昨日に続いて、今日も散歩に出かける。
風の穏やかな、散歩日和。
春遠からじ、と思いつつ眺める風景だが、まだまだ冬の名残りが強い。川土手の草むらは一面の枯れ色である。草色に変わるのは、いつであろう?
右手遥かに見える白い建物が、私の住む施設。
悠々自適とも思える軽やかな浮雲を眺める。
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川面に遊ぶ水鳥。
私は日ごろ、Facebookの<鳥見(鳥情報交換)グループ>の写真を拝見させてもらい、羽色の美しさや体型の多種なことに驚かされ、楽しませてもらっている。
私の鳥知識は、非常に狭く浅い。
カラス、スズメ、トビ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、キジ、フクロウ、ウ、ツル、ハクチョウ、ホトトギス(声のみ)、カモ、シラサギ、アオサギ(ここまではすらすら思い浮かんだが、手が止まってしまった。
鳥情報では、鳥図鑑を見ているかのように、いろいろな鳥を楽しませてもらえる。
望遠鏡を持参しているのだが、持ち重りするので、散歩には持ち歩かない。拡大して見確かめたいものは結構多いのだが……。
上掲の水鳥の様子も、肉眼では、細かい観察はできにくい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/7c/0d3f95e762f2b05dc241e70e4bf6fb9a.jpg)
高津大橋の見えるところまで足を延ばした。その下まで行くのは、今日も諦める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6a/2a93f7f7e12373c16a68f9db14a3a3c2.jpg)
高津大橋側から見た鴨島大橋。
川沿いの道から逸れて、初めての道を歩いてみた。
散歩の折、人に会うことは滅多にないのだが、土日には、幼児と若夫婦、その他親子の姿を見かけることが、たまにある。
今日は若い父親と幼児(女の子)に出会った。
私は、道で会う人ごと、「こんにちわ」と挨拶する。たまには、無言の若夫婦もあるが、大方の人は挨拶を返してくださる。
今日出会った若い父親からも、気持ちよく「こんにちは」の言葉が返った。
あどけない女の子は、ほぼ同時に、「アッ!」と言いつつ、地面にしゃがみ込み、すぐ立ち上がった。
「何がいたの?」と尋ねたが、恥ずかしそうにもじもじしていた。その仕草も愛らしい。
幼児にとっては、大発見!? だったのかもしれない。アリでもいたのだろうか?
幼い子どもには、この世の全てが目新しいのであろう。
ささやかな出会いを通して、少しずつ知恵づいてつくのだろうな。
若き父親も、慈愛に満ちた表情で、子どもの姿を眺めておられた。
(散歩の副産物としての頼もしい光景であった。)
今日は、妹と甥に、買い物をしてきてもらった。不足の必需品のほか、果物やお菓子、ヨーグルトやヤクルト、卵など。
3度の食事は提供されるのだが、お決まりのものしか口にできないと、次第に心が寂しがる。何か満たされぬ思いになってくる。決して、大食家ではないのだが、果物が欲しい、目先の変わったお菓子が食べたい、ゆで卵が食べたいなどと、卑しい思いがつのり、精神的にもおかしくなる。
しかし、もう大丈夫。蜜柑がある、苺がある、林檎がある、お菓子も種々あると思うだけで、なんだか不思議なほど、心にゆとりが生じるのだ。