ぶらぶら人生

心の呟き

野の花を眺めながら

2024-10-24 | 散歩道


 桜並木の小径は、今、セイタカアワダチソウの花でいっぱい(下掲の写真)。しかし、それは見て見ぬふりで歩く。
 セイタカアワダチソウは、戦後、かなり経ってから、突如増え始め、その当時から好きになれなかった植物である。
 今でも、日本の秋にふさわしい花とは思えない。<ススキの風情>を壊してしまう気がしている。

 今、際立って目を引く野の花は、イヌタデ(アカノマンマ)である。
 前回の散歩の折よりも、いっそう存在感が際立つようになっていた。

 

    



 住宅街を歩き始めて、道の辺に咲いていた花。
 Google lens で調べると、マルバアサガオとあった。

    


          ↓

    



 畑の片隅に咲いていたセンニチコウ。


    




 散歩の途次、摘んできた花々。
 猪小屋のある道端には、ツルバキア(花瓶・手前の花)が、たくさん咲いていた。


    


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アケビを探しに

2024-10-20 | 散歩道



 アケビがそろそろ色づき始めているかもしれないと、Kさんと桜並木の小径を歩いた。
 この辺り、と足を止めて梢を見上げたが、あるべきところに、アケビの実を見つけることができなかった。
 以前撮った写真で、位置を確認してみたが、それでも見つからなかった。
 不思議なことがあるものだ。
 また日を改めて確かめることにする。


    




    オレガノ(ハナハッカ)?

    


     

 コブシの実の、その後を確かめるため、大サボテンのある庭に行ってみた。
 ここでも、不思議な気分になった。
 コブシの実が姿を消していたのである。

 大サボテンは、実をたくさんつけていた。
 花の時期には、あいにく外出禁止中で、楽しむことができなかった。

    


         ↓

    



  シロガネヨシ(パンパスグラス)

    



     ライラック ?

    



 帰途、フウセンカズラ(花と実)に気づいた。

    




 道の辺に咲いていたムラサキゴテンとハゼランを摘んできて、瓶に挿す。
 ハゼランは、午後の3時過ぎから開くので、サンジソウとの呼び名もある。
 両者、ピンク色の花がかわいい。

     


    
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小雨のなかを歩く

2024-10-07 | 散歩道



 スマホの歩数計を見ると、<1686>と出ている。歩いたとは言えない歩数であるが、3時すぎ、傘を持って階下に降りた。

 小雨が降っている。
 トベラの実を見てこようと、河口の道を海辺に向かった。
 水平線も高島も見えないほど、暗い空が、風景を閉ざしている。


 トベラは健在であった。まだ弾ける気配はなく、若緑色の実が初々しい。 


    




 海辺には出ずに、施設の周辺を一周して帰った。

 施設近くの家の庭に、ピンク色のコスモスが揺れていた。そこだけが明るんだ風景である。

    



 川向こうの山々も雲の中に姿を消し、今日は、全体が灰色の風景である。釣り人の姿さえも。

    



 桜並木の小径の入り口に、ツユクサがたくさん咲いていた。が、雨のために、皆うなだれていた。


    




 時期を違えて咲いた曼珠沙華が、まだ咲き残っている。


    




 センニチコウ(千日紅)が、畑の隅に咲いていた。


    



    アカジソ(赤紫蘇)の花も。


    


         ↓

    


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10月を迎える

2024-10-01 | 散歩道



    


 大サボテンのある庭に咲いていたシュウメイギク(秋明菊)。

 今年は9に入っても猛暑がおさまらず、息苦しいような長い夏であった。が、昨日今日と、2日続けて夕方の散歩に出かけたが、少しばかり暑さがおさまっている感じだった。

 久しぶりに桜並木の小径を歩くと、イヌタデ(アカマンマ)の花が、咲き満ちていた。野にも秋らしさが漂い始めている。


    


 これ(下掲の花)は、ダンギク だと、Tさんに教えていただいた。
        

   



 猪小屋(Tさんの話によると、猪はいなくなっているとのこと。暑さにまいったのだろうか?)の近くに、一本のコブシがある。
 その木を見上げて、コブシの実を眺め、その形が不定形で、なんとなく不恰好であることは知ってた。  
 大サボテンのある庭にも、コブシの木があることを思い出し、行ってみることにした。
 やはりここのコブシも、その実の形はごつごつしていて、不定形だし、美しいとは言えない。


    


 
 久しぶりに見る大サボテンは、たくさんの実をつけていた。(花を眺められなかったのは残念である。)
 高所には西陽が当たっているが、早くも、地面は黄昏色になっている。

 夕食の時間に間に合うよう、速歩で帰途につく。
 

    



 庭の片隅には、甕に入ったホエイアオイの花もあった。

    





