ぶらぶら人生

心の呟き

睦月の終わり

2012-01-31 | 身辺雑記
 北部の日本海沿岸や山間部の各地に大雪が降り続いている。
 平成18年以来の豪雪らしい。
 死者の数51人と、今晩のニュースが報じていた。
 豪雪は、地震や津波同様、自然災害をもたらす。

 今週末には、寒さが一旦衰えるけれど、2月に入っても、寒波が繰り返し襲来するという。
 雪は好きだが、生活に支障があっては困る。
 
 私にも、豪雪に遭遇した経験がある。
 1メートルの雪に閉じ込められてしまったのは、昭和38年のこと。
 当時は、津和野に住んでいた。
 勿論、初めての経験であった。
 二階の窓を明ければ、目の前に見えるはずの青野山も、屋根の雪で姿を消した。
 その二年後にもう一度、山峡の町で、再び豪雪に遭った。
 春の旅で、予想外の残雪に驚いたこともある。妙高と湯沢で。

 今年の雪は、私の体験した2、3倍の積雪というから、大変である。
 テレビで見ているだけで、難儀な思いになる。
 北の地方に降り積もった雪の量はあまりに多すぎて、風情の域を超えている。

 同じ日本海沿岸でも、私の住む地には雪の降り積むこともなく、特に今日は、快晴の一日だった。
 暮れなずむころ、外に出て、夕焼けの空を眺め、その夕空に半月を眺めた。
 雪の心配もない、無事の日々に感謝しながら。 

 早くも、一年の12分の1が過ぎた。

      

            
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二度目のアクアス

2012-01-30 | 身辺雑記
 過日、友人の車で、アクアスに出かけた。
 山陰路を東にたどり、冬の海を眺め眺めながらのドライブであった。

 <ホンソメワケベラ>という朝寝坊で有名な魚に会ってこようと、急に思い立って、山陰線の列車に乗ったのは、数年前のことだった。
 その折は、不便な山陰線のおかげで、往復に思いのほか時間がかかった。
 車で行けば、一時間足らずの場所なのに。

 今回も、<ホンソメワケベラ>には会えなかったけれど、水槽に泳ぐ魚群の形や色彩の美しさに見とれ、非日常の時間を楽しんだ。

 ペンギンにも会ってきた。なんとも愛らしい姿だ。
 (前回訪れたときには、ペンギンはまだ飼育されていなかったように思う。)
 ゴマフアザラシの2頭が仲睦まじく遊んでいたり、シロイルカの2頭が白い巨体をくねらせて泳いでいたり、見飽きることがない。
 童心にかえって、ひと時を過ごした。

 動きのある魚類の撮影は難しい。
 パソコンに取り込んでみると、ろくなものはなかったが、記念に、以下の写真を留めておくことにした。

 あいにく、冬の雨が時折降っていて、海岸には近づけなかった。
 が、波子の海岸にまつわる想い出が心をよぎり、友人にも語った。
 戦時下(小学生のとき)、この海辺に遠足できて、お弁当のおムスビを砂上に落としてしまったこと、高校生のときには、海岸植物の群生を調べるため、夏の暑い砂浜に幾度も通ったことなど。
  
 広大な砂浜は、昔、浜田連隊の演習場であったこともある。
 今は、水族館「アクアス」があり、多くの人々に親しまれる海岸となった。
 砂浜は、いろいろな歴史を見てきたのだろう。

            

           

            

           
 
            

           

            

            
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花の賑わい

2012-01-28 | 身辺雑記
 おやまあ、お賑わしいこと!
 心の中で呟いて、活け花の前に立った。
 フラワーアレジメントと呼ばれる類なのだろうか。

 やさしく、ほのぼのとした色の花たちが、調和して整列している。 
  
   トサミズキ コデマリ ゼンマイ
   スイトピー リューココリーネ ムスカリ
   カーネーション アンスリューム フリージア

 と、花の名前が添えてあった。

 愛らしい、春の花園。
 本当の春はまだ遠いけれど、一瞬心和んで佇んだ。

 

     

