光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

お猿さんに囲まれた山

2006-07-18 19:24:48 | 想い出
  いつもの昔話である。毎日雨の話、ではどうしようもない。
  ぐるぐるとタイムトンネルをくぐる。奥多摩に行く場合、御茶ノ水駅でちょうど朝の7時くらいの電車に乗る。たぶん赤い、当時。それで立川で、青梅線に乗り換える。青梅線に乗ると、山歩きのスタイルの人が増えたと思う。軍畑、御嶽、降りてゆく人を見送る。今日は終着まで乗る。
  奥多摩駅まで電車に乗るというのもナカナカないことである。なんとなく切符を有効利用した感じ。当時、奥多摩フリー切符というのがあった。しばらくして、おしっこも済ませて、人が少なくなってから、奥多摩駅の写真など撮る。それがどっかにある、そう思う。多くの人はここより先、バスに乗ってさらに奥深く入って行く。私は、地図を開いて、目的の道を探す。
  奥多摩駅のちょうど真北にある山、本仁田(ほんにた、ほにた)山が目指す山、たぶん千メートル以上あったと思う。高さは、問題ではないが、この数字にこだわるのがおかしい。当時でも、すでに舗装された道を最初は歩いたと思う。ただ、どこから、山道になるのかを見つけるのが少し難しかった。それらしきを見つけて、あとはただ登るしかない。ある程度行くと、はっきり登山道であることは分かる。ただ、人の姿はない。上に向かってるから大丈夫だろう、そんな感じだ。
  私は、この本仁田山に、二度登った。奥多摩駅まで電車に乗れて、駅からすぐに登ることが出来る、これがよかった。そのうち、一回、”お猿さん”に出くわしたのである。1時間以上登って、しばらくすると、なにやら、忍者の気配がした、そう思った。目を凝らすと、お猿さんである。へー、ニホンザルか、2、3匹見つけてそう思う。さらに、もっといることに気付いた。ずらずら、10匹か。その周りに、さらにずらずら。はてさて、どうしたもんか、実際のところはむろん忘れているが、お猿さんは、どう思ったか知らないが、何事もなくそこを通過することが出来た。
  その後に、もっと大変な急登が待っていてどうにか頂上に着いたとき、私はたぶん、お猿さんの事を忘れている。
  不思議と、頂上には人がいた。2回登って、2回ともすでに登っておられた方がいた。
  帰りは、川乗山の方へ下る。あとは、鳩ノ巣駅に向かって下るばかりである。途中、道が怪しくなって変な坂を下ったこともあったが、最後は同じところに出た。青梅線の線路が見えたときは、さすがにほっとした。

  21世紀の今に戻る。植物の葉に小さい虫がいると、それを必ず撮っておくようにしている。実物は小さいが、PCのモニタで見ると、結構面白いとゆうか、カメラでしか分からないものがある。
  甲虫、1cmあるかないかの大きさ、触角を見て少し感激した。除雪のブルドーザを想いださせる。


じっとしている

2006-07-18 07:31:30 | 散策
  朝の天気、小雨。よく降る。室温22℃。
  それにしてもよく降るな。しかし、雨に雲に文句を言うわけにもいかない。衛星画像の時間変化を眺めていると、次から次へと新しい雲がやってくる。これじゃ、どうしようもない。これが、普通か。梅雨らしいということかもしれない。
  最近のことでもないが、この程度の雨は梅雨時としては普通なはずなのに、やけに土砂災害の発生が多かったり、道路も通行止めとなる。街の中も、水浸しになって閑古鳥が鳴いている。
  何時ごろまでだったか、もう思い出せないが、大風が吹いたり、台風が来て、各地の状況が生でTV中継される映像を、ドキドキしながら、興味津々眺めていたときがある。恐らく、自分の所は安全だと分かっていたからだろうが。それが、どちらかというと、イヤーなものなり、今は出来れば見たくはない、と思う。こちらに影響がありそうだから仕方なく見る。興味津々だったころまでが、何もなくても楽しかったという時期であった。
  ラジオで、雨の時には”勉強する”、というのを聴いた。これは、私にはあり得ない。