志半ばで散った三宅氏の無念さを偲びながら、想いを巡らせていたのですが、偶然開いたブログで、新潟県知事米山氏のことを知りました。
新潟県と言えば、秋田と並ぶ米どころだとか、美味しいお酒の産地だとか、のどかで平和な印象を持っていましたので、こんな知事がいる県だとは夢にも知りませんでした。
米山知事が、保守派の長谷川教授に対し、憲法論で反対意見を述べていましたが、これはそのまま、憲法改正を願う私への批判でもあります。
「9条2項の標準的解釈は、自衛権を全く否定していません。主権も全く否定していません」「つまり長谷川氏は、憲法の授業に出席している法学部の1年生なら、ほぼ全員知っているような事実を平然と無視しています。」
「『憲法9条の改正が必要!!!なければ防衛できない!!!』と言う議論は、実は何の根拠も無く、むしろよほど宗教的思い込みによるものだと思います。」
これだけでなく、氏は民進党を離党した長島昭久氏の、「真の保守政治家を目指す」という言葉にも、反論しています。
「真の保守という言葉に違和感を感じます。」「猫も杓子(しゃくし)も保守を掲げる昨今ですが、」「未曽有の変革期にある日本が今希求すべきは『未来』であり、過去を『保守』する事ではないと思います。」「結局、昔が好きだという、そんな意味ではないのか。」
こうした発言だけでなく、氏は知事として、一昨年から「東アジア文化都市」という活動を始めています。中国の青島市と韓国の清州市との交流を目指し、相互理解の促進や交流人口の拡大などにつなげていこうというものです。
どちらのコースも中国、韓国の高校生が参加し、パスポート取得費など一部実費負担がありますが、参加費は無料だということです。市税が使われる韓国行きの費用が、相場の数倍であるところからして、残りの金額の使途が疑われているとも聞きます。
しかし私がもっと驚いたのは、いつものようにネットで氏の履歴を調べ、次の事実を知ったことです。説明なしで、事実だけを転記しましょう。
平成17年 自民党から、 国会議員選挙へ立候補 落選
平成21年 自民党から、 国会議員選挙へ立候補 落選
平成28年 民進党を離党し、共産党、生活の党、社民党の推薦で知事選に出馬し、当選