日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 




先週5/19に放送された番組をビデっておいたので、週末にみた。
ロンドンが世界の金融の中心地化していることは認識していたが、こうやって映像でみせられるとまたリアルに感じられる。
ロシア、インド他の人材流入を促進するとともに、資本も取り込み国際化を進めることで巨大化してきたと。

驚いたのは、この番組のほとんどメインに据えられていたのが、Football!だったこと。
チェルシーのオーナーになったアブラモビッチ & 古いサポーターの比較、マンチェスター・シティのオーナーになったタクシン前タイ首相、そしてアーセナルのロシア富豪による買収騒動などで、番組の70%くらい締めているのではないか?
う~ん、これじゃサッカー番組だぞお!

一方こうなると突っ込まざる得ないのは、なぜマンチェスター・ユナイテッドについて触れていないかだ。
イギリスの代表的なFootball Clubであり、今年のチャンピオンズ・リーグを制したマンチェスター・ユナイテッドも既に外国から買収されている。
しかもそれは、アメリカNFLタンパベイ・バッカニアーズのオーナー、マルコム・グレーザー。
買収されたのは、2005年 5月16日。
また第3のチームリバプールでさえ、既にアメリカ資本に組み込まれている。

さらにそもそもの資本の流入は、メディア王マードックから始まった。
オーストラリア人だが、1986年にアメリカでFOXテレビを創設した際に放送法の関係でアメリカに帰化し、アメリカ合衆国国民となっている。
そして1989年彼が率いる「BスカイB」という衛生の放送局を開局。
先行していた2つの放送局を追い越すために、プレミア・リーグをイングランド・リーグから独立させ、その独占放送権を一手にし、一時は上記のマンチェスター・ユナイテッドの買収にも動いた(失敗したが)


結論をいうと、この番組のテーマ(ロシア、アジアからの人材、資本流入)とこのFootballまわりの騒動はやや合致しない。
Footballまわりの騒動は、あくまでも優良コンテンツをめぐる争いという文脈に入るように思う。
(と言っても番組自体はたいへんに楽しめたし、いつもNHKスペシャルには期待しているのでそこは誤解のなきよう)

そして最後に蛇足でふれざるえないのが、それだけ資本投入されているのに、あるいは投入された結果?EURO2008にも出場できないイングランド代表のことである。
この話になると、またいきなり番組とシンクロしてくる。

そうか!
英国籍のサッカー選手も、外人労働者によって仕事量が減少した国内労働者とおんなじことか!!



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