スマホのカバーがあまりにも汚くなって、手にするごとに気になっていた。今日こそはドコモショップへ行って、新しいカバーにとりかえてもらおうと、午後、街へ出かけた。
イオン前でバスを降り、ドコモショップまで、益田川沿いの道を歩く予定であった。そして、時間が許せば、久々に喫茶店<うつわ>にも寄って来たいと思っていた。
ところが、イオンに入ると、入り口近くに、ドコモショップの出張所が設けられていた。遠出をせずに、そこで相談することにした。
私の使用しているスマホ用のカバーは、すでに店頭にはなく、入手が困難とか。
そして、新しい機種への買い替えを勧められた。
全く思いがけないことであったが、年齢のことを考えると、今が買い替え時かもしれないと思案する。
とにかくカバーをとり替えたい思いが強く、結局、新しい機種を求める決断をした。
しかし、手続きには、時間を要した。3年前も、そうだったことを思い出す。
待ち時間に、2階の書籍売り場に行き、本を眺める。
書棚にあった五木寛之の本を求める。深夜便で語られた話をまとめた本らしい。
本の帯にも取り上げられている<病とは「治す」ものではなく、「治める」ものです。>という病気との付き合い方は、納得のゆく話である。
老いの心身には、特に<治め>なくてはならないことが多い。