光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

空色のチョウ

2006-08-10 19:04:24 | 虫、その他
  この暑いときに、コタツ関連の探し物をした。テーブル代わりにしてるコタツの足がぐらついて、工具の探し物をしていた。お化けも棲まない物置で。
  ないなー、代わりのものがあるはず、何でこのことに、もっと早く気が付かなかったか。そして、振り向くと、ルリ色、いや間違い、大間違いでした、空色のチョウがいた。こんな日陰に来ている、それも、何かに止まりそうな感じだ。このチョウは、すばやく動くことで、もう一つ、空色の翅、一部だけど、を持つことで、子供のときから気を引いた。そのチョウが今そこにいる。
  工具を探すのはやめて、一応は、カメラを持ってくる。いないだろう、いやいた。しかし暗い。木の陰にいる。何かを感じて、このチョウが動く。そして止まる。しかし、撮ることのできる位置ではない。また動いて、私も動いて、どうにか条件が整った。
  レンズの一番明るい状態で撮れるだけ撮った。チョウは、他の方へ移動し、また止まった。



  個体は、かなり大きい。敏感に動くものはもう少し小さい。こちらは、ビデオでも撮れないだろう。”空色”に見える色の部分でもう少しいうと、スカイブルー、これは空色の言い換え、と、エメラルドグリーン、この二つの色の組み合わせ、なだらかな変化がある、で成り立っている。恐らく、そのゆっくりした動き、木陰での一休み、人間の気配に寛容である、ということを考えると、このチョウも、ずいぶんと長く厳しい自然と対峙してきたのでないか。寂しさが漂う。

冬のツバメ

2006-08-10 07:25:19 | 散策
  朝の天気、曇り。でも、晴れそう。もう少し雲よ出ていてくれ。室温27℃。
  ツバメ。スーッと、でも実際はまったく音はしないのだが、親ツバメが低い位置から飛び出してゆく。また静寂が戻り、チュチュか、ジュジュジュという鳴き声がする。雛は元気そうだ。初めて聞くこのお宅の子ツバメの鳴き声。
  すでに、電線に、子ツバメが何羽か勢ぞろいして、飛翔の練習をしている、そうゆう様子を見ている。巣立ちのときに、飛んでるのだが、もっと高級な飛び方というのがあるのだろう、そりゃそうだ。餌のとり方も覚えないといけない。より早く、より遠く、より高く飛べるようにならないと。
  ツバメはどこから来たか。南から。どこへ帰るか。南へ。日本は長いから、順に飛んでいけば、やがて渡らなければいけない、大海もなんなく飛び越えることが出来るのだろう。
  南の島か大陸で、冬のあいだツバメはどうすごしているのか、なかなか想像がつかない。子育てに、日本にやってくるというのも、何となくわかりづらい。熱すぎてもだめなのか。冬の渡り鳥だと、わかりやすいのだが。
  冬のツバメ。歌にあったような気がするが、もう少し陽気に暮らしているのだろう。