ぶらぶら人生

心の呟き

1月 終わりの日

2023-01-31 | 身辺雑記
 烏兎匆匆!
 2023年の1月が、あっという間に過ぎていった。
 何事もなかったかのように、一日一日は過ぎていったが、折には、深まる老いが、顔をのぞかせる日々でもあった。
 生きるということは、移ろうことだ、と思わせられる。ただ、老いの移ろいには、下降の侘しさがある。

 それでも、美しいものに出会えば、心はひと時和む。
 今日は、急に暖かくなり、晴れやかな天気となったので、久々に明るい空を見上げた。

 活動的な一日でもあった。寒冷のために、外出を控え、日延べしていた諸用を一度に済ませた。津田医院や美容院行ったり、買い物をしたり、多忙な一日となった。

 その間、幾度も、空を見上げた。

 津田医院での診察を終え、タクシーを待ちながら、眺めた空。

    



 美容院(マジック)から、イオンへ向かう途中で見上げた空。

    



 夜、前庭で眺めた夜空。
 その空にはお月さま(月齢9)。
 おまけに満天の、神秘的な星空であった。
 オリオン星座を眺めるのも、幾年ぶりかであった。

    



 そのほか美しいと眺めたもの。

   津田薬局横のツバキ。


  


 妹とジャルダンで昼食。
 下掲の写真は前菜。

     




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末路の侘しさ

2023-01-30 | 身辺雑記

 遠藤豊吉 編・著
 
 日本の詩 『いきる』


   



 10巻シリーズの3冊目を読む。
 著名な詩15篇と、遠藤豊吉のエッセイ15篇からなる。
 遠藤豊吉は二本松の出身である。
 二本松といえば、高村光太郎の妻・智恵子の生まれ故郷でもある。『智恵子抄』に出ている安達太良山のある二本松。
 一度旅の途中で、立ち寄ったことがある。
 その二本松が、エッセイの中に、如実に描いてあるわけではないのだが、空気感として漂っている。

 
 今日は一本の電話から、人生の末路の侘しさ、哀しさに、うち沈んだ。

 30代の昔、「末路」と題した小品を書いたことを思い出す。
 作品の細部は思い出せないが、当時、考えた<人生の末路>の描き方は、観念的なものであったに違いない。
 


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久々の日差し

2023-01-29 | 身辺雑記

 比較的温暖な当地にも、0℃とか、一1℃とかの日々が続いた。
 ところが、今日は久々に4℃まで、気温が上がった。
 老いの身体が、急に生き返った感じである。
 洋間に行って、プリンターで、数独用の用紙をたくさんコピーしたり、久々に庭にも降り立った。

 風は冷たいが、青空が少しのぞいている。濃灰色の雲の塊が、東に向かって流れていた。

 蕾をたくさんつけたツバキの下で、どの蕾が一番に開花するのだろうかと、観察したり……。



   




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日本の詩 『あなたへ』

2023-01-28 | 身辺雑記
 遠藤豊吉 編・著

 日本の詩=2 『あなたへ』



    


 
 
 ソファに座り続けているのはよくないと、ときには立ち上がって、詩を音読する。

 みんないい詩だが、巻頭の吉野弘の「夕焼け」が、特に気に入った。

 (書棚に詩集はかなりあるのに、吉野弘の詩集がないのは残念。)

 この詩集は、多くの詩人が、恋人であったり子どもたちであったり、さまざまなあなたへ語りかけた詩である。

 私にも、語りかけたい<あなた>が、たくさんある。あの人この人、もう語ることのできなくなった多くの人のことを思い出したりしながら、詩集を読む。

 会者定離の哀しみに浸りながら。


   
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詩集『あい』

2023-01-27 | 身辺雑記
    遠藤豊吉 編・著
 
    日本の詩 あい


   



 編・著者の遠藤豊吉(1924〜1997)については、作文教育に熱心な人として、知っていた。
  <日本の詩>は、10冊にまとめられている。
 <その1>が「あい」である。
 1977年に刊行されているから、その当時求めて読んだ本であり、今回は再読である。

 (寒冷の日々のせいか、老いのせいか、ぎっしり活字の並んだ本を読む気にならない。そこで、書棚から取り出してきたのが、上掲の本である。)

 今日手にしたのは、10冊からなる『日本の詩』の、(その1)<あい(愛)>の詩集である。
 愛の詩といえば、私自身が真っ先に思い出すのは、高村光太郎の「レモン哀歌」である。それが、巻頭に選ばれていて嬉しい。
 その他では、よく知る中原中也の「汚れっちまた悲しみに……」があり、その他、新川和枝・千家元麿・谷川俊太郎・黒田三郎・草野心平・など、知悉の詩人が多かった。が、小川和佑、矢川澄子、荻原恵子など、馴染みのない詩人との出会いもあった。
 
 今は、十分な暇もあり、いつのまにか徹底した<調べ魔>になった。
 あるものはネットで調べ、あるものは電子辞書で調べる。一日のうちに辞書や機器を利用して、調べごとをする回数はものすごい。
 若いときであったら、大変な知識が脳を満たしたであろう。が、今は残念ながら、受け皿が弱っているので、調べても調べても、定着度は弱いのだが……。それでも、調べること自体を楽しんでいる。
 今日も、上掲の詩人たちの生没年を調べて、本に書き込んだり……。

