二夜連続晴れて、いい月に遇う。
ただ眺めているだけで、心和むひと時である。
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3月22日(14夜) 前庭より
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3月23日(15夜) 裏庭より
『付記』 地名「じょうぐら」について。
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城ヶ浦(3月8日撮影)
3月8日のブログ「散歩 4(昔の通学路を歩く)」で、地名「じょうぐら」について書いた。
幼い日に聞き覚えた地名「じょうぐら」の由来について、考えてみることもなかった。
今になって、地名の意味・由来が、気になり始めたのだ。
そして、私なりに、語源を想像して類推を試みてはみたが、納得できるものではなかった。
今夕、ふと思いついて、旧知のYさんに電話して、尋ねてみた。
Yさんは、この地方の史誌を書き遺されたK・Y氏の子息である。
即答を得ることができた。
結論から述べると、正しい地名は、「城ヶ浦」(じょうがうら)であった。
遠い昔、小さな城が実在したという。
(写真の、別荘?のある辺りに、在ったのだろうか。)
<城のある浦>だから<城ヶ浦(じょうがうら)>と呼ばれたのだ。
私の住む地区では、その「じょうがうら」が、「じょうぐら」へと訛ってしまったらしい。
Yさんは、昔も今も<城ヶ浦>と呼んでいる、とのことだった。
「あなたの、昔の通学路は、明治になってできたもので、城のあった当時にはなかったものですよ」
と、教えてくださった。
時代とともに、風景は変わるものなのだ。
(現在の「城ヶ浦」も、私が日々、ただただ怖れを抱いて歩いた当時とは、全く趣を異にしている。)
一方、言葉にも変遷はあるけれど、固有名詞は、そのまま受け継がれる場合が多いのだろう。
私は、地名の由来に納得しながら、遠い遠い昔の「城ヶ浦」の景を脳裏に思い描いた。