五月最後の落日。
日々の落日は、日々似ているが同じではない。
それを眺める私の心境もまた、同じようでいて、同じではない。
19時 〜 19時03分
五月最後の落日。
日々の落日は、日々似ているが同じではない。
それを眺める私の心境もまた、同じようでいて、同じではない。
19時 〜 19時03分
今朝、妹からメールで写真が届いた。
紫陽花はまだ薄色。花の盛りは6月だろう。
帰宅可能が7月初旬なら、紫陽花の盛りにも会えないかもしれない。
額紫陽花。
地味な花で、今が盛り。
ビオウヤナギは咲き始め。これから賑やかに花数を増やすだろう。
シモツケソウも、おとなしく咲いている様子。目立たないが、小花が寄り添って咲く。
今日で5月が終わる。
コロナにふりまわされるひと月であったが、最終日の今日、久々に県内のコロナ感染者がゼロと報じられた。
このまま収束に向かうことを念じるだけである。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
今日は、朝陽・夕陽ともに見事であった。
6月の太陽は格別美しいと聞いている。
まだ5月だが、6月寸前。
とにかく朝陽も夕陽も大きく輝く。
5時過ぎの朝陽。(自室より)
同じく5時過ぎの月。(廊下の南側から)
19時過ぎのの夕陽。 (自室前の廊下より)
17時過ぎのの山並み。
前回の散歩のとき、あの背の高い植物はなんだろう? と眺め、花が咲くのかしら? と思った。
咲いていた。
ぶっきらぼうに伸びた茎の上に、紫色の球形の花が。
茎の丈は、2〜3メートル?
なんという植物だろう? Google lens で調べたが、よく分からない。おうちの人が庭先におられたら尋ねられるのに、と残念な思い。
ブローディア?
‖
マツカサアザミ?
ムギワラギク
ダリア
ニゲラ(クロタネソウ)[名前を思い出せた!]
‖
花庭を眺めていると、コロナの憂鬱も、ひととき忘れる。
蕾をたくさんつけていた。
(家のナンテンも、蕾をつけているだろうか? と思いつつ眺める。)
風に花穂をなびかせるチガヤと盛りを過ぎたオオキンケイギク。
畑のほとりを歩く。
玉葱の収穫期。玉葱が、畑の地面に並べられていた。
こんな光景を見るのははじめてである。収穫時には、いつもこんなふうに畑地に並べられるのだろうか?
畑で仕事中の女性に会って挨拶する。
「これ、西瓜ですよ」と教えてくださった。(下の写真)
西瓜の赤ちゃんである。その横に黄色い小さな花。これもうまく実るのだろうか?
南瓜の花に比べ、ずいぶん小さく、目立たない。
「昔は藁を敷いてやっていたのですよ、今は藁がわりにビニールです」と、教えてくださった。
ものを育てつのは楽しそうだが、苦労も多いのだろう。
大塚の畑地は湿気が多そうに見える。以前、田んぼだったせいだろうか?
