ぶらぶら人生

心の呟き

野葡萄かも知れない

2007-07-27 | 散歩道

 散歩道の歩道にまで蔓を延ばし、艶やかな葉をつけた植物に、淡い緑色の花が咲き、それがやがて、花と同じ淡い緑色の実に変わってゆくのを、ここ半月ばかり眺めてきた。
 なんだろうかと気になりながら。
 昨夜、植物の本をめくっているうちに、「ノブドウ(野葡萄)」かも知れないと思うようになった。どこにでもある、珍しくもない植物らしい。
 本によれば、実の色は、秋が深まるにつれて、緑→紫→青→白と変化するらしい。その移ろいを観察することも、散歩の楽しみに加えることにしよう。

 今日は、健康診断を受けることに決め、昨日予約したので、朝の散歩は中止した。血液検査のため、朝食を食べられない。散歩のあと食事が摂れないとなれば、体力を消耗しすぎることになる。というのが、散歩中止の口実である。
 食べてはいけないと思うと、いたずらに口にものを運びたくなる。
 もう少しの辛抱、と思いながら、日ごろは午後(大方は夕べ)の日課としているパソコンを朝から開き、四篇のブログを書いて、気分を紛らせた。
 お昼には外食のご馳走を…と、口卑しく食べることばかりを考えながら。

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戴き物 (バンマツリの鉢)

2007-07-27 | 身辺雑記
 ひと月前、お隣から、バンマツリ(蕃茉莉)の鉢を戴いた。
 このところ、花数が増え、日ごとの楽しみとなっている。
 「バンマツリ」の花については、草花舎の庭で知った。(ブログに掲載済み)

 お隣からは、「マツリカの鉢」としていただいたが、元来、「マツリカ」と「バンマツリ」は、違う種のようだ。花の雰囲気や、共に芳香があることなどが似ている上に、名前まで「マツリ」の部分が共通しているので、混同されやすいのだろう。
 「マツリカ」はモクセイ科。花色は白が多いようだ。
 「バンマツリ」はナス科。花色は紫青色から白色に変わる。その過程には、両者の中間色として、薄紫を呈するときもある。(写真)

 この花は夜の方がよく香るという。
 今晩あたり、鉢の傍に近づいてみよう。
 最近は、夜毎、外に出て、次第に大きくなるお月さまを眺めてから就寝することにしている。昨夜は、メロンの形に近くなっていた。傍には必ずお星さまが一つ付き従っている。
 そんな夜空を仰ぎながら、いつも小さな物語を紡いでみる。それもささやかな、哀しい楽しみである。 
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裏庭のシュウカイドウ

2007-07-27 | 身辺雑記

 数日前から、シュウカイドウ(秋海棠)が咲き始めた。(写真)
 この植物は、花も葉も、色彩に淡さがある。花は淡紅、葉は萌葱色といったらいいのだろうか。よく繁茂するにも拘らず、鬱陶しさがない。茎には真紅を潜ませ、色彩の妙がある。
 花の形、葉の形ともに、端整にまとまらないところがいい。歪の美、不均衡の美。

  病床に秋海棠を描きけり   正岡子規

 子規は、病床にあって、様々な植物を描いている。
 子規に倣って、私も、久々にスケッチでもしてみようか。
 

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小さな花 (万両)

2007-07-27 | 身辺雑記

 前庭の万両が、小さな蕾を葉隠れに沢山つけている。いつ満開になるのかと、毎朝鉢に水をやるとき、万両の前にしゃがんで、蕾の様子を眺めてきた。ここ幾日もの間、一つ二つと開花するが、満開とはいかない。
 数日前、傍のツワブキの大きな葉に、数個の微小な花が、形を崩さず丸ごと落ちているのに気づいた。一つの花が幾日咲き続けるのか、その寿命の程は分からないが、日を待てば全部が一斉に咲きそろうという夢はかなえられそうにない。
 そこで、今朝、カメラに収めた。(写真)

 小さい花ではあっても一切手抜きなどせず、小さいなりに完璧に咲き満ちている。こんな精緻な姿に出会うと、私の大雑把、アバウトさが、ちょっと恥ずかしくなる。

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何に見えるでしょう?

2007-07-26 | 散歩道
 私は合歓の花が好きなのだが、ほどよい位置から眺めるのが難しい。
 今朝、今まで見た合歓の中で、一番美しく花をつけた木を見つけた。そこで、勾配が45度はありそうな斜面を登って、その木に近付いてみた。
 が、やはり難しい。折角近づいても、その位置からの眺めが最高ともいえなかった。カメラに収めようと思えば、条件的に不満もあって、諦めた。

 ふと足元を見ると、落ちていたのが合歓の花の一片であった。風に吹かれて落花したのだろうか。
 その花を拾って、急勾配の坂道を下った。登るときより下りが怖い。足が思うように進まない。時折無謀なことをしては、後悔するのだが、なんとか無事に国道に下りることができた。

 歩道に佇んで、花をしげしげ眺め、軽やかな羽のような美しさに見とれた。白からピンクへのグラデーションもいい。自分の指が入らないように気をつけながら、カメラに収めた。指は写らなかったが、右下に足(靴)が入ってしまった。底の抜けそうなぼろ靴には見えないのが、せめてもの救い。(写真)

 この一片の花を持ち帰り、水に浮かせておいた。ピンクが次第に色あせてしまった。
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野菜の花 3 (オクラの花)

