ぶらぶら人生

心の呟き

サイタ サイタ 

2014-03-31 | 身辺雑記
          


                 サイタ

                 サイタ

                 サクラ

                   

                  サイタ

 隣家の桜が、ほぼ満開となった。
 静謐な美しさ!
 
 ひとりでに、大昔、小学校で最初に学んだ国語教科書の文(上記)を思い出す。
 
 <サクラ読本>(昭和8年~昭和15年)を学んだ世代は、かなり高齢化している。
 が、同世代の人であれば、誰しも無条件に、口ずさめる一文であろう。
 快いリズムとともに。
 <サイタ サイタ サクラガ サイタ>の次は、<コイコイ シロコイ>、<ススメ ススメ ヘイタイ ススメ>と続いた。
 私の場合、記憶はそこまでで、その先は、思い出せない。

 小学校、4年の教科書に、<万寿姫>の話が載っていたように思う。
 かなり長文の、哀しい物語であった。
 それを一度も言い直しせず、完全に朗読できるようにと、先生の指示を受け、懸命に朗読の練習をした記憶がある。
 
 入手できれば、小学校の読本を読み返してみたい。
 <サクラ サクラ>と口ずさみながら、国語教科書は、いつも時代を映す一面を持つものだろうな、と思ったりする。

 とにかく今年は、戸外を歩めばあちことで、桜に巡り合えそうである。
 昨年のように、桜の眺められない春など、春ではないような気がする。

 隣の桜を眺めた後、朝の庭を一巡した。
 沈丁花は満開となり、海棠は咲き始めた。
 チューリップも、一部咲き始めた。
 終日、花壇を眺めては、変化を楽しんでいる。 

   

              


 はやくも、3月、去る!!
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気温上昇

2014-03-28 | 身辺雑記
 昨日、山口に出かけてきた。
 気温が上がり、花々が一斉に咲き始めた。

 辛夷の白い花が目立ち、場所場所で、開花の違いを見せる桜、桃や連翹の花などが車窓をよぎり、自然は、春の風情に満ちていた。

 <折り畳みの杖>を求めてきた。
 外出時に持ち歩くのに、軽くて便利だ。
 携帯用の袋もついていて。(下の写真)
 これで、折り畳めない普通の杖と、折り畳める杖と、2本になった。
 いよいよの時は、2本の杖に、すがればいい。
 恰好よりは、安全や楽がいい。 

       


 本も三冊、求めてきた。
 『0(ぜろ)葬 ――あっさり死ぬ』 (嶋田裕巳著・集英社・2014年1月刊)
 『老子と生きる谷の暮らし』     (加島祥造著・河出書房新社・2014年3月刊)
 『忘却の整理学』          (外山滋比古著・筑摩書房・2009年12月刊)

        


 途中、出会った花々。
 山茱萸。椿。そして街の中に咲いていた菫。 

           

   
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ドクターヘリがやってきて

2014-03-26 | 身辺雑記
 昨日、眼科とメガネ店、その他買い物などの用を済ませて、家に帰った。
 近所の人が、中学校の校庭を眺めておられる。
 私も丘に立って、校庭の方を見た。

 ヘリコプターが止まっている。
 側面に<Doctor Heli>>と書いてある。   

  

 患者が運ばれる様子もなく、多分訓練のためのものだったのだろう。

 夜、草花舎のT ちゃんから電話がかかってきた。
 私の声を聞き、
 「大丈夫なんですね」
 と、笑っておられる。

 ドクターヘリが、私の家の近くに降りたと聞いて、私の健康を案じてくださったのだ。
 心臓発作の患いでも、起こったのではないのかと。

 T ちゃんは、観光ガイドのことで、津和野に行ってきたと話しておられた。
 帰宅後、ドクターヘリのことを聞かれたらしい。
 無医地区なので、急患に備える計画でもあるのか?
 私は日々、身体の悲鳴を聞きながらも、すべては老いのせいだろうと思っている。

 T ちゃんとY さんは、明日から来月初めにかけて、韓国へ出かけられる。
 「お母さまにもよろしく! いい旅をしてきてね」
 と伝え、受話器を置いた。
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天上の花