     
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束の間の雪景色

2012-01-25 | 身辺雑記
 今朝、妹から電話。
 寒い朝だが、大丈夫かと。
 野菜など、食料が不足していないかとも、気遣って。

 そのとき、雪が降りしきって、白くなっていると聞いた。
 早速、外に出てみた。
 当地にも、わずかな積雪。
 束の間の冬の風情である。

 蝋梅の花、椿の葉やツワブキの葉も、淡雪を着ている。
 ほどほどの雪は、心を和ませてくれる。

 終日、はらはらと雪は舞い続けた。
 時には日が差して風花となる。が、たちまち空が鉛色となって猛然と吹雪いたり、表情を様々に変える一日だった。 

        

   
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1月の草花舎 (冬の庭)

2012-01-24 | 草花舎の四季
 ニュースによると、東京の積雪や凍結は、雪になれない人々の生活を戸惑わせたらしい。
 当地も、この冬一番の寒さとなった。しかし、積雪はなく、外歩きに支障はない。

 今年になって初めて、草花舎に出かけた。
 草花舎の、久しぶりの食事(カレーライス、サラダ、デザートやコーヒーなど)、いつものことながら、とてもおいしくいただいた。
 
 食後、雪の舞う、草花舎の庭を歩いた。
 庭はまだ、冬眠中である。
 そろそろクリスマスローズの咲くころかと期待したが、その花はなかった。
 「クリスマスツリーは、実をつけましたよ」
 と、Yさんが、木の在り処を教えてくださった。

 今年初めて、実をつけたのだそうだ。
 葉の形からして、樅の木の一種ではなさそうだ。
 クリスマスツリーが正式名かどうか、ネットで調べたが、よく分からない。
 どんな花が、咲くのだろう?
 花の季節に立ち会えれば嬉しいのだが…。 


       

 中庭には、ピンクの椿が咲いていた。
 これからは、椿の花が楽しめる季節だ。

       

 喫茶室の花瓶にも、椿の花が活けてあった。
 その他、ヤシャブシの枝がさしてあったし、高砂百合の冬枯れた姿もあった。

 ヤシャブシの蕾の色がなかなかいい。
 憹い緑と言えばいいのだろうか。
 これはやがて、花となり、毛虫のような形で、地上に落花する。
 散歩のときに、しばしば見かけたものだ。お世辞にも、誉められた光景ではない。
 が、今日間近に見た蕾はなかなか芸術的だ。
 同じ枝には、昨秋のヤシャブシの実も、残っていた。

            

        

    
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中途半端な誕生日

2012-01-22 | 身辺雑記
 79歳になった。

 今日から70代最後の1年が始まる。
 二人の兄は、80歳を迎えることができなかった。
 さて、私はその壁を越えられるか?

 母は病みつつも90歳の手前まで生き、父は96歳の天寿を全うした。
 が、私の寿命は定め難い。父母や兄たちの寿命から、数学的に予測することは不可能だし、意味のないことだ。
 父母は父母の命を、兄たちはそれぞれの命を生き、私は私の命を生きてゆくしかない。

 全く先のことは予測できないけれど、今のところ、心身ともに比較的健やかである。
 あれもこれもと、欲張ることもなくなって、いたってのんびりと、なるように生きている。それがいいのかも知れない。

 妹たちや知己友人から祝福の言葉をもらい、まずは無難なスタートを切った。
 裏庭の蝋梅も咲き満ち、自然の祝福も受けて。

         

              


 <追記>(1月25日)

 誕生月ということで、思いがけぬサービスを受ける。
 先日は、美容院で値引きしてくださったし、折々利用する薬局やホテルからも、サービス券が届いている。

 昨24日は、草花舎に出かけた。
 過日の展示会に出品されていたアクセサリーの一部が、なお飾られていた。
 その中の一つを、私自身にプレゼントした。淡水真珠を22金でつないだネックレス。
 
 今年は、<断捨離>を心がけているので、不要なものはなるべく求めないでおこうと思っている。が、生活に、潤いだけは失いたくない。
 Yさんからは、コーヒー、食パン、自家製のジャムまで、プレゼントしてもらった。

