ぶらぶら人生

心の呟き

猛暑続く

2016-07-31 | 身辺雑記
 思い出の品の片づけ(人生の店じまい)に追われながら、7月を終えることになった。

 向日葵は、花の時期を過ぎ結実期に入った。

  
          向日葵 1号                     向日葵 2号

          
              季節を違え、蕾をつけたシデコブシ
              (美しく咲くことなく、寿命を終えた)
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母の忌 満25年が過ぎて

2016-07-29 | 身辺雑記
                 7月29日の花
        
                   ポーチュラカ

          
                   秋海棠

 7月29日は、母の祥月命日である。
 25年の歳月が過ぎ去った。

 暑さの厳しい今日である。
 おそらく、この夏一番の猛暑であろう。
 母の亡くなった日も、厳しい暑さであった。
 (7月の下旬は、毎年、一年の中で、もっとも暑い時期なのだろう。)

 先日、私の持ちものの整理をしていると、亡き母のことを綴った原稿(800字)が出てきた。
 (ワープロで書いた原稿である。) 

 何の目的で書いたのかは思い出せない。
 (とにかく書くことは、私の趣味であった。)

 題名は、「亡き母に届いた案内状」となっている。
 <長寿を祝って記念品を贈る>という趣旨の、福祉事務所からの通知について書いた随筆であった。
 母は、9月生まれであり、もう二月(ふたつき)生きれば、卒寿の賀を迎えるはずであった。
  
 その随筆の終りの部分には、

   市の広報に、その死は記され、母はすでに亡き人であるというのに、なんという手違いなのであろう。
   母に報告すれば、何と答えるだろうか。
   病臥しつつも、当意即妙の返答をして、会話を楽しませてくれた生前の母は、
   「もう出ていくのは、ごめん。ここが一番安息の地」
   と語り、M町山中の奥津城で、昼は法師蝉の声を、夜は秋虫の声を楽しんでいるのかもしれない、
   と思う。


 と、記している。

 「八十を過ぎて生きるのは、なかなか大変ね」
 と、改めて、心の中で、母に語りかけてみる。
 亡き母は、返答に窮したような、茫洋とした思案顔を続けているのだった。    
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永訣の思い出

2016-07-25 | 身辺雑記
 片づけを始めると、きりがない。
 もう少し、もう少しと、それが最大の意義ある仕事であるかのように、三食以外の時間を片づけに費やす。
 私の死後、役に立たないと思われるものや、私の心にそっとしまっておきたいものなど、家の中にあるものの大方は、私の人生(生き来し方)と何らかの関わりを持って存在している。
 それだけに、厄介である。
 10代の半ばから現在までの長い歳月を背景として。
 

 日記の類は、過日、すべて処理したと思っていたのに、別の戸棚から、たくさんの日記が出てきた。
 昭和の末期から平成にかけてのものである。

 当然、そこには、母の死・父の死、さらに恩師との永訣の記録も含まれていた。
 それぞれに異なる最期について、詳述している。
 
 30代のころから、日記帳は、市販の「一年日記」か「三年連用日記」を使用してきた。
 記録欄のスペースには、限度がある。
 が、特異の小さな文字で、ぎっしりと書いているのだ。

 4冊の大学ノートも含まれていた。
 表紙に、「病床記録」(NO1~NO4)と書いている。
 恩師の闘病の日々を、私が記したものである。
 2003年(平成15年)の当初は、市販の日記帳を用いている。
 が、その年頭から、師の体調はすぐれなかったのだと、今回日記帳を読み直して認識した。

 「病床記録」は、半年以上にわたる入院、再入院についての記録である。
 読み返すのはつらい作業ではあったが、同時に懐かしい時間でもあった。

 <看護士から、「ケイミン状態」という言葉を聞き、<軽い眠り>かと思ったが、直後に辞書をひき、<傾眠>(意識の消失してゆく、睡眠に似た状態)の意であることを知った>といったことも記している。
 そうした一文からでも、遠い日の、病む人とともにいた、病室のひとときが蘇るのであった。

 断捨離には、衣類などを捨てる如くには処理しがたい、記憶の数々もあるのだ。
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近藤正臣さんに倣って…

2016-07-24 | 身辺雑記
 赤旗の日曜版(7月24日号) <ひと>のページに、俳優の近藤正臣さんが登場。
 演技に味があり、好感の持てるお人柄だ。

 インタビュー記事の最後で、
 「人は還暦になったら0歳に戻るといわれます。そうすると、まだ、たかだか14歳なんです、私」
 と、語っておられた。

 そうだ、私も、それに倣おうと思った。
 すると、23歳。

 しかし、この23歳には、どうみても、輝きがない。
 外見的にも、内面的にも。

 それに、過去の整理作業で疲れ、少々街を歩いて疲れるようでは……。

 まあ、ときに、何食わぬ顔で、「私、23歳」と言い、気分だけでも、そのつもりになってみよう。

 
                    班長さん宅へ会費を納めに出かけて
                        (近所の庭の花々)
  

  
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気分転換

2016-07-23 | 身辺雑記
 毎日毎日、<過去>を捨てる作業をしていると、次第に疲れてくる。
 今日は、街に出て、食事をしてきた。
 あわせて、市長、市議補欠選挙の期日前投票も、済ませてきた。

 市役所からグラントワの間を歩く。
 真昼間の、真夏の日差しの中を。

 ひとときレストランで過ごす。
 私が、最初の客だったので、好みの席を選ぶことができた。

       

            

       
                以上は、自席から眺めた風景


           

       

       
               以上は、私の食事(メインはハンバーグ)
                 おしゃれで、おいしく、大満足
                食事の前後には、持参の文庫本を読む
                (快適な温度調整も、気持ちよく…)               


       
                    グラントワの中庭

       
                 バス停側から見たグラントワ                
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私から私へ

2016-07-22 | 身辺雑記
       妹たちへ、例年どおり、鮎を送った。
       私へは、半分の量を送る。

       私から私へのプレゼントが、今日届いた。(写真)

       鮎を嫌いな人は、結構いる。
       が、私にとっては、季節の美味!