2014-03-26 | 身辺雑記
 昨日、S 眼科に行った。
 視力検査と目薬をいただくために。

 眼科医院の近くに、辛夷の木がある。
 その木に、花が咲き満ちていた。

    山並み遠に春は来て
    こぶしの花は天上に


 三好達治の詩の一節を口ずさみながら、<天上の花>(辛夷の花)を見上げた。
 桜に先立って咲く、楚々とした辛夷の花は、好みの花の一つである。



      

       

 先生に視力検査の診断書をいただき、新しい眼鏡を作るために眼鏡店へ行った。
 遠近両用と老眼鏡の2種を作ってもらうことにした。
 視力は1・2まで回復しているので、遠近は必要ないのではと、先生はおっしゃったが、やはりいきなり近くを見るときには、両用の眼鏡もあった方がいい。
 その旨伝えると、先生は、二つの眼鏡を作るための説明書を渡してくださった。

 生涯最後の眼鏡作りということになるだろう。
 老眼の方は、読書用(兼PC用)だから、それほどこだわりはなく、直感的に好みのものを選んだ。

 遠近両用の眼鏡は、そうはゆかない。
 眼鏡は、顔の一部となる。
 そこで、いくつかの候補をあげ、選ぶのに、ちょっと時間をかけた。

 今月から、髪を染めることをやめた。
 いずれ(一年後には)、年齢相応の、白髪かごま塩頭になるはずだ。
 そうなったときに、不似合でない形や色を選びたい。
 ただ、少し華やかなものをと考え、最終決定をした。

 一週間先にはできるらしい。
 術後は、術前に使用していた老眼鏡が合わなくなり、現在、読書やブログ書きに、少々不自由している。
 眼鏡の出来上がる日が、待ち遠しい。   
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桜の蕾膨らんで

2014-03-25 | 身辺雑記
 当地の、昨年の春は、実に寂しかった。
 桜の花が全く開花しなかったのだ。
 聞くところによると、ウソという鳥が、花の蕾を食べ尽くしたのだという。

 今年はどうだろう? と、幾度、桜の梢を仰いだことか!
 
 先日(23日)、草花舎からの帰り、中学校校庭の桜の木に、蕾が膨らみ始めているのを確認し、安堵した。
 春の到来は間違いない。

   
                            桜の蕾

 帰途、変わった植物(黒法師)に足を止めたり、紫木蓮の、豊かな蕾を眺めたりした。

         
                 黒法師(多肉植物)

          
                     紫木蓮

 
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3月の庭(杏子の花満開)

2014-03-24 | 草花舎の四季
 昨日の午前中は、丸山眞男集を読んで過ごした。
 じっとしていても、時々、大きな息を吐きたくなる。
 酸素不足?
 なんとなく息苦しい。

 鍛錬が足りないのかもしれない。
 外歩きをしてこよう、と思い立った。
 
 どこまで歩けるか、テストのつもりで出かけた。
 デジカメを腕にかけ、1000円札をポケットに一枚入れて。
 草花舎まで行けたら、コーヒーをいただいて帰ろうと。

 道々、春の息吹を確かめながら、草花舎まで行きつけた。
 少々体が重い感じではあったけれど。

 室内に入る前に、杏子の大木を見上げたり、沈丁花を眺めたり。

 ひとときの憩いを楽しんで帰ってきた。 


        

  

  

  
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丸山眞男生誕100年

2014-03-23 | 身辺雑記
 昨夜は疲労感がひどく、こんな時は休むにしくなしと、睡眠導入剤を飲んで、8時半にベッドに横たわった。
 ところが、いっこうに寝付けない。
 平素は、かなり遅く就寝する習慣のせいか、それとも異常な疲れが原因なのか、とにかく眠れない。

 そこで、テレビをつけた。
 土曜日なので、9時前のニュースが放映されていた。

 3月22日は、丸山眞男の生誕100年に当たる、と報じていた。
 なるほど! と思いつつ、、書棚に眠らせている全集を思い出した。

 その後も相変わらず眠れず、結局、薬を追加し、10時過ぎに就寝。
 音楽CDをかけ、疲労気味の頭を鎮めながら。

 今朝、丸山眞男全集(16巻+別巻)の並ぶ書棚から、別巻(下の写真)を取り出した。

 
                 

