今朝のニュースで国連のフレミング事務局長も語っているように、ウクライナ侵攻以前にSNSで拡散された「偽情報」は凄まじい物・量 だったという。
その核心を突くのが本書(汗)
というわけで、まだ下巻読破中だがアップ、というわけで読後評ではなく、読中評(笑)
ウクライナ侵攻以前、凄まじい「偽情報」の物・量「ハッキング」が発生したタイミングは、
2014年 ロシアがウクライナの大統領選挙に介入
2015年 ウクライナの発電所を機能停止に追い込むハッキング
つまり、戦争を仕掛ける8年前には既にロシアによる「SNS偽情報」「ハッキング」が開始されていた!
この本は、その本質に著者は粘り強く迫っていく。
取材先はウクライナ、シリコンバレーは勿論、仕掛けたロシア、中東イラン etc…
そして初耳だったが、衝撃的なワードが登場。
それは、「ゼロ・デイ」
コンピューターのあらゆるソフトには、プログラミング段階で見逃しているセキュリティ・ホールがあると!
そしてそのセキュリティ・ホールを通し、対象のPCだけでなく、その会社のシステム自体も操ることを可能にするのが「ゼロ・デイ」
こうして章を経れば経るほど、凄まじい様相になっていく(汗)
・「ゼロ・デイ」情報を高額で闇取引するサイバー武器商人が登場
・「ゼロ・デイ」でシステムに罠を仕掛け金融、医療、原発など敵国のインフラを壊滅を狙う「政府機関」「テロリスト」(汗)
ある元政府機関の重要人物は語る。
「脆弱性は見つかるかもしれない。ああ、間違いない。
だがね、それ以外に脆弱性はない、と保証することはできなくなってしまったんだよ。
(中略)
マイクロコントロールのシステムに脆弱性がないとは、もはや断言できないんだよ」
これぞ… 本のタイトル通り、「サイバー戦争」いや、「サイバー最終戦争」(汗)
それを突き動かしているのは「人間の性(さが)」なのは間違いない…
その性とは例えば、「敵意」「利潤追求」「正義より名誉」「姿が見えない恐怖」etc…
さあて引き続き、下巻 を読破だ!(笑)
結論:サイバー戦争の真実は「人間の性(さが)」にあった。吐き気を催しかねないレベルの濃密さは必読!