   
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蕗の薹

2012-01-21 | 身辺雑記
 今日から大寒である。
 厳冬だと言われているけれど、今のところ、当地の冬は穏やかである。

 庭に出てみると、蕗の薹がのぞいていた。
 春の準備は、着々と進められているのだ。

   

 ツワブキ(下の写真)に、<石蕗>の漢字を当てることは知っていたが、<橐吾>と表記される場合もあることを、先日知った。
 普通の蕗に対し、ツワブキは茎も葉も硬い感じだ。その雰囲気を表すのに「石」を添え、<石蕗>と表記されるのは、納得がゆく。
 が、<橐吾>と<ツワブキ>は、即座に結びつかない。
 「橐」は、漢和辞典によると、「ふくろ」「ふいご」の意味らしい。

 ひょっとしたら、中国語ではあるまいかと思い、中国語辞典を調べてみた。
 予想通り、<ツワブキ>=<橐吾 tuo wu (いずれも2声の発音)>であった。
 
 そこまでは分かったけれど、中国で、なぜその漢字が当てられたのかは、依然よく分からない。 

        
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おめでたいこと!

2012-01-19 | 身辺雑記
 スーザンさんが昨年末に結婚され、暫くの間は、近所のスーザン邸に、ご夫婦で住まわれることになった。
 お正月の、二日の夜、ご主人のNさんから電話があり、一緒に夕食をしないかとのお誘いを受けた。が、私は、辞退した。スーザンさんはともかくとして、玄関先で一度お会いしただけのNさんと一緒に食事をする気にはなれなかったのだ。(それに私は早い夕食を、すでに済ませていた。)
 また日を改めてお誘いするとのことだったが、そのまま日が過ぎた。

 今日、お二人が挨拶に来られた。
 <ご挨拶>のお菓子に加え、スーザンさんの結婚パーティーのため、フランスから来られたお友達(ジャニーさん)のお土産や、当日、出席者に配られた記念品も添えてあった。

 おめでたいことだ。
 選択された人生の道が、お二人にとって幸せであればいうことはない。
 

           


 今日は、宅急便クロネコのお兄さんが、アマリリスの鉢を届けてくださった。
 <ピコティ>と<ノベーラ>という品種。

 二鉢の中に、球根はまだ眠っているが、そのうち下の写真のような花が咲くはずである。
 一週間に一度の水遣りを怠らなければ。

        
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花開かんとして

2012-01-14 | 身辺雑記
 蝋梅の開花が始まった。
 まだ、やさしく莟んだ姿ではあるけれど。

 花は、様々な人から、それぞれの想いで、眺められているのだろう。

 1本の蝋梅を、庭に植えてから9年が過ぎた。
 毎年、花数は少ないけれど、年々、私のために咲く花として、眺めている。心に蘇る思い出とともに。


        
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友の訃報

2012-01-11 | 身辺雑記
 昨夜の<お知らせ放送>で、友の死を知った。
 同年生まれの、同業者だった I さんは、終生、一人暮らしであったはず。

 どういう最期を迎えられたのだろう?
 訃報を知って以来、心の隅にひっかかって離れなかった。

 今日、互いに I さんを知る友達から電話があって、多少の情報を得た。
 町内の新年宴会に姿がなく、電話も通じないので、同町内の人が様子を見に行かれたところ、お風呂場に倒れておられたとのこと。
 さらに、友達の話によると、最近は痴呆が入っていたという。
 昨年の夏のことだろう。海岸で花火を楽しむ子どもたちに向かって、騒々しいとしかりつけられることもあり、近隣の人から顰蹙を買われていたとか。
 誇り高き人の晩年は、人目には哀れだったようだ。

 一年に一度くらい、偶然バスに乗合わせることがあり、その時は、近況を語り合った。
 世間の人たちと打ち解けるタイプではなさそうで、その点では、私と似ていた。
 
 昨年の11月頃、スーパーで姿を見かけ、遠くから会釈したのが最後となった。
 その時の、どこか覚束なげで、焦点のない、I さんの姿を思い出す。

 格別親しかった友でもないのに、同年のゆえか、末路の哀しさが心をふさいぐ。 
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