原題は、synecdoche new york 。
「マルコヴィッチの穴」Being John Malkovich、「エターナル・サンシャイン」Sunshine of the Spotless Mindの脚本家チャーリー・カウフマンが初監督。
これは期待しないわけにはいかない!
今年06月17日にも、「期待の映画、チャーリー・カウフマン初監督「脳内ニューヨーク」 synecdoche new york」を当ブログではアップしている。
で、感想を一言で表現すると....
「現実と幻想が折り重なって加速度を増す、2時間のトリップ」
見終わったあと、あまり感じたことのない不思議な満足感を味わった。
普通は帰りの電車では、ipod=Music、and 本=読書、というパターン。
なのだが、今日はなし。
映画の余韻を楽しみたかったからだ!
「リミッツ・オブ・コントロール」とは違って、ラストまで集中できた。
どんどん肥大し、幻想に取り込まれる(現実)感覚が楽しめたからだ。
妙にイマジネーティブでその深く沈んでいくこの映画。
もしかして、「癖に」なってしまうかもしれない、
ただし名作と問われれば、違う気もする、
そんな作品。
NYが舞台だということは差し引かないといけない(NY物であればかなり満足してしまうワタシ)
と言いつつ、この物語はNY以外では成立しないな、とも思う。
NYはセントラル・パークや区画整理がそれなりにされているものの、ひとたび裏道に入れば....
そこがこの映画にいかにもフィットする。
LA、ロンドンetc...では成立しない。
最後に一言。
この映画は、特にクリエイターなどには真っ先にお勧めしたい、感性のブレイン・シャワー!
(テーマ曲も、妙に残って困る)
公開は来月11/14。
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TBどうもです。