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家とゴロ寝

2025-05-07 23:09:48 | 桜坂の家


「桜坂の家」は、ぼくが独立して設計をてがけた最初の家です。
ちょうどその頃、私淑している建築家ルイス・バラガンの著作を眺めていました。
そのなかに、昼寝ができる空間の心地よさについて書いてあって、それがなんだかとても印象に残っていたのです。

住宅街に立地する「桜坂の家」で、ゆっくりと時間を過ごせるスペースのことを考えていたら、バラガンの昼寝の話がよく脳裏をよぎりました。
本を読んでいて、そのままソファに深々と沈み込んで寝てしまう、というような。

吉村障子を閉めると、白い静謐な空間に。
それを開けると、緑が鮮やかに姿を現す。

上の写真は家ができあがって数年後のシーン。
心地よさとは、いったいなんだろう。
そんなことを真剣に考えながらつくった家です。


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