公開時、あらすじを知り、イマイチ手が伸びなかった今作をDVDで。
イマイチ手が伸びなかった理由 = 主人公がパリへ行けた理由が、ギャンブル!
(あまりに映画っぽいという判断)
で実際みてみると…
製作者側もその懸念は感じていたようで、複数の筋の「奇跡」により、彼女の「夢」が叶う。
このため当初の懸念は、ほぼ払拭された!
さて、彼女の「夢」とは。
家政婦 業務中に、偶然クリスチャン・ディオールの「夢のようなドレス」に出会う→ いつの日かパリに行って買う!
という実に女性らしい「夢」で微笑ましい。
この主人公は生涯苦労し続けてきたので、人生の辛酸を一回りなめた上でポジティブ。
天真爛漫 といってもいいかも。
このポジティブネスに周囲が呆気にとらレ、いつの間にか彼女の応援団になるサマに胸がすく!
このへんのポジティブネスからの好人間関係はロンドンに始まり、パリでも継続。
特に、閉塞感極まっていたクリスチャン・ディオールの クチュリエ(服工房)でさえ!
針子から案内係からモデルから、凄い人間力(笑)
当ブログは男性なので、クチュリエ(服工房)に特に興味はないが、それでもその煌びやかさ・技術力には引き込まれるだけの表現は、あった。
結論:人生の辛酸を一回りなめた上でのポジティブ強し。保守的なディオールさえ魅了する主人公の姿に見惚れる。
P.S. クチュリエ(服工房)に興味が湧いた方は、東京都現代美術館 に急げ!
「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」 ~ 開催中 ~ 5/28 まで