NYで買ってきたDVDをあわてて鑑賞。
なぜなら明日アカデミー発表前に主要部門の受賞者を、勝手に大予想! してみようと思っているので。
この作品、作品賞、オリジナル脚本賞、主演女優賞(アネット・ベニング)、助演男優賞(マーク・ラファロ)と、結構な数のエントリー。
一言にいうと、「家族ドラマ」なのだけれど、一筋縄では行かない。
というのは、家族を切り盛りしているのは、2人の女性(レズビアン)
子供は2人おり、大学生になる直前の長女と、もう少し若い長男がいる。
長女が、大学寮に入ってしまう前に、2人の本当の父親であるドナーの連絡先をドナー組織に聞くことで、ドラマが始まる。
非常にレアなストーリーという印象だが、実は西海岸ではありうることらしい。
例えば、サンフランシスコから橋を渡った東岸にあるイーストベイには、子持ちのゲイ・カップル家族がけっこう多くいるらしい。
とはいえ、こちらはそんなエリアがある西海岸から遠く離れた日本。
やはりちょっと理解しにくいのは事実。
が、ドラマの進行とともに「それでも家族は家族だな」と思えてくるから不思議。
とはいえ、この「特異性」が物語を面白くしているのは間違いない。
なので結論は、アカデミーで作品賞は絶対ないと思うし、オリジナル脚本賞もちょっと.....あまりにネタによっているので。
ベニングはもっとできると思うので、功労賞的な意味でなければ、今後生まれるだろう、決定的な作品で獲得すればいいかなと思った。
(家庭問題を抱えているようで、その同情票が集まるかもだが)
まだ若いラファロについては、さらにそうかなと。
日本での公開は4月下旬の予定。
明日の結果も受けて、日本での売り方も決まってくるのだろうか?!
| Trackback ( 0 )
|