日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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現在のアメリカの経済環境をズバリ正確に突いている記事が先週の月曜4/20にあった。
的確にアメリカの住宅市場を分析していたが、その後その同レベルまたは延長上の議論がみつからなかった。
ので自分のメモも兼ね、アップしておく。


そもそもその記事は、かなりわかりにくいところにあった。
日経の景気指表面(毎週月曜)という統計数字だらけの面の中、縦に細長く突き立っている?記事だったからだ。

タイトルは、「油断ならない米住宅市場」

内容は以下。
中古、新築の販売件数に回復の兆しが出ている一方、

3月中に差し押さえ手続きに入った物件の数 = 34万件
これは、前年同月比 46%増.
前月の30%を大幅に上回った。

1~3月合計 約80万件
これは全米の住宅のうち、159件に1件が差し押さえ手続きという計算。

月別の数を再計算すると、
1月 = 16万件
2月 = 30万件
3月 = 34万件  

いかに急激に、差し押さえ手続きが増加していることがよくわかる。
家から追い出された人が街にあふれるだけでなく、住宅価格を押し下げるのは必至。
ますます負のスパイラルが強まる可能性が高い。
住宅販売件数、中古住宅市場が伸びているのは、この市場価格の下落が背景と考える。
一方、住宅着工件数は、ー10.8%と過去2番めの低水準(よくこれですんでいるという気もするが)

決して現在の経済危機をあおるつもりは毛頭ない、が状況を知ることは大事。
4月のこの数字がどうなるか見守りたい。



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