日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 





早朝、いつもながらに(笑)、なでしこのサッカーに魅了された。
実は当ブログでは前回2008北京時、なでしこのメダル!を宣言するくらい入れ込んでいた(2008年08月05日アップ)
残念ながら結果は4位でメダルなしだったが、この試練をきっかけとして、なでしこは奮起。
去年2011年7月17日(現地時間)に大輪の花を咲かせ、震災で傷ついた日本人の心を癒した。
そして今日フランスを撃破、ついにメダルを確定とともに、決勝進出。
泣けるわあ...

さて今日も、日本人選手を出場順にスベダラっと時系列にランキングしていきます!


18:42~【陸上】女子スプリント・500mカヤックペア  予選2組に 北本 忍、大村 朱澄ペア   
18:55~【陸上】女子5000m予選    吉川 美香、新谷 仁美、そして福士 加代子!
19:25~【陸上】女子やり投げ予選    海老原 有希、アジア大会28年ぶりの金、から世界へ!
19:30~【トライアスロン】男子決勝   細田 雄一、田山 寛豪が鉄人に挑戦!
19:50~【陸上】男子200m予選    予選3組に飯塚 翔太、6組に高平 慎士、最終組に高瀬 慧!
21:30~【レスリング】男子グレコローマンスタイル96kg級  続け!齋川 哲克☆
            男子グレコローマンスタイル66kg級 続け!藤村 義☆
22:00~【体操】男子個人 平行棒決勝   田中兄弟で勝負!☆
23:00~【バレー】女子準々決勝      日本 vs 中国☆
23:00~【シンクロ】女子デュエット決勝    乾 友紀子、小林 千紗ペア、挽回できるか?
23:30~【卓球】女子団体決勝   日本 vs 中国☆☆(写真:会場エクセル)
23:30~【重量挙げ】男子105Kg 超級    目指せ8位入賞、太田 和臣。
23:41~【体操】男子個人 鉄棒決勝  残念ながら日本選手の出場はなし 
25:00~【サッカー】男子準決勝    日本 vs メキシコ☆☆
27:45~【サッカー】男子準決勝    韓国 vs ブラジル☆ 

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お断りしておくが、当ブログは、オリンピック・ブログでは決してない。
ので誤解されないように、今日は本の感想をアップ!


読んだ本のタイトル=競争戦略としてのグローバルルール
サブタイトルは、世界市場で勝つ企業の秘訣。
著者の、藤井敏彦氏は、日本の対EUロビイストの草分けだそう。
そんな彼が語る、日本の現状に対する危機感。

タイトルだけで、そのへんが伝わると思うので列挙。
第1章 ルールに翻弄される技術力の日本―なぜ世界で主導権をとれないのか
第2章 戦いのルールが変わった―事業の成否を決した知られざる一手
第3章 グローバルルールの孤島と化す日本―中国が日本の先を行くのはなぜか
第4章 未来志向を阻む呪縛―日本的真面目さの副作用
第5章 競争の前提を変える第3の経営戦略―その他大勢から抜け出すルールの活用法
第6章 交渉の実践テクニック―世界市場で勝つためになすべきこと
第7章 ルールメーカーの条件―日本は明日の世界をつくれるか

どの章も、あくまでも実例を軸に説明していくので、各々の主張がリアルに伝わってくる。
それは例えば、なぜ日本が水素自動車のルールでEUに負けたのか、インクカートリッジ攻防戦(プリンター)、アフリカに携帯革命をもたらしたルールなどなど...


そして、
多分作者が最も主張したかった(と思われる)部分が2度にわたって登場するので、以下。

「遵守、不遵守二分法の弊害」(115P )
日本では、違反の引き起こした実態的影響の程度は勘案されない。
人の健康には何の影響もないような微妙な数値の問題であったとしても、違反は違反として企業は存亡の危機に追いつめられるのである。
(中略)
「ヨーロッパは非自罰、日本は自虐的、他罰的」

もうひとつ(219P )
100%実現可能な策の「積み上げ」こそ正しい政策であると考える傾向にある日本の目には、多くの外国の政策が過度に
理想主義的に見えるか、もしくは理想主義に名を借りた陰謀に見えてしまう。
もちろん考えてみれば、理念先行だからこそ、ヨーロッパにはEUという共同体政府やユーロなる統一通貨が存在するのである。
ヨーロッパの政策立案者が日本のようにでいることを積み上げるスタイルになるとすれば、それは彼らにとって自殺行為に等しいだろう。
(中略)
結局、理念と現実の間をヨーロッパ人は彼らなりの方法で埋める。だから、EUがつくるルールをすべて額面どおり受け取る必要はない。
しかし、理念には理念の強さがあるのも事実である。この点で日本は損をしている。
日本は国際社会に何か目標を語ると、すぐに「外に言った以上、死んでも実行しなければ」となる。ある意味で誠実ともいえるが、
外に向かって雄弁に将来を語ることを難しくしてしまう。

グローバルルールとは、世界あるいはどこかの国で最初は作られるもので、かつ理念と現実の間のどこで落とすかの知の探り合い。
こう書くと当たり前のようだが、世界で日本はそれができていないことへの歯痒さがこう主張している理由か。
いかに状況に応じ、柔軟な思考を持てられる日本人を数多く育てなければならない、ということだろう!

(いかにもオリンピック・ネタ化しやすい気もしたが、なんとか耐えた 笑 )


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