長尾和宏 著
『病気の9割は 歩くだけで 治る!』
歩くことが、健康上、いかに有用であるかについて、書かれた本である。
そう言われれば、そうかもしれない、と思いつつ読んだ。
私は、70歳から歩くことが多くなった。しかし、それは、健康を考えてのことではなかった。
70歳でパソコンの使い方を習い、71歳からブログ「ぶらぶら人生」を書き始めた。そのカテゴリーの一つに、<散歩道>を設けたことが、歩くきっかけであった。
天候に恵まれた日には、戸外を散歩し、四季の移ろいや自然観察などを楽しんだ。
結果的には、それが、私の健康維持のために、プラスをもたらしてくれたのかもしれない。本を読みつつそう思った。
今日は、人生90回目の大晦日である。
例年のしきたりに従って掃除などはしたが、うまく仕事が捗らなかった。幾度も椅子に腰かけて休憩したり、楽な読書に時間を費やしたりした。
心のどこかに、作業を厭う気持ちがあった。単刀直入に言えば、老いの深まりを自覚した大晦日であった。
あと、わずかで新しい年となる。