渋谷は若者の街、そしてここ数年新宿化が進んでいる街のように思います。
そんな街の、しかも109の中という恐ろしく渋谷のど真ん中にそのバーはありました。
「コレヒオ」
大人のオアシスのようなバーでした。
ところが、この年末に寄ったところ、閉店の告知が.....逝ってしまいました....
もう一度、あのカウンターでマティーニ(絶品でした)が飲みたかった...
店に入ると、カウンターの店で、奥はL字型、すぐ目につくのは、さりげなく置いてあるが、横幅がカウンター沿いに伸びている、押さえめの色彩の、赤く海に溶けていく太陽そして海面(写真はそのイメージ)
マスターがお気に入りで設置したという。
今にしてみると、もう少しカウンターごしの会話を積極的にして、そのパネル、そして店に込められた想いを聞けたら良かったなと....
一度、他の客が全くいなかった時に、そっとお願いして(こういうの微妙ですよね。その時は自然にできたかと思います)買ったばかりのハープのCDをかけてもらったことがあります。
そのハープの清楚な響きは、通常かかっているジャズとはまた違った趣きで店に響き、その場にいた全員に共鳴していました。今でもその瞬間はリアルに思い出せます。
せめて、長年お店を経営してきたスタッフの方々に敬意を表したいと思います。
貴重な時間をいただき、ありがとうございました。
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