Sonar Sound Tokyo 2011でお目当てだったバンド Battles の新譜が、4/27に発売された。
ジャケット(写真)でも一目でわかるのだが、前作 Mirrored のエッジ立ちまくり → 一気にポップに。
ポップな前衛って凄いねえ!
サウンド面がポップ(といっても一筋縄ではいかないポップ)になっただけでなく、TYONDAI BRAXTONが脱退し、ゲストボーカルが4人加わったことも、さらにカラフルさを増強している。
そのメンツも実に多様。
既にシングルになっていたMatias Aguayo参加”Ice Cream”はともかくとして、まずは驚きの、Gary Numan!
1980年代の人という認識だが、メンバーがファンだったそうで、やはりこの人たち、New Wave~Alternativeの革新性の意識を持っているんだなと好感。
このゲイリー・ニューマンが意外にハマっていて驚き。
ハードな演奏に、彼の無機質なVo.がしっくりきている。
次に、Blonde RedheadのボーカルKazu Makino。
NY住在の日本人女子。
これはこれでオリジナリティがあって、良い。
そして最後は、なんと boredomsの ヤマンタカEYE!
(なんと4人のうち、2分の1が日本人)
妙にオリエンタルなフレーズもまざる、カラフルなサウンドが多重に重なりつつ、後半ドラムスが加わり、彼のボーカルがコラージュされると、なんか交響曲的な響きさえ(笑)
この曲、ある人の感想曰く「チンドン屋みたい?!」
確かにこの曲だけだと、ドラムス、ギター、ベース、キーボードが出す「音」、のポップな「響き」が最重要視された構成は、そう聞こえなくはないかも(笑)
先日読んだインタビューでも、中心人物のドラム John stanierはこう語っている。
「次の一手、となる作品なんだ。自分たちの過去をリピートしたような作品にはしたくなかった」
「バンドの最優先すべきものは、超クリエイティブであること。そして完全に新しいものを作ること」
御意!
| Trackback ( 0 )
|