著者のジョルジョ・タボガはイタリア人の数学者。
サブタイトルは「1791年の死因の真相」
彼の言う真相とは、要約すると以下のような内容。
モーツァルトの死の翌日、フランツ・ホーフデーメル氏が妻も巻き込んで自殺(妻は重傷ですんで生存)
数日前に、ホーフデーメル氏は妻に手を出したモーツァルトを棒で激しく殴打、これがモーツァルトの死の直接の原因となる。
この事態を直前に把握したレオポルド二世は、スヴィーデン伯爵にこのスキャンダルをもみ消し工作を依頼。
スヴィーデンは、見舞客の来訪を禁じ、死後コンスタンツェを直ちに現場から遠ざけ、埋葬も急いで済ませてしまい、この事件を闇に葬った。
こう書くと、なかなか面白い話のようにみえる。
が、所詮1791年の話なので、なんか靴の上から足を掻いているような感覚のまま読了。
イタリア人ならではなのだろうか? 文体もやや独特で、読み進むのにやや苦労した。
が、飛行機の長時間の飛行時間の中でなんとかクリアー。
(ふう~ あと1冊)
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