世間の絶賛とは別に、ちょっと冷めている当ブログ(笑)
その理由を以下。
戦争映画→マカロニ・ウエスタンときたので、どうしても前作(以下、イングリ)と比べてしまう。
ポスターは、アメリカで言う スパゲッティ・ウエスタンそのまま(写真)でカッコいいのだが...
イングリで面白かったのは大きく2点。
1「危機的な状況での会話」
第二次世界大戦中のパリなので、ユダヤ人差別真っ只中。
そういう中、レストランで鉢合わせがドツボ化(汗)他が数回。
命取られるかの別れ目の、ピリピリした会話を紡ぎ出す手法に唸った。
で、今回は黒人差別真っ只中。
だがこちらに会話の妙はなく、ひたすら黒人たちがいたぶられまくる。
残虐なシーンは彼の映画ではまあ慣れっことはいえ「これ見て黒人は笑えるのか?」というくらいの徹底ぶり(汗)
まあギャグなんだけど、ちょっと成立してないような・・・
実はNYで公開直後の満員に近い劇場で見たのだけれど、まわりの黒人は普通にゲタゲタ笑っていた。
ふ~ん...
⒉ 肝心のクリストフ・ヴァルツ、が生きてないような...(ついに賞取ったものの...)
イングリで彼はドがつく「悪役」
ところが今回は、クセはあるものの、基本「善玉」
ここで大きく彼の味を損なっている気がしてならない。
いっそデカプリオと役を入れ替えても良かったのでは?!
そう! 逆も真なりで、
デカプリオの役も面白いといえば面白いが、シュルツなら数段上をいったはず(ですよね?)
という具合で、いろいろと不満の残るタランティーノ作品になってしまった(涙)
イングリならともかく、そういう状態に陥った「3時間」は辛い。
2時間以下だったら印象も違ったかもだが「巨匠」?!にそれを求められる人材は存在しないだろう(笑)
DVDになったら日本語字幕入りで改めて見直すことにしたいと思う。
劇場では明日公開。
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「観方」はひとさまざま、「味方」と敵がよく分かる西部劇でした。
某ブログには、配役を逆転したと絶賛してましたが (日々 是 変化ナリ)さんは変化を求めず、適材適所に
演じさせるべきと評したあたりが、面白く思えました。
公開直後のNYで、観たとは英語が達者なのですね。字幕や吹替を必要とする身ですから、羨ましい才能です。
ここぞ、というところで、
一気に!
いかせていただくブログとなっております
ヴァルツとレオが入れ替わっても良かったかもという意見、なるほどと思いました。
でもそれだとイングロとかぶっちゃうので、あえて善人をやらせたのかなと思ったりもします。
ところで、すみません。
トラックバックをいただいていたのですが、誤って削除してしまいました。
お手数でなければ、再度送ってください。