ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

彼らが日本を滅す - 4 ( 岡崎トミ子 国家公安委員長 )

2018-12-30 18:42:40 | 徒然の記

 能力のないお粗末な大臣は、自民党の内閣でも数え切れないほどいましたが、民主党の三年間では、国の安全保障を損なう危険な大臣が沢山就任しました。

 佐々氏が、著作で実名を挙げています。警察や公安委員会が、危険団体として監視している組織と縁の深い人物が大臣に就任したり、危険人物が公設秘書となり、政府内に場所を得たりしました。機密情報が国内の過激派だけでなく、敵対する韓国や北朝鮮、あるいは中国へ漏れたりと、考えるだけで恐ろしい内閣でした。

 もしも旧民進党の枝野氏に多数を与えたら、今度こそ日本が崩壊します。彼は、共産党との共闘を掲げていますから、天皇制も憲法改正も、間違いなく無いものとされます。恐るべき民主党政権の過去を、氏の叙述に添い、忠実に紹介します。

  「左向け左、偏重政権の顔ぶれ」というタイトルで、氏が左翼重視の人事をあげています。( 経歴は、少し補足しています。)

 1. 横道孝弘 衆議院議長     ( 旧社会党 ・弁護士・江田五月氏の親友 )

 2. 江田五月 党最高顧問    ( 旧社会党 ・弁護士・元学生運動家 )

 3. 輿石東  参議院議院会長   ( 旧社会党 ・山梨県教職員組合執行委員長 )

 4. 仙谷由人 官房長官     ( 旧社会党 ・全共闘学生運動家 )

 5. 岡崎トミ子 国家公安委員長   ( 旧社会党 ・東北放送アナウンサー・労組副委員長 )

 6. 髙木義明 文科相      ( 旧民社党 ・元造船所労働組合執行役員 )

 7. 大畑章浩 経産相      ( 旧社会党 ・労組員 )

 8. 細川律夫 厚労相      ( 旧社会党 ・弁護士)

 9. 松本龍 環境省      ( 旧社会党 ・部落解放同盟副委員長 )

10. 千葉景子 元法相     ( 旧社会党  ・弁護士 )

11. 柳田稔 元法相     ( 旧民社党・元神戸製鋼所社員、基幹労組組合員 )

  警察畑を歩んできた氏には、国家公安委員長になった岡崎トミ子氏の人選が腹に据えかねたのか、一番多くのページを使い批判しています。

 「岡崎氏は平成15年、国会開会中に訪韓し、現職の国会議員として、従軍慰安婦らが個人補償を求める反日デモに加わり、声高に応援し、日本大使館に向かい拳を振り上げ、気勢を上げた経歴を持つ。」

 「岡崎議員は、約100名の参加者を前に日本での立法活動を報告し、大使館に向かい、韓国人参加者と共に拳を振り上げていた。」「後日新聞の報道で、氏の問題行動が伝えられると、反日デモでなく、従軍慰安婦とされたおばあさんたちが、日本政府に対して謝罪と補償を求めるデモだと、釈明した。」

 「大きくX印のついた、日の丸がかかげられているのに、どういう性質のデモか分からなかったという言い訳は、あまりにも白々しい。」「岡崎氏が拳をあげる写真もあり、さすがにこの時は、民主党内の役職停止処分となっている。」

 「しかし彼女は、国家公安委員長就任後に、国会でこのことを問い詰められると、国益に合致すると答弁したのだ。」「どこの国の、国益を指しているのだろうか。」

 「10月の、参議院内閣委員会の答弁で、氏は元韓国人慰安婦らに、新な個人補償を検討したいという、考えを披露した。」「昭和40年の日韓国交正常化に際して、日本は無償三億ドル、有償二億ドルの経済協力を約束した。」「当時の韓国の国家予算が、三億五千万ドルほどだったから莫大な額だ。」

 「この時より日韓の両国間および国民の、請求権に関する問題は、完全かつ最終的に解決されていると、確認された。」「これが日本の立場であり、韓国政府も認めている。それを否定するような、氏の発言は、閣僚として許されるものではない。」「菅総理が、厳しく注意して当然なのに、」「問題にもしていないことに、怒りを覚える。」

 「国家公安委員会は、警察庁を管轄する内閣府の外局であり、その長官といえば、警察行政のトップである。平たく言えば、警察の行き過ぎを監視するお目付役だ。」「そこに、特定の国や、イデオロギーに縛られた人物が就いたのでは、国民の公平と安全は守られなくなってしまう。」

 「岡崎氏のような人物が、警察のトップとなり、あらゆる極秘、秘などの、国家機密文書の閲覧権を持ち、海外情報治安機関からの極秘情報を読み、」「警視正以上の国家公務員の人事権、そして人々を逮捕する職権を握るかと思うと背筋が寒くなった。」

 岡崎氏が国家公安委員長に就任した時、私は国家機密の漏洩を心配しましたが、やはり正しい懸念でした。図らずも氏が、今回それを証明してくれました。

 「後日の情報によると、菅総理も仙谷官房長官も、国家公安委員長の任命を最初は忘れていたという。」「これを指摘されて、あわて、既に少子化担当相に任命されていた岡崎氏を、併任として追加発表したという。」「これが本当ならば、菅・仙谷内閣が、国家の基本である治安をいかに軽視していたかを、如実に物語っている。」

 菅内閣組閣後に、仙谷官房長官が閣僚名簿を発表した時、国家公安委員長だけが、発表されていませんでした。佐々氏だけでなく、疑問を抱いた人物が他にもいて、これを指摘したと言います。彼らにすれば、国家の機密情報に接するのは、国家公安委員長だけでなく、総理も、官房長官も、財務大臣、外務大臣など、閣僚全員がそうなのですから、舞い上がって忘れてしまったのでしょう。

  「1月14日の内閣改造で、岡崎氏は解任された。」「とはいえ、四ヶ月に渡って、彼女は、警視庁の極秘資料や情報へのアクセス権を持っていたのだ。」 

 今回は岡崎氏だけで、スペースがいっぱいになりました。残りの大臣については、次回とします。年内に氏の書評を完成させられるよう、頑張ります。

 それでなければ、良い年が迎えられません。

コメント
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