ぶらぶら人生

心の呟き

私の大晦日

2011-12-31 | 散歩道
 今年も無事に、大晦日を迎えることができた。
 ありがたいことだ。
 自分のことは自分でできる幸せ。
 当たり前のことが、当たり前にできなくなる日が、そう遠くはないだろうと自覚はしているけれど、可能な限りは自立して生きたい。
 同市に住む妹が、年末の掃除片づけなど、手助けが必要なら…と、電話をくれた。
 気遣いを嬉しく思う。
 が、まだなんとか自分でできるし、気力も萎えていない。
 (ただ、いい加減なことが多くはなったけれど…。)

 溝や外回りの掃除は一昨日、そして、室内の掃除は、昨日済ませた。
 さらに、少しばかりのおせちも作った。

 今日はもう、是が非でもしておかなくてはならない仕事はない。
 それに、二日間の労働(?)のせいか、少々疲れもある。
 そこで、午後は、散歩に出かけることにした。今年の歩き収めに。
 と言っても、実に久しぶりの散歩である。
 大晦日に散歩というのは、いまだかつってないこと。

 この冬は水仙が早く咲いたので、場所として、水仙公園を選んだ。
 唐音まで、往復4キロの道のりを、1時間15分かけて歩いた。
 途中、幾度も立ち止まって、水仙や海を眺めながら。

 昨年よりも、風景が明るくなっていた。
 歩道周辺の雑木が伐採され、見通しがよくなっている。
 崖下の草も刈り込まれて、さっぱりしていた。
 手入れが行き届いて、年々、水仙公園が美しさを増している。
 水仙の数も、ますます増えて。
 きっと、地元の人々の奉仕によるのだろう。

 何となく心せわしい大晦日の、それも午後という時間帯に、水仙を眺めて遊んでいる人などないだろうと思っていたのだが、道中、10数台の車に出会った。水仙を見に来られたらしい。その中には、広島ナンバーの車もあった。
 人それぞれ、それぞれの大晦日の過ごし方があるということらしい。

 以下は、カメラに収めた風景。 

        

        

        
                唐音(奇岩)と水仙

            

        
                高島の見える風景

        
                土田海岸

         
                今朝の空         
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穏やかな年の瀬

2011-12-30 | 身辺雑記
 昨夜は雨が降ったらしい。
 が、早朝には上がっていた。

 昨日、溝掃除を済ませたのは正解だったと、前日の掃除あとを点検してみると、また新たな葉が落ちている。でも、箒で一掃きすればすむ程度。

 今もなお、庭を汚すのは紫陽花とヤマボウシ。
 残り葉が美しいのは、そのヤマボウシとシモツケ。(下の写真)

   

 今日は、実によく働いた。
 夕食の後、薄暮の庭に出て見ると、三日月より少し大きめな月が出ていた。
 疲れを癒し、心を和ませてくれる、静かな月であった。 

      
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クリスマス寒波の襲来

2011-12-23 | 身辺雑記
        

 わが家の落葉樹で、葉をつけているのは、ヤマボウシだけである。
 すべてが落葉すれば、本格的な冬だ。

 昨日来、寒波が日本列島に襲来し、暫く居座るとのニュースが報じられている。
 ヤマボウシの落葉が忙しくなるだろう。

            

 4本あるモミジのうち、わずかに葉を残した木が1本ある。
 今は精いっぱい、赤を輝かせている。
 が、裸木になるのに、そう多くの日を要さないだろう。
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12月の庭 (落葉樹は、疎林となりて)

2011-12-17 | 草花舎の四季
       

 草花舎へ出かけた。
 コーヒーをいただきながら、ひとときを過ごすために。
 今日は、スーザンさんと、近く結婚なさるお相手のN氏のお二人が、お食事に来られると聞いていたので、お会いできれば幸い、との思いもあって。
 お二人と一緒にお食事するのは少々気が重く、少し時間をずらして、コーヒータイムを選んで出かけたのだった。
 ところが、お二人の姿はなかった。
 スーザンさんは、背骨に痛みが生じ、急遽病院に行かれたのだという。
 松江から、お相手のN氏が来ておられ、治療のあと買い物などして、そろそろ自宅へ帰っておられるころかもしれない、とのこと。

 私は、コーヒーとケーキをいただき、いつものように庭を歩いた。
 落葉樹は葉を落とし、疎林となっている。
 冬の蕭条とした風情である。
 ただ、昨日来、寒波襲来ということであったが、肌を刺す寒さはなかった。
 疎林を見上げると、すでに梢では、春の準備が始まっている。
 また確実に、新しい季節は巡るのだ。

 入り口のドアには、クリスマスの飾りが掲げてある。
 今年も残り少なくなってきた。
 
        

  

                

 帰宅後、スーザン邸を訪問した。
 結婚パーティの案内状をいただいたが、すでに欠席の返事を送っている。
 お祝いの記念品は、草花舎関係の人と一緒に贈ることになっているけれど、私はパーティに不参加なので、それとは別に、ささやかな贈り物として、過日、京都を旅したときに求めた夫婦箸を届けることにしたのだ。日本茶少々を添えて。

 Yさんから聞いていた通り、赤い車がスーザン邸の脇に止まっていた。
 N氏は日本人なので、安心して訪問した

 スーザンさんの背骨の痛みは大丈夫そうであった。元来、気丈な方でもあるし、結婚の日時が迫ってもおり、痛みは一時的に吹っ飛んでいるのかもしれない。
 N氏は夕食の支度をし、食事を一緒にして、松江に引き上げられる様子だった。
 「明日の食事も作っておあげになって…」
 と、初対面の方に、勝手な注文をつけて帰ってきた。