 この本のさらなる楽しさは、詩の紹介の後に、遠藤豊吉自身の体験から紡がれたエッセイの添えられていることである。
 体験談の時代背景にあるのは、戦前、戦中、戦後である。人間は誰も、生きた時代と無縁には生きられない。私も、少し遅れて同じ時代を生きてきたので、エッセイに描かれた世界に、いっそう親近感を覚えた。


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『アポロンの島』

2023-01-25 | 身辺雑記
 過日、立原正秋・小川国夫の書簡集『冬の二人』を読んだとき、立原正秋の方は、エッセイも小説も、数多く愛読したのに、小川国夫には、ご縁がなかったなあ、と思った。
 私の書棚にも、その作品はないと思い込んでいた。
 昔、求めた文庫本は、単行本に比べ古び方もひどく、読んでみようと意欲を掻き立てられることが少ない。

 ところが、過日、書棚を見るともなく眺めていたとき、小川国夫の一冊を見つけた。本棚にあるということは、読もうと思って求めながら、読んではいなかったということらしい。

 その、角川文庫『アポロンの島』を手に取ってみると、昭和46年の刊となっている。
 昭和46年ごろといえば、私にとって一番多忙な時期であった。読むつもりで求めながら、読むチャンスを逸したのであろう。そして、小川国夫は、私にとって無縁の作家だったと、思い込んでいたようだ。

 カバーは、池田満寿夫である。突如、昭和40年代に引き戻された思いである。


   



 今日は寒冷がひどく、戸外に出ることもできないので、居間のソファーに座り込んで、その『アポロンの島』を読んだ。

 非常に穏やかな文体で、虚飾のない小説であった。
 勝手に想像していたものとは、全く異なる印象の作品で、さらさらと読むことができた。文体だけでなく、その内容も、薄味の小説といった印象を受けた。

 (ただ、文庫本の活字の小ささは、老いの目には負担が大きすぎる。)

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寒気居座る

2023-01-25 | 身辺雑記

 昨夜のうちに雪の量が増していた。しかし、海辺に近い当地では、うんざりするほどの雪は降らない。
 私は、雪は好きだが、寒いのは苦手である。今日も、気温が上がらなかった。最高が0℃で、今は−1℃になっている。 
 エアコンをつけたうえに、電気ストーブをつけているのだが、完璧な暖かさとは言えない。老いのせいもあるのだろう。



 今朝の雪景色。

    




    




    



 午後、隣家の屋根からずり落ちかけて止まっている雪。

    



 裏庭のツバキの葉に残る雪。

    




 全国的に寒波の被害が続出。私のように、居間に籠りっきりで過ごすわけにはいかない人々が普通であるから、世の人々、大変である。



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予報どおりの雪

2023-01-24 | 身辺雑記
 10年に一度の大雪になるとの予報である。
 が、今朝はまだ穏やかで、資源ごみ(ダンボール・新聞紙・ビン類など)を出すこともできた。
 積雪ばかりでなく、気温も下がるというので、戸外の水道管にタオルを巻きつけたりもした。

 午後、スマホで、当地の天候を確認したところ、現在の気温が−5℃とある。昼間から零下になるのは珍しいことである。
 外の風景を窓越しに眺めると、地面が雪で白くなっていた。


    




    




    



 日暮れて、もう一度、裏口を開けてみると、雪の量がかなり増えていた。
 明朝は、どんな風景になっているのだろう?!
 当地は雪量の少ないところだが、今回は予報どおり、例外的であるらしい。


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蘇生力

2023-01-23 | 身辺雑記
 昨日の体調不良が完全には回復しきれない感じの一日であった。
 今日は、比較的穏やかな天気であったが、散歩に出かける気にはなれなかった。
 全国的に、明日から、この冬一番の寒さとなるらしい。市からも、注意喚起のメールが届いている。

 午後、一度庭に出た。
 かつてあった斑入りのアオキが蝕まれたので、昨年であったか一昨年であったか、刈り取って処理した。
 そのあとに、新たなアオキの葉が伸び始めている。
 植物の蘇生力の強さに感心する。

 (中央下の葉は、マンリョウ。)


    


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卒寿となる

2023-01-22 | 身辺雑記
 今日は誕生日。卒寿となった。
 お祝いの花をいただいたり、金一封のお祝いを妹や甥姪からいただいたり、当地在住の妹一家が、食事会を開いてくれたり、恵まれた傘寿婆さんとなった。


     




 妹一家との昼食は、
 レストラン『BONNEMAMAN NOBU』で。

 同席のJ子さんから、ラインメールで、下掲の写真をいただいた。(食後のコーヒーとケーキ)

 
    



 レストランの窓から見た今日の日本海と高島。
 昨日の散歩で眺めた海に比べ、凪いで穏やかである。


    



 余生は牛歩で、ゆったりと、日々を味わいたいと思っている。


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