ニューヨークを訪れると、その街並みの雰囲気にクラシックな印象をもつ人が多いそうです。
マンハッタンのビル街もそうですし、タウンハウスが建ち並ぶ住宅街についても、新しいというよりは むしろ古い印象をもつのは、その素材のせいもあるかもしれません。
レンガや石、そしてとっぷりとペンキの塗り重ねられた鉄の外階段。
街としての歴史はそれほど古くないのに、東京よりもずっと年季のはいった質感を感じ取れるのは、うらやましいなあと思います。
写真はブルックリン地区の住宅街。建物自体は画一的な感じなのですが、レンガ積みの外壁に緑が絡んで、いい雰囲気です。
住宅街では、建物と緑がワンセットになっていますね。広い庭があるわけではないのに、どの窓からも緑を身近に感じられるのは素敵です。
ほどよい大きさの窓辺から、室内のスタンドランプの明かりが洩れます。
防犯意識の高い街だから、壁もドアも重厚そのものなのだけれど、ひとたび中に入ってしまえば、安心感のある時間が待っている。
10月に間もなくはいって ひんやりとした気候になってくると、少しずつ色づき始めた緑を窓の外に見やりながら、温かいコーヒーを煎れる。
そういうのも「ヒュッゲ」な時間というのでしょうか。
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