 朝食後、ページを繰った。
 そしてまず、その生涯(1914年3月22日~1996年8月15日)を、40ページもある<年譜>でたどった。
 その思想に関心があればこそ、全集を購入したわけである。
 が、断片的にしか読んでおらず、生涯についても、ほとんど知らなかった。
 生誕・学歴・戦争体験・病歴などなど、年譜を通して、かなり詳しく知ることになった。

 読解力にもかなり陰りが出ており、全集を読みこなすことはできないだろう。
 だが、これを機に、少しずつでも読みたいと思う。

 別巻中に、次のような表現があり、思考停止を避けるためにも、今こそ読まれるべき本だとも思った。

 <支配層と国民とを区別してみると、もちろんすぐれた意味で戦争責任が帰属するのは権力体系に座をつらねた人及び種々の政治的エリットであるということは言えるが、国民=非治者の側の戦争責任が全然否定されることにはならない。例えば中国の生命、財産、文化の惨憺たる破壊に対して、われわれ国民は共同責任を免れ得ないし、ファシズム支配に黙従したことに対する道徳的な責任まで解除されるかは、問題である。>(「日本支配層の戦争責任」より)

 こういう洞察力の濃い本に出合うと、もう少し元気でいて、読書を楽しみ、人間のあり方を問い続けたいと思う。


       ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  
         

 今日の読売新聞<四季>長谷川櫂選の句に

    蕗の薹見つけし今日はこれでよし 細見綾子

 が、載っていた。

 <細見綾子の句、 (蕗の薹を)庭の片隅で見つけて、心密かに満足しているところ。浅緑の玉のような形だからだろう、春そのものを見つけた気分なのだ。> (長谷川櫂評の一部)

 昨日、墓参の折、お墓の後方の丘に、たくさんの蕗の薹を見つけた。
 そのことをも思い出しながら、我が家の庭にただ一つ生じた蕗の薹(3月8日のブログに掲載)の、その後を見に庭に出た。
 新聞の写真に似て、ほどよく成長した姿が庭にあった。

              

 『歳時記』も、開いてみた。

    をちこちに死者のこゑする蕗のたう  三橋鷹女

 数多く例句の並ぶ中に、上の句を見つけた。
 この句が、どんな状況下で詠まれたものか知らないけれど、ふと昨日墓地で見た蕗の薹の景を思い出した。
 墓地には、菫の花も咲いていた。

 ついでに、庭の草木の変化を見て歩いた。
 下の写真は、新たに咲き始めた椿の花とチオノドクサ

   
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墓参の日

2014-03-22 | 身辺雑記
 妹の家族と昼食をともにし、その後、義姉を迎えて、墓参に出かけた。

 食事は、海の見えるホテル<A館>のレストランでとった。

 テラスに出て、海を眺める。
 穏やかな海であった。
 

       

       

    
                   

 このところ、疲労がひどく、この日は日記を記す元気もなく就寝。
 なんだか息苦しさを感じることがよくあり、脈が浅い感じがする。

 3月に入って、特に体調不良の日が多く、遠因は2年前の帯状疱疹にあると思ったり、いやいや、すべては加齢のせいだろうと考えたりしている。
 もっと軽やかな体になれると嬉しいのだが、衰えは自然の理なのかもしれない。
 
 本の読みすぎが原因では? という友人もいるけれど、私自身は体調不良を意識しないために、もっぱら本を読んで紛らしているような気がする。

 (最近は、ブログも怠け気味。このブログも含めて、17日以後のものは、みな23日に投稿。)
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寒さの彼岸

2014-03-21 | 身辺雑記
 寒いお彼岸となり、お墓参りは、明日に延期した。
 北の方では、春の大雪に見舞われたところさえある。
 寒いくらいは我慢しなくてはならないだろう。

 19日、買い物に出かけたのに、買い忘れがあり、近くのポプラに出かけた。
 寒さの中、勇を鼓して。

 それでも、自然は日ごとに春めいている。
 往復の道すがら、花を眺めた。

       

  

          

             

   
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木蓮咲いて

2014-03-19 | 身辺雑記
 買い物に出かけた。
 昨日まで莟んでいた、隣家の白木蓮が、ほぼ満開となっていた。
 毎年思うことだが、蕾から開花にいたる時間が、実に短い。
 そして、美しさを失う速度も。

          

 杏子の花も忽ち満開。
 <三日見ぬ間の桜かな>と言われるが、その移ろいの速さは、木蓮や杏子の花にも当てはまる。

          

             
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