ぶらぶら人生

心の呟き

木斛の花開く

2007-10-31 | 身辺雑記
 過日、木斛の木に、季節外れの蕾が付いたことを書いた。
 確認のため、庭に下りてみると、蕾に変化が生じていた。
 思いのほか時間をかけて、開花し始めている。(写真)
 1センチにも満たない小さな花である。黄色い蕊がぎっしりと詰まっている。季節外れの花でも、私にとっては、初めて接する花であり、とにかく嬉しい。この後は、結実を待つことになる……。植物の本に寄れば、赤紫の実がなるはずである。

 今日は、10月最後の日。
 蟄居して過ごすのがもったいないような好天であった。が、終日家にいて、11月に備え、身辺を片付けたり、カレンダーをめくったりした。
 ふた月が一枚に収められているカレンダーは、残り一枚となり、いよいよ心寂しい。時間は連続し続け、一年分の厚みを持った来年のカレンダーへと接続することが分かっていても、現実に暦が薄くなると、人生の残りが少なくなったようで、侘しい気がする。一枚あるいは二枚となった薄いカレンダーを眺めながら、若いときにはつゆ思うことのなかった、はかなげな心の揺れを覚えるのだ。
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垣根の白い花

2007-10-31 | 散歩道
 冬桜の木のある家から少し浜に下ったところに、一見若者向きの洋風の家がある。家族構成など全く知らないのだが、家は庭木に囲まれていて、風情がある。
 その垣根に、白い花が咲いているのに気づいた。(写真)
 まるで、のこんの雪のように、梢に白い花を置いている。
 何の木だろうか。
 花は実となるのであろうか。
 垣根に似合いの木であるし、白い花の静謐に咲いている風情もよい。
 今のところ、その家の住人に会う機会もなく、木の名を尋ねようもないのだが……。

 【追記 11月1日】
 垣根の花は、「柊(ヒイラギ)」だとコメントいただいた。本で調べ、間違いなくそうだと思った。モクセイ科の花なので、銀木犀にも似て見える。
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冬桜咲く

2007-10-31 | 散歩道
 国道を離れ、浜へ向かって降りてゆく途中に、今、花を咲かせている桜がある。(写真)
 昨年は、秋から冬にかけて、桜とは分からず、不思議な思いで眺めていた。
 この春、隣家にお住まいのTさんに尋ねたところ、「冬桜」だと教えてくださった。
 春咲く桜のような華やぎも、はかなさもない。かなり長期に咲き続けるのが特徴のようだ。どう見ても、春の桜には見劣りする。どこか紙吹雪に似ていて、乾いた印象の花である。

 その木は、長い間、空き家の庭に立っていた。
 最近、陶芸家が住まわれたと聞いている。姿を見たことはないが、冬桜の木の下に、以前はなかった車が止まっている。人の気配はそれだけだけれど。
 どんな陶芸作品を作られる人なのだろう? と、ちらと思い、花を眺めて通るのが、散歩の日の日課となっている。
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Sさん宅の庭の花 2 (名前?)

2007-10-31 | 散歩道
 前回のブログの、「ノウゼンカズラ」に似た花の隣に、ひそやかに咲いていた白い花。これも蔓性の植物だが、花の名は、Sさんもご存じなかった。(写真)
 名前の分からない花の数は、増えてゆくばかりである。そして、一期一会の花の、如何に多いことか!
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Sさん宅の庭の花 1 (ノウゼンカズラ?)

2007-10-31 | 散歩道

 華やぎのある色に魅せられて、Sさん宅の庭に無遠慮に入っていくと、Sさんが庭の奥で水遣りをしておられた。久しぶりにお会いし、挨拶をした。
 10月は、散歩を休んだ日がかなりあった。お会いする機会が少なくて当然である。

 花の名を尋ねると、「ドウゼンカズラ」だと言われた。
 さっき、パソコンで調べたところ、<ノウゼンカズラでは?>と出てきた。それでも、「ドウゼンカズラ」で、2件のブログはあったが、そこに掲載されている花は、「ノウゼンカズラ」そっくりであった。
 Sさん宅の花は、所謂「ノウゼンカズラ」とは花の色が異なるし、花期も異なる。が、蔓性の植物であることや花弁の感じはよく似ている。
 これまた、改良品種なのだろうか?

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「トルコ遊牧民のキリム展」

2007-10-30 | 草花舎の四季
 近々、草花舎で、キリム展が行われるという。11月3日~11月14日まで。
 案内の葉書はいただいていたが、店内にも案内板が置かれていた。(写真 29日)

 <今年は、どこにでも敷いたり掛けたりできるほどよい大きさの愛らしいキリムを特集しました。>と、記されている。
 この度も、トルコ遊牧民の、古い伝統と生活のにおいのする、味のあるキリムに接することができるだろう。今から楽しみだ。
 あわせて、トルコランチをいただけることも。
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中国野菜の花 ?

2007-10-30 | 草花舎の四季
 「ハヤトウリ」の横には、見慣れぬ野菜の花が活けてあった。(写真 29日)
 Yさんに尋ねると、中国野菜の花だと思う、とのこと。
 春の菜の花に似ているが、それよりも力強く、緑と黄の調和が美しい。
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陶器の中のハヤトウリ

2007-10-30 | 草花舎の四季
 草花舎の室内に並べられた陶器の一つに、見慣れない瓜が入れてあった。
 何かと尋ねると、「ハヤトウリ」とのこと。見たのも初めてだから、当然食したこともない。
 洋ナシに似た形の瓜である。(写真 29日)
 薩摩隼人に関係があるのだろうかと、とっさに思った。調べてみると、元来中南米産の瓜だが、最初に日本に入ったのが鹿児島だったという。そこから命名されたらしい。
 浅い萌葱色の美しい瓜だが、味の方はどうなのだろう?
 漬物や炒め物として食されるという。
 食材にも、味わったことのないものが意外に多い。
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10月の庭 (ツワブキの花)

2007-10-30 | 草花舎の四季
 今はツワブキの花盛りである。
 草花舎の庭にも、あちこちにツワブキの黄色が際立っていた。(写真 29日)
 こんもりと盛り上がるように花を集めている。

 この花自体には、寂しさはないのに、この花が咲くと、秋という季節の凋落を感じて、物寂しくなる。手足に冷えを感じ始めるのも、この花の咲く頃である。突如、冬支度を思い立たせる花でもある。
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10月の庭 (イソギク 2)

2007-10-30 | 草花舎の四季
 同じ「イソギク」が、通路の左右にあると思って眺めていたところ、Yさんから全く同じではないと教えられ、もう一度、庭に下りてみた。
 確かに葉の形や色が微妙に違っている。(写真 29日)
 いずれも、元々は海岸に生えていた野生のイソギクを、栽培種として品種改良したものなのだろう。
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