一斉に、ある木の芽が出る。少し、誇張があるが、そうゆう感じである。これまで、5ヶ月くらい、枝だけでいたものが、あらゆる枝から、小さいのやら、太いのやら、枝分かれしてその先から、また枝が分かれて、同じよう事が続く、どこで止まるのかわからない、ちっぽけな、ぽつんとした緑が出る。
  最初は、わからない。そこまで私の目では見えない。他の植物の変化が早い。でも、今年は、はっきり異常な天気が続いているので、なんとなく去年と違う。さらに、もう1年前とも違う。が、一気に雑草が背伸びをする、これに変化はない。数が増えたような気もする。他の、次に時期に咲き始める雑草を繁茂させないような感じで全体を覆いつくす。ヒメオドリコソウが一面を覆っている。他のところでは、タネツケバナが、たぶん、すごい。
  それを見て、しばらくして、枝だけになっていた木を見ていると、間違いなく新芽が出ている。それがわかると、他の同じ木にも緑が薄く枝を包んでいるのがわかる。こうなると、今度は違う木に目が移るが、やはり新芽が出ている。一つが二つになり、これが三つになったら、今度は次を探すのが難しい。目に入ってくる木は限られていて、これは、私の観察力の問題であった。4月11日だが、やっぱり木の芽時としては、早い気がする。

  朝にシャガを思い出して、それで自然とこの辺りのシャガの今はどうか、気になるところ。妙な感じがするのは、切羽詰まっているからでして。



  変則的な位置から見ている。どうにか焦点は合った。咲き出したばかりの感じ。



  これも、ギリギリのところでなんとかなった。日の当たる方向に花はむく。植物の一部は、もう少し手前にもあって、そのうち、逆光になるが、正面からのものをねらいたい。

春の強風の数は

2007-04-11 07:33:06 | 植物・花(春)
  きのうは、気温が上がった。部屋の中より、明らかに外の方が暖かい。
  しかしすでに、強風が吹き荒れていることもわかっていて、いやな予感がする。こうゆう日に、なぜか農薬、除草剤か、を撒いておられて、これも気になるところ。
  それでも、必要な買い物もあって、外に出る。似合わない帽子をかぶっているが、これが飛んでゆきそうな風である。これだから、春は嫌い、矛盾したことを書いている。色々な洗礼があるものである。まだ新芽の出ていない大木に、ビニル製の袋が引っかかっていて、ざわざわ音をたてている。他の木にもこうゆうものが長い間引っかかっていて、それはそれで面白い。ゴミはどこにでもある。そして宙を舞っている。
  シャガの花が咲き始める。この花は、一度見ると忘れられない。同じような話を書いているはずだが、高尾山で、初めて意識してこの花を見たときから、この花は私の脳裏のわかりやすいところにあって、すぐに反応する。日光植物園に行ったときは、この花には気が付かなかった。季節が違ったのかもしれない。当時、高尾山の植物が結構持ち帰られたりして、それに対して、注意を喚起する小さな看板が立てられていた。気持ちはわかるが、やはりそれはしてはいけない。
  それからずいぶん時間がたって、この辺りにもシャガが育っていることを知った。これには、ヤマブキと違って、もっと早く気が付いた。この辺りで咲いているものが、品種的に同じかどうか、またシャガの園芸種などがあるのかどうかはわからない。気が付くと、かなりのところにこの花が咲いている。
  風の話しだった。温かい風だが、かなり強くしばらくして目がゴロゴロし始める。まつげが入ったのかの知れないし、この風で舞い上がったゴミの類が入ったのかも。用も済ませて帰ってきたが、上から順番に脱いで、パタパタ払う。それでも、なんか顔全体がゴミまみれになった感触が強く急いで顔を洗う、鼻うがいもする。それで、ラジオからはいつものように、ぽかぽかして穏やかで気持ちのいい午後になりました、こうゆう日は室内にいるより外に出たい・・・と言う決まり文句を聴くが、これもしょうがないか。