ぶらぶら人生

心の呟き

7月の庭 (ヒメヒオウギズイセン)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 この時期、野のいたるところに咲いている朱色の花、「ヒメヒオウギズイセン(姫緋扇水仙)」が、草花舎の庭のあちこちにも咲いて、夏の風情を醸していた。(写真 2日)
 この花は文句なく、濃い緑によく映え、夏野の雰囲気に調和する植物である。
 特に、草花舎の、緑の濃くなった草木の間を歩いていると、目に鮮やかな朱色が、何の違和感もなく、心を和ませてくれた。

 この花については、すでに、「7月1日の風景 7」でも取り上げた。そのときは、正式名を知らず、稿を起こし、調べていくうちに、「ヒメヒオウギズイセン」と分かったのだった。
 草花舎の蔵書、「花おりおり」を見ていたら、「モントブレッチア」という名で出ていた。勿論、前記の和名も載っていた。

 先刻、「モントブレッチア」で検索したところ、多数のブログが出ていた。が、その項の最初に、<「モントブレチア」ではありませんか?>との付記もあった。
 そこで、後者で検索すると、そちらが正しい言い方であるかのごとく、さらに多くの記事があった。
 促音「ッ」を入れるか入れないかの違いは、外来語を如何に発音するかの違いだろう。大した問題ではないが、その名を初めて知る者にとっては、少々煩わしいことではある。
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7月の庭 (カンナ)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 草花舎の庭に咲いたカンナ。(写真 2日)
 カンナの種類は多いらしい。
 このカンナは、花びらがやや細っそりしている。同種のなかでは、おとなしい感じの部類である。
 それでも、花弁の鮮やかな赤は、緑の濃い庭のなかで、夏の花らしい存在感を示している。
 
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7月の庭 (キャットニップ)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 草花舎の庭に咲いた植物のひとつ。葉や花のいずれも、なんとなく淡い感じの、この植物は、「キャットニップ」というのだそうだ。(写真 2日)
 和名、「犬ハッカ」。ミントの仲間で、猫の好むハーブだとか。

 それぞれの植物が、自ら、鮮明な個性を持ち、他にまぎれることなく存在する姿に、いつも感心する。
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7月の庭 (ギボウシ)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 草花舎の庭のあちこちに、ギボウシが長い茎を伸ばし、その枝先に薄紫の花を整列させている。ギボウシは、あまり茎が伸びすぎるので、ひとりでに斜めに傾ぎ、倒れたような格好になりがちである。
 草花舎の庭の中央にある、柿の古木の幹を頼り、すがるように咲いているギボウシがあった。(写真 2日)

 この花も、昨日の雨で、敢え無く倒れているだろう。
 わが家の玄関先のギボウシは? と、カーテンの隙間から覗いてみると、好き勝手な方向を向いて、茎が倒れている。前にも書いたが、玄関先には不似合いな植物である。
 その点、草花舎の広い庭にあっては、自由自在な伸び方ができるので、全く問題にならない。植物にも、場を得させることが大切だ。
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7月の庭 (ギボウシ 斑入りの葉)

2007-07-05 | 草花舎の四季

 草花舎の庭のギボウシ。葉が斑入りである。
 この種は、花茎が短めだし、葉も小さめなので、比較的まとまりよく咲いている。(写真 2日)
 花の一つ一つを見れば、しとやかで味のある花なのだが、全体の姿はだらしなくなりがちで、少々やっかいである。
 ひとたび風雨に遭うと、たちまち哀れな姿になる。
 

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7月の庭 (コリウス)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 「コリウス」は、観葉植物らしい。
 葉の美しさで、人目を惹く植物のひとつ。
 草花舎の庭に咲いていたと、つい書きたくなるような、葉の装飾的な美しさ。(写真 2日)
 花屋の店先に置かれたものも、ネットで見たものも、「コリウス」という植物は、様々な文様と色彩を身にまとって、楽しんでいるように見える。
 シソ科の植物とのこと。そのうち、シソに似た花をつけるのだろう。だが、<私の美の所以は、あくまでも葉にあるのよ>と、コリウスは言うだろう。
 その葉の自在な美しさから、「錦ジソ」「金襴ジソ」等の別名さえ、もらっているようだ。
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7月の庭 (フクシャ)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 「フクシャ」と呼ばれる花が、草花舎の庭に咲いていた。(写真 2日)
 風鈴を吊り下げたような姿で、垂れ下がり、うつむいて咲いていた。

 この花をフクシャと知って眺めるのは二度目である。幾日か前、近くの知人宅でも、同色の花を見た。
 ネットで調べてみると、花色はいろいろあるようだ。フクシャに凝って様々な花を育て、それを紹介しているブログもあった。その写真を眺めながら、色彩の配合が美しく、可愛くて、おしゃれな花だと思った。

 「淑女の耳飾り」という別名のあることを知り、うんうんと頷いて、納得した。もっと若ければ、こんな耳飾りをつけ、浮かれ気分で街を闊歩してみたい、そんな叶わぬことも思ってみた……。青春は、遠くに去ってしまった。今は、老いの悲哀あるのみ。
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7月の庭 (セイヨウフウチョウソウ)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 線香花火の如く、はかなげでありながら華やぎのある花が、草花舎の庭に咲いていた。(写真 2日)
 Yさんに名前を教えてもらった。
 「セイヨウフウチョウソウ」というのだそうだ。漢字を当てれば、花の風情と一致する。すなわち、「西洋風蝶草」。花の特色が、<風蝶>という言葉で表されている。詩的表現で、いい名前をもらったものだと思う。
 英名は、「スパイダーフラワー」。咲き方の特徴を、蜘蛛に見立てて名づけられたようだ。蜘蛛よりは、風に舞う蝶の方が、趣の点でいいように思うが、いずれにしても、命名者の、勘の働きのよさに感心する。

 正式名は、「クレオメ」というらしい。「セイヨウフウチョウソウ」は、別名である。
 花弁が赤から白に変わるところから、「酔蝶花」とも呼ばれるという。
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7月の庭 (アサガオ系の花)

2007-07-05 | 草花舎の四季
 アサガオに先立って、朝顔ならぬ、アサガオ系の花が、一斉に咲き始めた。
 昨秋、散歩を始めた当初は、この花を見て、朝顔とばかり思っていた。ずいぶん威勢のいい、衰えを知らぬ朝顔であると。
 かなり日を経て、朝顔ではないと分かった。球根から生ずる植物であると。
 軽く見ると、朝顔によく似ている。しかし、よく見れば、朝咲いて、日中には萎れるはかなさが、この花にはない。葉の勢いも、全く異なる。
 散歩道には、小さな丘に這い上がり、木に巻きついて、見上げる高さに咲いているところもある。

 なんという名前の植物だろう?
 人に尋ねたり、本を調べたりしたが、名前が分からない。
 仮に、「アサガオモドキ」としておこうか。「似非アサガオ」というのでもいい。
 名前が分からないと、なんとなく中途半端な付き合いしかできない気がする。

 この花は、草花舎の入り口近くにも、勢いよく咲いている。(写真 2日)
 四月末から5月にかけて、清楚な白い花、ナニワイバラの咲き満ちていたあたりに。
 ナニワイバラのような、格別風情のある花ではないが、少々の暑さなどものともせず、息長く、初秋まで次々と咲き続ける、こういう花もあってもいい。それに、花色はさわやかであるし……。
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