光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

ショボイけど大星雲

2006-08-08 19:29:49 | 星空・天体・宇宙
  昨夜の続きである。8月12日から13日未明にかけてピークを迎える、ペルセウス座流星群の撮影の準備段階として、久しぶりに、少し見ることが出来る星野写真を撮った。何しろ晴れてないといけない。晴れたのである。
  流星はなかなか写らないが、星野写真としてみると、あれ、こんなのが写っていた、というものがある。今回は、アンドロメダの大星雲、M31について、少し書きます。初心者だけど。
  M31は、アンドロメダ座にある星雲です。フランスの天文学者、メシエ(Charles Messier)は、彗星を探していましたが、それによく似た紛らわしい天体、だが彗星ではない、があることを知って、これらの位置などを詳しく調べ、順に並べて一覧にしました。その数、100余り。これが、メシエ・カタログといわれるものです。これが、その後、夜空に見える星団、星雲の研究のための共通の指標になりました。その後も、一部の星雲・星団は、彼のイニシャルMと番号の組み合わせで呼ばれています。
  M31は、メシエが31番とした天体です。M1は、おうし座のカニ星雲。他に、有名なオリオンの大星雲、プレアデス(すばる)も、彼のナンバが付いています。
  M31は、銀河系と同じような星の集まり、渦巻銀河の一つです。地球から、太陽からのといった方がいいかも、の距離は、200万光年。光年とは、距離の単位。光は、1秒間に約30万km進みます。1分でその60倍、1時間でさらにその60倍進みます。1日でその24倍、一年でその365倍、大体です。その200万倍の距離に、この大星雲はあると考えられています。この天体を見るということは、200万年前の天体の姿を見ている、ということで、ちょっと、ロマンの香りはしますね。200万年前には行けないけどね。
  大きさ、渦巻きの直径は、10万光年、最近はもう少し大きいというデータが発表されています。どうも、話が、大きくなりすぎました。
  どう見つけるか、どのくらいに、固定カメラで撮れるのかという話でした。
  きのうの写真も見ていただくといいのですが、アンドロメダ座の横にペガスス座というのがあって、まず、ペガススの四角形を見つけることから、M31への旅は始まります。



  写真右から、明るい星を見ます。ペガススのα星、同じく下にγ星、上にいってβ星があります。中央のα星は、同じ四角を形成しますが、これがアンドロメダ座のα星です。さらに、β星があって上にゆくとM31の文字がありますね。M31は、この矢印の交点にあります。わかりにくいな。それで、



  上記の辺りをさらに拡大しました。M31の文字とそれを示す矢印の先に、少し明るい、ぼんやりした光芒が見えますね。これが、そのアンドロメダのM31大星雲なのです。遠いところからやってきた光です。初心者でも、このくらいの写真は撮れる、まーそうゆう話です。
  雑誌や、本や、天文関係のサイトで、いくらでも立派なM31の写真を見ることが出来ます。ショボイ話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

針金ハンガの音色

2006-08-08 07:19:49 | 散策
  朝の天気、晴れ。南からの風。少し涼しい。
  衣服をクリーニングに出すと、針金製のハンガが付いてくる。多分そうだろう。これが、たまってゆき、私の部屋にもかかっている。
  これがぶら下がってる場所が問題で、すでに小さな衣服専用の収納場はいっぱい。こうゆう所に入ってるものを着ることの少ない事。
  針金ハンガはここではなく木枠のちょっとした出っ張りの上にかかってる。点で維持されている。ヤジロベエ(弥次郎兵衛)状態になっている。
  ドアの木枠にも引っかかってる。蝶番と反対の方向の木枠の上にハンガをのせる。さらに、ドアを引き寄せて、枠とドアの間が5cmくらいにして、すると必然的にハンガはその動きを制限される。さらに、このハンガを左右に揺らして見ると、枠とドアに交互に当たりながら、結構いい音を出す。まるで、風鈴じゃないか。
  2、3のハンガを調べる。少し古めの物の音がいいみたいだ。2つのハンガを、木枠とドアではさみ、これを揺らして見ると、多少固有振動数の違いがあって、なかなかいい。1つのときより、にぎやかで、若干不可解で、面白い。
  風鈴は、風が吹けばなる。ハンガを風鈴ように、風が吹けば揺れるようにできないか、このことを、ヤジロベエ状態にしたハンガの音色を確かめるべく、ちんちんやりつつ考えるが、妙案はない。