イサム・ノグチ の回顧展が 東京都美術館 で開催中。
展示は3層に分かれていて、
(1)「彫刻の宇宙」
入場するとまず「あかり」インスタレーション(約150灯の和式に灯篭群)に圧倒される!(写真:中央の作品は 黒い太陽 1967-69)
「あかり」インスタレーション以外は 初期 の作品群 が中心。
オススメはまずこのゾーンの個々の彫刻と向き合う・感じる → テーマを考える → 目録で確認。
彫刻 が自分の「五感」と「理性」に響く瞬間を楽しめる、稀有な時間に。
当ブログはコレにはまった(笑)
(2)「かろみの世界」彼の中期の作品群。
「かろみ」とは灯篭の照明自体が「軽さ」を表現しているという彼の主張のこと。
その「かろみ」作品群にあわせ、アルミニウム板を組み合わせた時代の作品群。
(3)「石の庭」晩年の「石」にこだわり抜いた時代
最後のコーナーに上がる前に、「石」の種類・それらの個性を解説するコーナーが!
それらは花崗岩・庵治石・本御影・万成石・スウェーデン産花崗岩・玄武岩。
最初の展示にもあった「石」にこだわり抜いた作品群に出会うだろうことを強く予感させる。
→エレベーターを上がると、圧巻!
解説にあったのは、イサム・ノグチ が「石」にこだわり抜いた時代は2つに大別されるそう。
・NYマンハッタンを出て、ブルックリン側に居を構えた時代 → 今は美術館になっている
・さらにその後、日本は 香川県 牟礼町 で制作した作品群 → 今の「イサム・ノグチ庭園美術館」
ここの石彫が 牟礼町 以外で展示されるのは、同館開館以来、初めてのことだそう!
という具合で予想以上にインパクトを感じた展示会となった。
もしかして必見では?!
WEBでの事前予約制を導入しており、本日の朝日新聞題字下にQRコードも!(たまたまだが 笑)
とはいえ当日も枠に空きさえあれば窓口にて購入可能。
8月29日(日)まで。