ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

おおきなわ

2018-07-18 12:13:45 | 徒然の記

 我那覇真子さんの、「おおきなわ」の動画を、時々観ています。

  「一つのことを追求していくと、必ず普遍のものに行き当たる。」

  昔学校で、そんなことを教わった記憶があります。絵でも音楽でも、あるいは、そんな芸術の世界だけでなく、ろくろを回し、食器を作っている職人だとしましても、一生をかけ、ひたむきに仕事をやっている人間は、たいてい自分の考えを持っています。しかも、その考えが、世間の誰をも納得させる道理を、有しています。別の言葉で言いますと、「一芸に通ずるものは、百芸に通ず。」でしょうか。

 我那覇さんの「おおきなわ」の動画を観るたび、私はそれを感じさせられます。平成元年生まれの彼女は、今年満29才です。私の息子たちより、ずっと若いのですが、その姿勢には、敬服せずにおれないものがあります。何よりも、私を虜にするのは、彼女のひたむきさと、謙虚さと、朗らかさです。分からないことは、分からないと正直に言い、知った振りで、ごまかさない誠実さが、爽やかな沖縄の風のようです。

 5月4日の動画で、彼女が紹介していた、「尚友(しょうゆう)」という言葉を、今でも覚えています。

 「語るべき友だちがいないからと、悩むことはありません。」

 沖縄の訛りを残したイントネーションが、どことなくユーモラスなので、彼女は大真面目ですが、つい笑いを誘われます。

 「尚友という言葉が、あります。」

  笑顔で言われると、あまり友人のいない私は、もう今以上に、友達を必要としていないのですが、話に引き込まれてしまいます。

 「それは、昔の書を読んで、優れた古人を友とする、という意味です。」

 昔の書を読んで、優れた古人を友にしていれば、こんな素晴らしいことはありませんと、彼女が語ります。私の場合は、古い本を読んでも、優れた古人ばかりでなく、愚かな反日・左翼に出会ったりしますから、彼女の話と合致しませんが、それでも、敬意を払って聴きました。

 先日、私のブログに、次のようなコメントを、寄せてくださった方がいます。沖縄のことを書いたブログでしたが、我那覇さんのことは触れていないのに、この方は、我那覇さんについて、次のように、言われていました。

 「今、沖縄の新しい世代には、『我那覇真子』さんのような、素晴らしいかたもおられます。」「我那覇真子さんは、『ひめゆり部隊』の精神を、」「最も良く理解されてる方だと、思います。」「私は、こういうかたの顕現に、一縷の光明を感じずには、いられません。」

 池宮城氏に代表されるように、反日と左翼の島、沖縄に、彼女のような人物が現れたという事実は、確かに「一縷の光明」を感じさせられます。

  少し寄り道をいたしましたが、いよいよここからが、本日の主題です。

  「一つのことを追求していくと、必ず普遍のものに行き当たる。」・・この言葉です。彼女は遥かな沖縄の地にいるのに、千葉の私と同じ意見を掴んでいます。私は年75にして、やっと掴みましたが、彼女は29才にして、私の認識を手にしています。

 本日観た、5月15日づけの「おおきなわ」の、動画でした。彼女の言葉に、私はビックリいたしました。

 「敵は、左翼ではない。」「変えなければいけないのは、日本人の精神なのです。」「日本人精神の復活です。」

 敗戦後に、いくらマスコミが、反日の記事を書き続けたとしても、ずっとそれに影響されているのは、国民に原因があるのだと、彼女は言います。そして彼女は、吉田松陰の歌を紹介しました。

  備えとは 艦と砲との謂いならず

       わが敷島の大和魂

 軍備だけでなく、大切なのは、自分の国をまもるという、日本人の心だと、彼女が説明します。つまり、この動画は、日本のどこにいても、真面目に日本について考えるなら、誰もが同じ答えにぶつかる、という証明でもありました。

 さらに彼女は、笑顔で私たちに語りかけます。

 「私たちは、これから、新しい試みをします、」「それは、この赤い沖縄、反日・左翼の島と思われている、沖縄から、」「憲法改正の声を上げていくことです。」

 「いつか、それを要望書にして、東京の政府に、議員の先生に、」「官房長官、いえ、安倍総理に手渡したいと、思っています。」

 相談相手になっているのは、父親の隆裕氏や妹の舞輝さんであろうと想像しますが、南国の沖縄人らしい、楽天的思考に、思わず手を打ちたくなりました。

 「頑張れ、真子さん一家。」

 

コメント (4)
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