 下掲の写真は、土田のTさんから、LINEメールで送っていただいたものである。

 今日、散歩コースに桜並木の小径を選んだのは、そこにある<アケビ>の様子を見てくることであったのだが、一緒に歩いたTさんも私も、あるはずのアケビを見つけることができなかった。そのうち、色づいたらひとりでに目に入るだろうと、今日は諦めた。上空を見上げ続ける姿勢は、首にこたえる。


       アケビ

    



  ノアサガオ ?
  花期の長い花。

    




 マンジュシャゲは、いずこの花も、茎が細く、花もひ弱である。
 彼岸のころも猛暑が続き、曼珠沙華も、被害者となったらしい。

 送ってくださったマンジュシャゲは、土田の土手に咲いた花であろう。

     
   



 [追記 今朝は5時になる前に、部屋の扉をノックされて起き出した。
 少々不気味であった。
 私は鍵をあけずに、「どなたでしょうか」と尋ねた。「◯◯です」と女性の聞き慣れた声だったので、安心してドアを開けた。

 施設の廊下は、季節を問わず、6時に灯りが点灯される。少しずつ夜明けが遅くなり、夜灯は点いているものの、5時の廊下はまだ仄暗く、出歩く人は一人もなかった。
 
 「部屋に人が入ってきて……」
 と、不可思議なことを言われる。さらに、
 「部屋に来てみて」と。
 Iさんの部屋へ、夜着のまま、連れ立って行ってみる。

 「人が窓から入ったのか、廊下から入ったのか分からない」と言われる。さらにひとりではなかったようなことも言われる。
 いずれにしても、あり得ない話である。

 確かに、カーテンタッセルが一つ床に落ちていたり、机の上に置かれた薬箱の向きが乱れていたり、言われてみれば、多少の変化はあるけれど、荒らされたという感じでは全くない。
 夢でもみて、ひとりで格闘のような異常行動をされたのだろうか?
 押し車に頼らなくては移動困難な人でも、時には、無意識に身体が反応することもあるのかどうか?
 私には、よく分からない。

 Iさんは、何時に起きられたのか、すでに厚手のブラウスとズボンに着替えておられる。が、私はまだパジャマのまま。

 急に、「お茶汲みに行ってくる」と言われる。私が汲んできましょう、と言ったが、大丈夫、自分でいけると、と言って、車椅子を押して出てゆかれた。
 「ごめんなさい」も、「迷惑をかけて」の一言もなかった。

 日ごろは、100歳とは思えないほど、しっかりしていらっしゃるのだが、時に、頭の混乱が起こったりすることもあるのだろうか? 
 人ごとではない出来事であった。

 数年前にも、毎夜、幻覚の追い払い役を私が勤めたことがある。その人はかなり病的であったし、間も無く、施設を出てゆかれた。
 この度は、病的というより、100歳という高齢からくる一時的な異常現象のような気がする。

 それにしても、異常者の引き受け役が、いつも私であるのは、如何なる因縁であろう?]

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久々の散歩

2024-09-30 | 散歩道




 暑さの続いた9月が、今日で終わる。
 
 夕方、5時から散歩に出かけた。
 夕食膳が、部屋に運ばれる5時45分には帰ってくる予定で。

 空気が思いなのほか涼しいのに驚いた。
 4000歩ばかりの散歩。
 しばらく歩かなかったせいと加齢のせいもあるのだろう、一緒に歩いた若いTさんに比べ、足の運びが悪いのを感じる。
 
 以下、出会いの秋の花。

   マンジュシャゲ(曼珠沙華)

    



          クズ(葛)の花

    



     ワスレグサの花

     




    カラタネオガタマの花

    (昨年、初めて知った花)

     



      
    アオツヅラフジ(?)の実

    




 玄関前に帰り着くと、川向こうに陽が沈むところであった。
 川沿いの道を自転車で行く人、急ぎ足で歩む人の姿があった。詩情を感じる風景であったが、その眺めを遮る不用物もあって、うまく撮影できなかった。

    



 4階の部屋につき、廊下から落日を眺めた。
 海上はるかな島の右肩に、9月最後の陽が沈むところであった。


    




 付記

 今朝、自室のカーテンを開けると、見上げた空に、下弦の月があった。

    
   
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秋の昆虫に出逢う

2024-08-10 | 散歩道


 猛暑続きのなか、心弾まぬ日々がすぎてゆく。外出禁止中なので、家へ帰って気分転換をはかることまもかなわず。
 自分で自分を楽しませるしか方法はないのだが、そんな努力も面倒になってきた。
 一瞬、心を和ませてくれたのは、夜明けの光景。

    5時30分 日の出の気配

  



     5時39分 日の出

     



 早朝の窓(廊下)に、薄緑色の虫が止まっている。地面から4階の窓まで飛んでくるとは!
 キリギリスであろうか? (あるいはバッタ?)

 [追記 イナゴのようにも見える、とRemさんからコメントをいただきました。そういえば、イナゴにも似ているな……?]

