主人公は80歳。
日々、「現実」と「勘違い」「幻想」の合間を行き来する状態に陥っている。
記憶力が低下しているだけではない。
むしろ意識ははっきりしている。
だがどこからが真実で、どこからが幻想か、わからくなっている自分に気づく。
具体的には例えば、
・会ったこともない人物が突然現れる。それも複数…
・自分の家にいるはずが、違う場所にいるような気もする
・自分が大事にしているアンティークウォッチが、置いて会った場所から無くなる
なので、お手伝いの介護士を疑う、娘すら疑いだす
・感情の起伏が激しくなっている(とまわりが考えている)
・このため娘が苦労して手配した介護士が次々と辞めていく…
・娘の夫の顔が思い出せない。他人にみえる
アンソニー・ホプキンスが唸るような演技でこの様子を表現していき、観客は魅了されるばかり…
鳥肌が立つほど(汗)
前評判をうっちゃり、アカデミー主演男優賞を獲得したことにガッテン!
(急死した C ボーズマン が大本命視で発表順までトリに → 結果ドッチラケ...)
やはりアカデミー賞を獲得した 脚色 にも納得。
(元々は舞台劇だったそう)
主人公視点を ある時はセリフで、ある時は映像で、ある時は音楽で、と組み立てていく技に時間さえ忘れそうになった!
娘を演じる オリヴィア・コールマン も好演。
彼女は前年にすでにアカデミー主演女優賞を獲得していたのでその点で不利だったかも…
結論:脚色 そして 名優の演技 で、主人公視点という新しい切り口から「老化」を描き切る一作。
この物語は日本でも舞台劇になったようですね。
オリヴィア・コールマン最高です。
>鳥肌が立つほど...
たちました。
ホプキンス
オリヴィア・コールマン
の演技に浸りたいという気もしますね〜
そう思わせた時点でアカデミー主演男優賞は決まりでしたね。
<そう思わせた時点でアカデミー主演男優賞は決まり
それでアカデミー賞史上に残るドッチラケエンディングを
迎えた訳ですね!(笑)
まあこの事件にはかなわないですが → リンク参照