2007-07-26 | 散歩道
 昨年、町内の川掃除に出かけた日、野菜の花で一番美しいのはオクラの花だと思う、とその花を教えてくれた人があった。
 それ以来、見る機会に恵まれなかったが、今朝、その花にめぐり合えた。(写真)

 月見草(待宵草)の花に似た色彩で、確かに美しい。深窓の佳人を見る思いだ。
 これ、本当にオクラの花? と、一瞬、半信半疑の思いを抱いたが、傍に間違いなく、かなり大きなオクラがなっていた。
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野菜の花 2 (ゴーヤーの花)

2007-07-26 | 散歩道

 3メールはありそうなほど、威勢よく伸びたゴーヤーの群がりが、たくさんの花をつけていた。野菜とはいえ、この花も鮮やかな黄色で可愛らしい。(写真)
 昨年、雄花と雌花の見分け方を教わったが、見知らぬ人の畑なので、仔細に観察することはできなかった。
 一枚の写真を撮るのにも気兼ねしながら、畝づたいに畑に入り、ゴーヤーの花に対面した。

 過日のブログに書いたことの繰り返しになるが、妹宅では、窓辺の日除けにゴーヤーを植え、家人の食材としての収穫を兼ね、栽培を楽しんでいるふうであった。
 今朝見たゴーヤーは、畑のかなり広い部分に緑の簾をめぐらせ、なかなか壮観であった。出荷目的で栽培されているのかもしれない。

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野菜の花 1 (茄子の花)

2007-07-26 | 散歩道
 今朝、散歩の途次、野菜畑の傍を通って、幾つかの野菜の花を眺めた。
 まずは、茄子の花。(写真)
 形も色もいい。
 すがすがしい花だと、いつも感心して眺める。
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7月の庭 (クサギの花)

2007-07-26 | 草花舎の四季
 昨日、郵便局へ出向いたついでに草花舎へ寄ってみた。
 Yさんの不在は承知の上で、クサギの花を眺めてこよう、と。

 草花舎の裏庭に回ろうとしたら、お店の裏口が開いていて、? と思った。部屋の奥に、Yさんの背姿を見て、さらに驚いた。もう長途の旅に出かけたはずの人が、忙しそうに仕事中なのだ。
 「どうしたの?」
 と、尋ねると、
 「今晩の夜行バスで上京するの」
 とのことで、やっと事情が飲み込めた。

 Yさんは若い。バイタリティーがある。あの活力は、仕事への情熱が生み出すのだろうか。
 帰国後、開催予定の<「オーパル」OPAL展>の案内状の発送や庭の整備など、出発前の二日を休業して、開店日よりも多忙な様子だ。
 私なら、旅に出る前に、ダウンしてしまいそうな、八面六臂の活躍ぶりである。疲れが出なければいいが、と案じるほどだ。
 昨夜は、夜行バスの中で、ぐっすり眠れたかしら?

 草花舎の庭に回ってみると、クサギの花が咲き始めていた。梢の高いところに花をつけているので、手に取るようには眺められない。夏空をバックにして、なかなかおしゃれな花を咲かせていた。
 目の高さに咲くはずの蕾もあった。花の観察は、後日の楽しみにしよう。 
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夏陽にも耐えて… (ポーチュラカ)

2007-07-26 | 身辺雑記
 梅雨は明けたのだからと、昨日の朝も勇を鼓して散歩に出かけた。が、早朝なのに、暑気を全身にまとって歩いているような感じで、決してさわやかな気分ではなかった。実に蒸し暑い朝であった。
 帰宅後は体がぐったり萎えて、午前中は長椅子に横たわる始末。こんなことで、朝の散歩の効があるのかどうかと、疑問を感じてしまう。が、最近は、自分の心身の命ずることに逆らわずに生きようと、自分で決めている。無理はしまいと。
 以前は、酔生夢死を罪悪視していたが、初老となった今(十分老人?)は、身勝手を信条として楽に生きようと思うようになった。

 午前中、休養をとれば、なんとか元気が湧いてくる。
 ポストを見ると、払い込み請求書が入っていた。そこで、郵便局まで出かけてくることにしたのだ。
 過日、水洗トイレが故障し、思い切って新しいのに取り替えてもらった。その保障期限延長のための金銭払い込みをTOTOの本社から言ってきたのだ。

 (全く、どうでもいい話だが、新製品の水洗トイレは音楽つきである。いくら音楽が好きだからといって、トイレに入ってまで聞かなくても…と、人々からは、物好きを笑われ、非難を浴びた。
 もう慣れたが、初めのうちは、トイレに入ると鳴り始める曲に、自分でびっくりした。突然モーツアルトの曲が鳴り響いたりするのだから……。
 でも、トイレに音楽も、決して悪くはない。考案者は偉いとさえ思う。
 水洗トイレも、日進月歩なのだろう。私の場合は、天変地異に遭遇しない限り、生涯買い換えることはないだろうけれど。)

 郵便局の前には、花の鉢が幾つか置いてある。
 花色の異なる「ポーチュラカ」も、幾鉢かあった。
 この花の名前を覚えたのも最近のことである。近年流行の花なのだろうか、あちらこちらで目にする。
 花も暑そうである。
 「よく頑張ってるね」
 と言いつつ、鉢の前にしゃがみこむ。
 花の周囲には、必ず虫がいる。昆虫や蟻の類が……。
 動植物の健気な頑張りように感心する。が、それは暑気にまいっている私の目にそう映るだけで、草花や虫たちは、この夏の暑さを命の糧としているのかもしれない……。
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