 お幸せであるように! と、祈るのみ。
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ゆく河の…

2011-12-16 | 身辺雑記
 今朝、浅い眠りの中で、方丈記の冒頭を思い出そうとしながら、正確に思い出せないで苦労していた。
 <川の流れは絶えずして、…><川の流れは絶えずして、…>と繰り返しながら、どこか違うようだと感じているのだった。

 目覚めて、そうだ、<ゆく河の…>だった、と思い出した。

 <ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみにうかぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。>

 大方の人が諳んじている方丈記の冒頭を、天井を見上げながら心の中で呟いた。
 天災・人災により、未曾有の被害を受けた不幸な今年も、残る日が僅かとなった。
 累積された、多くの哀しみを思いながら、方丈記の、この冒頭の章句の普遍性を改めて感じた。人災は、人の知恵で防ぎえても、天災は永劫に免れぬものであろうから。

 


 葉陰に、その数は少ない。藪柑子の密やかな赤。

              

 
 赤い実と言えば、万両も南天も、艶やかな実をつけている。こちらは数え切れないほど。

   

 黒紫色の実もある。四つずつ行儀よく肩を寄せ合って。
 シロヤマブキの実である。

              

 短時間、庭を歩いただけなのに身が縮かむ今日の寒さだ。
 冬らしさは好きだけれど、冷気が異常に身にしむ老いの身となった。
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ヤーコンという根菜

2011-12-16 | 身辺雑記
 昨日、隣家の方からヤーコンという食材をいただいた。
 食した経験もないし、名前も聞いたことがない。
 きんぴら風に料理すればよい、と教えてもらった。

 食に関しては、かなり保守的な私は、さて、と躊躇いながら、インターネットで調べた。
 私が知らなかっただけで、ネット上には、詳しく紹介されているし、いろいろなレシピも載っている。

 ヤーコンは、中南米アンデス高地原産のキク科の根菜なのだそうだ。
 日本には、1985年ごろに伝わったが、その成分も未知で、一度は忘れかけたこともあるのだとか。
 今では、一般の農家でも栽培されているらしく、かなり普及しているのだろう。
 一見サツマイモのようにも見えるが、<生でも食べられ、味や歯ざわりはナシのようだ>と紹介されている。

 皮は馬鈴薯に似て薄い。
 サラダの材料にもなるようだが、簡単に火を通して食してみた。
 油で軽くいため、めんつゆを注いでさったと混ぜるだけ。
 上にゴマをのせていただいた。

 お砂糖を入れたかのように、程よい甘みがある。
 それはそのはず、オリゴ糖の含有量、№1の食品らしい。

 食品売り場で見つけたら、求めてもよいと思う。 


   
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12月の庭 (ツワブキの名残り)

2011-12-14 | 草花舎の四季
 ツワブキの花は、タンポポに似た冠毛を残す。
 私は、花が美しさを失うと、すぐ茎の裾から切り落とす。
 今日、草花舎の庭で、ツワブキの成れの果てを見ながら、来年は、冠毛が寒風にそよぐまで残しておこうと思った。それはそれで、風情あるゆえ。

       
          

 今日は外歩きをせず、ベランダからツワブキを眺めたり、殿敷さんゆかりの白い山茶花を眺めたりした。(山茶花の写真は失敗のため、添付できず残念。)

 室内には、早くも臘梅の花が活けてあった。
 Kim Hae Ryun さんの花瓶が、挿してある枯れた植物によって、より生かされているように思った。

          

           

          
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旅のメモ 5

2011-12-07 | 旅日記
 京都には、訪れたい名所旧跡が多い。今までに、再び三度と訪れたところもある。

 が、今回は、大覚寺、念仏寺、二尊院のあたりを初めて歩いた。

   

          

          

          

   

          

          


 京都を発つ日は、雨となった。
 ゆっくりホテルを出て、以前訪れたことのある喫茶店<六曜舎>に行った。
 コーヒーのおいしさは勿論だが、戦後から続く、趣のある古風さが懐かしい。

 (最近は特に、意に添う文章が思うように書けない。
  旅について書きたいことはたくさんあるのだが、書ける日を待っていると、時間がかかりすぎる。そこで、<旅のメモ>として、簡単に留めることにした。) 
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旅のメモ 4

2011-12-06 | 旅日記
 昼過ぎ、京都に下車すると、荷物をホテルに預け、昼食を済ませて散歩に出る。
 日暮れまでのひとときを。

 清水寺までタクシーで行き、八坂に向かって歩く。
 いつものことだが、清水寺周辺には観光客が多い。修学旅行生、外国の方など。

 清水寺を背にして、少し下ったところのお店で、近く結婚されるスーザンさんに贈る<夫婦箸>を求めた。

        

        
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旅のメモ 3

2011-12-05 | 旅日記
 東京タワーに上る。

             

 特別展望台(地上250メートル)から、360度のパノラマを楽しむ。
 富士に出会えたのは、幸運であった。

         

         
 
         

 国会議事堂が、ビルの谷間に埋もれている。
 ホテルを出る前、テレビで始まっていた不毛の議論を思い出し、その象徴のように、政治の府が寂しく見えた。

         

 前日、上野公園から眺めた東京スカイツリーを、再び高所から眺めることができた。

            
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