嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2014 寒さのあまりSORELに手を出してしまふ

2014-12-18 16:21:03 | 履き道楽

今シーズン最強の寒気団がはいりこんで、気温ひくめ。でも、こんなのどうってことはございません。まだ12月なので、それにしちゃあ早めか、とそんな程度。なんといってもまだ零下一ケタ代で推移してるんですから。寒さはむしろこれからが本番!

この程度で騒いでいたのでは、それこそアトがないってなもんです、はい(爆)。寒い、というのは二桁いったときですよっ(自虐ネタ)。

今朝の新聞の折り込みチラシに某シューマートのブーツ特集ものがあったのですが、そのなかのSORELの文字にうちのマダムが、これニューヨーカーの間では結構ポピュラーだったよ、というではありませんか。北海道並みの寒さを誇るNYで人気ということはそれなりに使える、という意味でしょう、たぶん。

SORELなんて聞いたこともない私は、なにそれ、てなもんでしたが、調べますとカナダの防寒靴ブランドらしい。北極圏までも含むエリアの産物ですからして、こりゃあ一度は試しておかなければなりますまい。

というわけで、退役が近い(爆)Bean Bootsを気にかけつつも、のこのこ出かけてまいりますた。

画像は5年もの。すでにかかとがなくなりかけていて、痛々しいのですが、修理するってのは、費用の点からまことにビミョー。18000円程度で手に入れた靴の修理に13000円かかる、というのはどう考えてもリーズナブルとは言い難い。あ、国内定価では3万円を優に超えておりますから、まあアリかもしれませんけどね。ここまで通算で5足ほど履きつぶしてまいりましたので、ここらで他のプロダクツも試してみようかな、というわけです。ビーンブーツは気密がしっかりしていて(蒸れるという意味です)保温性能と防水性能に富むわけで、発売からはすでに100年にならんとするロングセラーの代表格みたいなモデルです。シーズン初めの11月の時点ですでに各サイズ完売。納品は越年して1月末、になるほどの定番人気を誇ります。

圧倒的な蒸れ(=水虫に直結)を嫌うユーザー向けに、ゴアテックス内装をもったモデルもリリースされていて、私もここ数年はこれで満足していたのですが、ここへきてこの円安のおかげで、内容の割には非常に高価なものになってしまい、さらに高額な送料がかかることもあって輸入をためらっていたのですが、SORELとの出会いはちょうど良い。今朝のチラシにはクーポンがきっちり付属していて、SORELの価格帯ですと、2000円程度が割り引かれるらしい!

というわけで、某シューマートに久々に詣でます。

案の定、駐車場満車!ううむ、チラシ効果はすごいわ。と店内の混雑も覚悟していたのですが、なに1台あたりに、おひとりさまで乗りつけておりますので、たいしたことない。さっそくSORELを検分してみたのですが、想像以上にしっかりした造りですよ。その割には重量軽め。こりゃあ助かる。お値段もまあそれなりですが、北米お得意の人工素材をふんだんに使って、アジア各国で生産、というワザでもって、1万円台の前半が中心価格帯ですから、CPはけして悪くない。

クラシックなソールを使ってあるラインはマイナス40度まで、さらに軽めのラインでは25度程度までの対応ですが、これでも十分か、と思いあれこれ試着していたのですが、売り場をさまよううちにwebに載っていないOMNI HEATというラインが店頭にはなぜかならんでいて、どうやら最強らしい。なんと対応温度マイナス51.5℃っ!並行輸入の旨み、というやつでしょうか?シューマートさま万歳(爆)。

どうやら、アルミを使った分厚い保温材を内装に安易な方法で貼り付けてあるだけのシロモノなのですが、そもそもが新品時には歩行には難がでてくる長尺ブーツとしては、このいい加減な貼り付けのおかげで履き心地、秀逸(そうくるか)!この辺り、今日はシャレで履いていったJOHN LOBB Deauvilleと同等(爆)!

あ、もちろんDeauvilleさまの内装は、なんと一枚革(!)。超絶技巧でもって作られているゆえに、えも言われぬ履き心地を実現しているわけで、まったく比較にもならないのですが、履き心地が良いことには変わりがない、とそういう意味でございます。

このOMNI HEATでは、単純に非常に厚い内装材がクッションに効いているのです。

うう~、履物として、けして美しくわないが、耐寒温度マイナス50度超にこの履き心地は魅力的です。Sorelのクラシックラインのブーツ類は素材のレザーが硬かったり、スタイル的にはビーンブーツのコピーなのが看て取れるのに対して、こちらはSFチックな異次元デザインで攻めてまいります。しかもお値段はマイナス40度までのクラシックラインと同等かむしろ安い。

というわけで、ここまでの履き道楽では経験したことのない異次元の製品でしたけれど、ナニゴトも経験。買ってまいりました!

さっそく雪上を歩いてまいりましたので、インプレのちほどっ!

 


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