これ以上ないくらいレベルで「タイムリー」な内容。
というのは何故か、はいうまでもあるまい!
第1章 プーチンの戦争とサイバー戦 がまず凄まじい内容で驚く。
ウクライナ侵攻をめぐる、ロシアのサイバー攻撃、特に「フェイクニュース」が直前に行われていたと論述。
実際の武力行使の前に敵国の情報系統を攻撃するのは、現代ロシア軍の得意とする戦術とのこと(汗)
具体的には、DDoS(データを大量に送り付けサーバーをダウンさせる)型と呼ばれる攻撃方法など。
ロシアにはそもそも、KGB(現FSB)のみならず、SVR、GRU と3つの組織が競い合いながら仕掛けてくる。
さらに追い討ちをかけるのが、ゼレンスキー大統領暗殺周りの「フェイクニュース」の数々…
これらに対抗しウクライナ(アメリカ?)も参入し、「フェイクニュース」→ 事実の公表、の流れが出来上がった。
ここまでが第1章で、続く章も凄まじい…
第2章 中国は技術を盗んで大国になった
第3章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権
第4章 中国に騙されたトランプ
と3章に渡り、中国 のやりたい放題が展開され、第4章ではコロナ初期の「フェイクニュース」に。
トランプもまんまと習近平の放った嘘にはまってしまったのだ(汗)
これを機に中国に対抗する姿勢が固まるわけだが…
こうして、最後の2章は日本の今後のあるべき戦略を説く。
それはタイトルだけでお分かりいただけると思う!
第5章 アメリカファーストから「同盟強化」へ
第6章 日本はサイバー軍を作れ
1 ~ 4章でロシアと中国のやりたい放題ぶりをさらに強く認識した身にとり、サイバー軍の創設は喫緊の課題か。
結論:ウクライナ侵攻で「今起こっていること」から論述する内容は、これ以上ないくらい「タイムリー」(汗)