アイドルはいかにも「スタッフによって作り上げられた(ある意味において)完成した芸事」を感じさせる存在である一方、そのように計算されてできている部分と、全然そうでない部分が入り込んで混ざり合うことで、アイドルならではの気持ち良さが成立すると考えている。
その点、Perfumeは実にヨイ。
(イキなり固く論じておいて、そういう結論かよ~)
どういうことかというと、3人のキャラが今風、長髪、ショートと明確に分かれていてわかりやすい一方、芸歴がすでに10年近くと長く、「作られた感」を微妙に消している点がオモシロイ。
かつまだ19才。
なぜか、久々~に「アイドル」を強力に感じさせてしまう。
と言いつつ、個々の性格は「笑っていいとも!」の出演を観る限りでは、あ~ちゃんが天然系だという以外はよくわからなかったが。
でもあの「アイドル」を否定しきっているような壊れ方、新しいかも。
曲はいわゆるテクノポップ、というかここ数年のラウンジ、エレクトロニカ傾向。
そのサウンドによって何か一皮むけた感があるとも言えるし、一方でそれを消化したことによってそれらを一気に普遍的なものにしてしまった感もある。
そう考えると、この消費力、オソロシイかも。
テクノポップ系の音楽を「狙い」で侵攻している個人、グループはあまたあるが、Perfumeは3人のキャラそしてダンスに、テクノポップが加わることでそういう感が理性を超えた?他にない「キッチュさ」を実現している。
「テクノポップ」と「アイドル」の相性がこれほどいいとは思わなかったというのが本音。
まずは今週末のMusic Lovers(日テレ4/13 23:30~)を視聴かな。
今後どう育つか、勝手ながら注目したい!
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BSフジのドラマの主題歌になっててまさにアイドルだけどテクノっていうのがおもしろい。男性達が夢中になるのは分かります。
私はソフトバレエですけどね。^^
<キャンディーズのテクノポップ版という感じ
確かにそうかも。
一方音だけ聞いても満足できないのは、あの踊りがあって初めて楽しめるという点で、ピンクレディ系かも?!
ソフトバレエも良かったですが、こっちの「誰が歌っていても」変わらない不思議なアイドルぶりは2008年ならではと言えると思います。