その畑地も、今はどんどん宅地に変わりつつある。
見える範囲でも、二つのマンションが建築中であった。市内で、もっとも住宅増設が盛んな地域のようである。
「あの土地も、宅地になるようですよ」と、近くの畑を指さされた。
若い人たちがみな都会に出て、残された人の高齢化が進むにつれ、農業はすたれ、宅地となってゆくのだろう。
(余談が長くなった。)
元気のいい葱坊主。
ナスの花。
歩く時間より、佇んでいる時間の方がはるかに長い、今日の散歩であった。
窓辺から、大塚の風景を眺める。
15時。はるかな丘のあちこちに、集落が点在する。
19時、落日には少々早すぎるけれど、と思いつつ廊下に出たみた。
が、絶好の時間であった。
水平線上に厚い層をなしている雲に、ひときわ大きな夕陽が、隠れようとしている瞬間であった。入日は分厚い雲を染め、海面にも残光を留めつつ、今日という日の終焉を刻もうとしていた。
ファイザーワクチンを接種して、二日が過ぎた。
左腕の痛みは全くなくなった。朝のテレビ体操も難なくできた。
一回目の接種は、ことなく終わったと言えそうだ。
ただ、昨日から今日にかけて、不正脈(特発性)が強くなり、心臓の騒ぎが高まって、気持ちの上では、あまり快適ではない。が、気分転換が何よりと考え、散歩に出かけた。
(外出禁止中でも、散歩が許されているのは、ありがたい。)
花を眺めたり、畑仕事の女性に野菜の話を聞いたり……。(それについては別項にて)
5時25分の朝陽。
17時の河口。
写真を眺めながら、午後は大塚の海岸へハマヒルガオを見にいってみようか、と思った。
前回、海岸を歩いたとき、ハマヒルガオが咲いてはいたが、Tさんの写真のように美しい咲き方はしていなかったことを思い出しつつ。
大体に、大塚の海は豪快であり、開けっ広げである。よりどころなく茫洋としている。松林も枯死したまま佇んでいるものが多いし、植物もあるがままの姿で、やや雑な育ち方をしている。それがまた、大塚海岸の魅力かもしれない。
その点、北浜海岸や土田海岸は、小さな湾状で、こじんまりとまとまっているし、波も穏やかである。明媚さでは、大塚とは比べようもない。
かつては、散歩によく出かけたが、今の体力では、北浜、土田海岸まで歩くのは無理かもしれない。往復の<復>を考えると、自信がなくなる。
昼食膳を配膳車に返したあと、廊下に出て、海を眺めた。
見はるかす海は、異常である。海面がはっきりと二色に分かれている。濃紺と泥色と。空もまた段層のある重い雲である。
散歩は諦めた方がいいかもしれないと思っているところへ、施設の人が来られ、今日、コロナワクチン接種予定の人に、不都合が生じたので、一日繰り上げてもらえないかとの相談があった。もともと日程は私が希望したわけでもなく、施設の方が振り分けられた順番である。
体調が悪くもなく、検温結果も無事で、予定より一日早く、午後2時に接種してもらった。痛みなども全くなく……。
一回目は無事終了。
ひとりでに目が醒めたので、カーテンを開けると、5時前の空が燃えていた。
こんな空は珍しい。
山際が、曙光で赤らむことはあるけれど。
しかし、赤色に染まった空は一瞬にして消え、山際がひととき赤らむ気配もなく、薄雲の広がる平凡な空となった。
薄曇りの朝、5時の空。
今日は、<スーパームーンの皆既月食>が見られるはずの日であった。
空模様が、一日中気になり、しばしば空を見上げた。
が、昼間も、青空はのぞかなかった。
夕方になっても、空は晴れない。
山裾にまで靄が漂い、いよいよのぞみが絶たれた。
それでも、カーテンを開けたまま、一瞬の僥倖を待ち続けたが、可能性はゼロ。
やがて9時。そろそろカーテンを諦めよう。
下の写真は、部屋の灯りを消して撮った写真。
似非(えせ・似て非なる)お月さま。
私の遊び。
朝から、陽射しが乏しい。
ランタナが咲き始めたな、と眺めていると、蝶(ヒメアカタテハ?)が一羽、花を移動しながら蜜を吸っていた。
コメツブツメクサ(Google lensで調べた結果。)
花の<小ささ>を<米粒>で表したのであろう。確かに小さな花。
タチアオイ
ワスレグサ ?
大サボテンの庭まで行ってみた。
花の咲く気配はないけれど、全体に緑が蘇りつつある。
今年のような厳寒が訪れなければ 、また花が咲くだろう。
大サボテンの傍に咲くカシワバアジサイ。
散歩道で見たアジサイ2種。
マテバシイの花。
毎年、気になる植物。
花の部分を拡大し、Google lensで調べたところ、ヘラオオバコ(外来種)の名前が出た。そうかもしれない。
白鳥は、同じ場所で遊んでいるようだ。
施設近くまで帰って川下をふり返ると、白鳥と遊びつつ、餌を与えているらしい人の姿があった。