       夕食膳の一品は、<鮎の塩焼き>である。
       今年も生きていて、鮎を味わえるのは、幸せなことである。

       

       今日は、二十四節季の 「大暑」 である。 
       しかし、今のところ、私の<嫌いな夏>の息苦しさはない。
       きっと、これからなのだろう。

       相変わらず、眺めて厭きないのは、向日葵。(上 1号・下 2号)
       (日ごとに変化する向日葵の花ではあるが、写真掲載は、これでおしまいにする。)

       

       
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「ゴメン! ゴメン!」

2016-07-21 | 小庭の四季
 裏口から、外を眺める。
 空が晴れ、西風が今日もさわやかに吹いている。
 向日葵1号から2号に目を移す。

 これは大変!!
 向日葵2号が、枯死寸前。
 大きな葉が垂れさがり、花も俯いている。(写真 左)
 水涸れの状態である。

 「ゴメン! ゴメン!」
 と謝りながら、如雨露で、しっかり水を与える。

 1時間後、再びのぞいてみると、ほぼ回復していた。(写真 右)
 水は、人にも植物にも、命なのだ。

 2号の鉢は、浅すぎるだけでなく、日当たりのよい場所にある。
 今さら、鉢を深いものに変えたり、移動したりは難しい。

 私が怠らず、水(愛)を注がなくてはならない。 
 
   


      
                 万両の花が増えてきた

      
                  青い空 流れる雲                                  

 今日は、ゴミ出し日。
 6袋をゴミ置き場に運んだ。
 一つの袋の重さは、優に5キロを超える。
 両手で持ち運ぶことはできない。
 1個ずつ、もたつきながら運んだ。
 (まだ自力で運べるから立派であると自讃!)

 <この重さ、何が入っているのだろう?>と、ゴミ収集業者に疑われないかと心配する。
 不正なものはいれていない。
 大方は、アルバムである。(金具の類は、きちんと外して)

 記録癖があり、28歳のときから、カメラを持った。
 思い出の記録は、ものすごい量である。

 私にとっては貴重なものも、死後には、全く無意味なものとなる。
 日記同様、生前に処理しておきたい気持ちがあり、幾日もかけて、大方を処理した。
 しばしば思い出に浸り、ずいぶん時間がかかったけれど…。
 
 そして、今日、アルバムに加え、捨てる気になったセーターなども添えて、ゴミとして出したのだ。

 (朝のゴミ出しは、私にとっては重労働だったようで、ひどく疲れた。
  断捨離の作業は小休止し、今日は、本【鎌田實著『大・大往生』 】を読んだ。)
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七月のお月さま

2016-07-21 | 身辺雑記
              梅雨明け以来、好天が続いている。
              昼間もしのぎやすく、夜はさらに
              冷気が心地よい。
              夜の庭に佇み、しばらく満月を眺める。
              思い切り剪定された山法師の梢の間から
              満月をカメラにおさめた。(7月20日)

         
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今日の向日葵 (2号咲く)

2016-07-20 | 小庭の四季
        今朝、向日葵の二つ目(2号)が咲いた。
        一つ目(1号)に比べ、花は小型(今のところ10センチ程度)である。
        鉢が浅く、しばしば水不足になったことが影響しているのだろうか。
        単なる固体差なのか?
        丈の高さは、1号と同じく、2メートルはありそうだ。   

        

             

        1号は、今日も威勢よく咲いている。(下の写真)
        向日葵は、逞しい。
        まさしく「夏の花」だ。
        
        気力の萎えがちな私にとっては、<励まし役>となってくれる。 

        

             

        25個の種のうち、発芽したのは、わずか5個。
        無事育ったのは、上の二つだけであった。

        それだけに、貴重な宝物である。
        水やりを怠らず、花の盛衰を楽しみたい。
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花びらにバッタ

2016-07-19 | 身辺雑記
 今日は、先日来の続きとして、主としてアルバム・写真の整理をした。
 紙屑を捨てるようなわけにはいかず、断捨離は難航しがちである。
 しばしば思い出に浸り、作業は中断する。
 ただ時間がかかるだけでなく、心も身体も疲れてくる。

 と、作業を中断して、裏庭に出る。
 そして、向日葵を見上げる。
 その花は、私の大切な作品であるかのように。
 
 午後は、裏庭に西風が吹く。
 向日葵を大きく揺らしながら。
 ふと、秋が来たのかと錯覚するような、さわやかな風である。

 花びらも、大きく揺れる。
 一つの花びらに、バッタが止まり、一緒に揺れている。

       
                 (右上の花びらに)

       
                (花びらの上のバッタ)

 その様子は、不安定極まりない。
 なぜ花びらを選んだのだろう?
 バッタは、揺り籠に乗っている気分なのだろうか? 

 幾度も裏庭に出て、バッタの動向を確かめる。
 同じ花びらの上で、一向に動く気配がない。
 昆虫の習性を知らないので、その意図は、想像の域を超えている。


 薄暮になり、夕凪となった。
 向日葵は、まっすぐに立っている。
 静かな夏の夕べである。
 バッタは相変わらず花びらの上にいる。
 なんという根気強さだろう!

 いったい、何をしているのだろう?
 明日までずっと、花びらの上に止まり続けるつもりなのだろうか?


 夜の10時、お月さまを眺めるために、裏庭に出た。
 まずは、向日葵を見上げる。
 バッタはいない!
 安堵しながら、喪失感も否めなかった。
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