 秋だなと、と思いつつ眺める。

     


 4階に暮らしていては、初秋の夜の風情とも、無縁である。
 スズムシなども、鳴いているのであろう。
 京都の鈴虫寺(妙徳寺)で、鈴虫の声を聞きながら、説教を聞いた日を思い出す。話の内容は、全く覚えていないけれど。
 友達に鈴虫をもらって一夏楽しんだこともある。しかし、鈴虫の末路は哀れで、再び飼いたいとは思わなかった。
 家の周囲も、コンクリートが多くなって、草むらにすだく虫の声を聞くことが少なくなった。
 それでも、外出禁止が解かれたら、早速帰宅して自然のなかに身を置いてみたい。


     19時 落日の景

    



     真正面の高山や小島

    

      
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桜並木からスタートして

2024-07-04 | 散歩道




 Tさんと散歩に出かけた。
 桜並木の小径から歩き始めて、イノシシ小屋の方を回って帰った。

 アケビの実を確認し、カラスウリの花が咲き始めたのに気づいて安堵しながら。

    




    




    



 施設に入って間もなくから、大サボテンのある庭には関心をもってきた。
 今日も、その庭先に近づくと、家の主がおられ、挨拶する。
 裏庭には、もっと大きなサボテンがあると教えてくださった。もう花は終わってしまったけれど……、と。

 初めて、裏庭を見せていただいた。
 表のサボテンほど形は整っていないけれど、確かに大きい。
 

    



         ↓

    



 裏庭は、畑につながっている。
 裏庭には、裏側にふさわしい花が咲いていた。

    



 イチゴノキのある場所へも、行ってみた。
 花らしいもの、実らしいものも、ついていたが、まだ数が少ない。
 この木が賑わうのは、これかららしい。

    


         ↓

    


         ↓

    



 下掲の木の名前は知っているはずなのに、今、その名が思い出せない。(老女の頭は、実に気まぐれである。)

    




    今夕の落日と夕焼け。

    




    



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カラスウリの花を確かめに

2024-06-30 | 散歩道



 風が強く、雨も時折落ちている。
 が、昨日見つけたアケビの実やカラスウリの花を確かめたくて、夕方、Tさんと出かけた。

 アケビは、昨日の位置にあった。
 Tさんの目には、異なる場所に、さらに二つの実が見えるようだが、私は見つけることができなかった。視力の問題ではなく、見つけることが下手で、形を掴む能力に欠けているらしい。


   カラスウリの花

     


   
   カラスウリの蕾

    



   カラスウリの葉

    



 この花はフジウツギ、とTさんに教えていただいた。

    



 施設と建物と、道路の境目に咲いたハゼラン。

     




 今日、義弟の7回忌の法要が行われた。が、私は、お供えだけ送って、お参りはしなかった。
 法要のあと、熊本とアメリカへ帰る姪と甥の家族が、施設に立ち寄ってくれ、施設前の広場で、須臾の語らいを楽しむことができた。
 「ではまた」と言いつつ、果たして「また」があるのだろうかと、心が呟く。

 今日で、6月が終わる。
 2024年の半分が過ぎ去った。
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桜並木の小径を歩く

2024-06-29 | 散歩道
 


 4時前、Tさんから、「散歩に出かけませんか」と電話があった。
 天気予報を確かめると、4時から雨になるとある。空模様をうかがうと、激しい雨になりそうな気配ではない。が、傘は持って出かけることにした。、


 昨日、アケビの写真をLINEメールで送ってもらったので、桜並木の小径を歩いてみることにした。昨年、熟したアケビを見つけた場所にも、青いアケビがぶら下がっているかもしれないと思いつつ。
 桜並木の木々の葉は、今、威勢よく生い茂っている。その緑色の中に、同色のアケビを見つけるのは大変なことかもしれないと思ったが、なんとか一つ見つけることができた。

     



 おまけに、カラスウリの花に出会うこともできた。

     



 小径の先まで足を延ばしたところ、クチナシの花にも出会った。

     



 また、別の路地には、センニンサボテンの花が、一つ咲き残っていた。

     



 今日は、短時間ながら、収穫の多い散歩であった。

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ハゼランほか

2024-06-26 | 散歩道


  
 雨の日が続けば歩けなくなるだろうと、4時半から散歩に出かけた。
 以下、今日出会った花々。


 昨年の夏、初めて気づいた小さな花、ハゼランが咲き始めていた。三時草の呼び名もあり、午後3時ごろから開花するらしい。
 一年が巡って、また会うことができた。


    




      ヒオウギスイセン (ドクダミの花も)


    




             アガパンサス


    




          ハマナデシコ ?


    




       セイヨウニンジンボク


    




             ストケシア


    




    コブシの木に、実ができていた。
    初めて眺める光景。
    ごつごつとして不揃いな形をしている。お世辞にも、美形とは言えない。


    


            ↓


    


      
       左側の木 トネリコ


     


               
                 ↓


     


  

        アメリカナデシコ ?


     


    
     ハナズオウの実(豆に似ている)
 

     
   




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