ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

拉致問題・青山繁晴氏の意見 - 12 ( 佐藤勝巳氏 )

2024-04-10 13:29:32 | 徒然の記

 今回はウィキペディアの記事から、佐藤勝巳氏について紹介するつもりでしたが、予定を変更いたします。

 ・この記事には複数の問題があります。

 ・改善やノートページでの議論にご協力ください。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。

 記事の前に「注意書き」があったため、全体が信憑性のないものと考え、前回次のように書きました。

  ・次回の佐藤勝巳氏はさらに酷い人物で、参考にする価値はありませんが一つの情報として紹介します。

 記事全体を詳細に読みますと、中山正輝、青木宏之両氏のように、北の「攻勢」に負けて変節したと言う内容でなく、「救う会」内部の金銭トラブルでした。佐藤氏自身は「救う会」の初代会長で、以下の経歴の人物です。

 〈 佐藤勝巳 ( かつみ  ) 氏について 〉・・ウィキペディア情報

  ・昭和4年新潟県生まれ、平成25年没 ( 84才 )  元共産党員

  ・旧制中学卒業後、新潟県立巻高等学校を中退、川崎汽船に勤務、

  ・日本の人権活動家  雑誌編集者  現代コリアン研究所所長

  ・在日朝鮮人の帰還事業に参加し、北朝鮮から2度(昭和37年、昭和39年)勲章(「朝鮮民主主義人民共和国赤十字栄誉徽章」)を授与された

  ・昭和45年頃から、北朝鮮の実態に失望し、日本共産党を脱党、反北朝鮮的立場へと転向。北朝鮮に拉致された日本人の救出運動に乗り出した

  ・平成10年、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」初代会長。

  ・平成20年、「救う会」会長辞任(名誉会長就任要請を拒否)

 ウィキペディアが「注意書き」をしたのは、おそらく上記平成20年の会長辞任時の内部争いに関する部分です。会長の佐藤氏が「救う会」への寄付金を着服した疑いがあるとして、会の幹部が氏を刑事告発したと言う事件です。

 内容はゴシップ記事なので省略しますが、平成16年7月に『週刊新潮』が取り上げているそうですから、興味のある方はネットで探せば見つかると思います。

 それより重要なのは、現在の北朝鮮の動きです。2月15日に続きつい先日の3月25日に、金与正氏が談話を発表しました。産経ネットに掲載された、見出しと記事を紹介します。

  「金与正氏談話、拉致家族は「要求下げない」」

  「全被害者の即時一括帰国を、引き続き要望」

 
  ・ただ、拉致問題にこだわるのであれば、会談の構想は「人気取りにすぎないとの評価を免れないだろう」
 
 与正氏は、岸田首相が極秘にしている動きを暴露すると共に、拉致問題は解決済みという姿勢を強調しました。これに対する「家族会」の反応を、産経ネットが次のように伝えています。 

  ・横田めぐみさんの母早紀江さん( 88 )は、報道各社へのコメントで、「『できるだけ早く日朝協議を』というのは、以前から言っている。失敗しようとどうしようと、『動いていく形』ができてこないと、何も動かない」と指摘。

  ・「向こう(北朝鮮)がそういう風に言ってきてくれるのであれば、そうなればうれしい。あの国のことだからこの先どうなるか分からないが、少しでも動いていけばと願う。もう本当に時間がない」とした。

 産経ネットは早紀江さんと「家族会」の対応の違いを、そのまま続けて記事にしています。

  ・めぐみさんの弟で、家族会代表の拓也さん( 55 )は談話について、「個人的な立場からの発言」とし、「そのような内容に一つ一つ、回答はできない」と説明。

  ・「私たちは、全ての拉致被害者の即時一括帰国を求め続けており、この要求は決して下げない。金正恩氏には、問題解決に向けた英断を期待しているし、日本政府は引き続き、強い気持ちで外交に臨んでほしい」と訴えた。

 正論で進む青山氏の強硬姿勢と曖昧な岸田首相の動きが、相変わらず「日朝国交正常化促進議員連盟」の所属議員( 152名 ) を通じ、北へ伝わるということなのでしょうか。

 つまり現在の時点では、いつも通り日本は北朝鮮の発言に振り回されているという状況です。長いシリーズで「拉致問題」を取り上げ、関連情報の紹介をしましたので一旦今回で終わりといたします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする