嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

春本番 コーティング方面も見なおしておく

2017-04-25 18:59:27 | 

さて、うちのB子さんもそろそろ4万キロ越え。通年酷使されているのは変わらないのですが、機関方面はまったく好調の極み。乗れば乗るほどコンディションを上げてゆくトクイチオートの整備が光ります。乗るたびに実感できるリニアリティは本当にすごい。まったく感動しますぜ。

季節も良くなってきたし、洗車でもしたいところなのですが、毎日ものすごい忙しさで無理。

洗車ってのは、時間ではなく、気分的に余裕がないと作業に影響が出るので要注意っす。

ほんの数ミクロンしかないクリアー層をいかにキズをつけないように扱って、いかにテカらせるか。洗車の肝はここなので、ヘタに洗うくらいなら何もしないほうが、というのが実際のところです。

極端に言えば、車のボディ、ひいてはクリアー層にはさわらないのが一番。こまめに洗って、手を入れているクルマほどキズだらけ、というのが本当。

だというのに気がついてしまったおかげで、このところ必要最小限の洗いというか、なるべく触らないようにしていたのですが、そうもゆかず。なにかソリューションを、というので動画サイトを巡るうちにたどり着いてしまった洗車屋の製品がよさげなので、ようすを見ながら、手を出してみることにいたしますた。

SHIFT という磨き屋さんのオリジナル製品群ですが、独特。

使うクロスの説明の動画で、車体表面にさわる回数について論じているのをきいて、電気が走ってしまい(爆)、その5分後には買い物をしてしまっておりました(ばか)。

DIYを推奨している店で、失敗しなさそうなのはねえかな、と考えていたのですがドンズバ。

店にクルマを置いてきて、ぢゃあお願いね、といってプロ施工でお願いもできるようなのですが、それだと達成感がないし、プロセスを楽しめない。普段のメンテナンスも他人任せにするしかなくなってしまうので、それらすべてをなるべく自分のチカラで、というのが私の好みっす。

幸い、ボクスターもB子さんもホワイトなので、失敗してもごまかせるし、たとえ放置プレーでもあまり気にならないのが幸いといえばそう(爆)。

ここ数年は、シュアラスターの簡易ガラスコーティングにお世話になりっぱなしで、もちろん悪くはなかったのですが、こちらは施工があまりにも簡単すぎて、物足りないわけです(ワガママ)。中華、飽きてきちゃった、というのが正直なところか。

さよう、クルマ磨きなんてそんなものです。

数年前には散々お世話になったPCSも、今は昔。いつの間にやらガラスコーティングが主流になってしまい、樹脂ポリマー主体で色々と製品開発を続けてこられた同ブランドもさいきんイキオイが感じられません。

個人的には樹脂好きなのですが、コーティングなんて流行を追いかけていれば良いのです(テキトー)。

ですが、上塗り前の下地づくりはテキトーというわけにわゆきません!手順を踏みさえすれば、ある程度の仕上がりが約束される仕組み。コーティング前の下地づくりまでの洗車の基本は古来(爆)、変わりませんから、上に塗り込むのは最新型を更新し続けてゆく、というのでよいか、と。逆に、ロウづかいのワックスという

クラシック路線もありです。下地さえしっかりしていれば、というね。

さて、今後はこのSHIFTさまですよ。

なぜ乗り換える気になったかというと、その洗い方。スポンジ洗車禁止、というから新しいではありませんか。私も、洗車にはスポンジしかないと考えていたので、これで随分キズを刻んで参りますた。実に、洗車ビジネスってのはこのスポンジがクリアー層につけるキズのおかげで成り立っているのです(きつぱり)。

SHIFTの推奨はムートン、というか本物の羊ではなく、毛足の長いぬいぐるみ調のソフトタッチツールを独自開発。そいつを使ったブラシに独自開発の拭き取りクロスを付属させて、販売。クリアーにキズを入れる原因になっているというステッチをきっちり排除したのが売りで、説得力を帯びます。詳細な動画がYou Tubeにいくつも貼られており、なるほどと思わせる仕組み。

動画サイトで拡販を図る新しいビジネスモデルといえるかもしれませんが、本題のコーティング剤の性能がどうなのか、興味の焦点はそこです。

口コミなどでは、マニヤ様には響いているようで、下地づくりまでの工程で買われているみたい。なので、かなり期待できそう。

実はまだ現物が手元になく、どうなるのかわかりませんけれど、とりあえず使ってみることにいたしますた。ううむ、楽しみ、って施工できるのわGW明けっすけどね〜(涙)。

 


寒冷地仕様エアコンってなんのこと?

2017-04-20 19:44:43 | ディテールオブおいまつえん

さて、長野県中部は桜満開。

ですが、異様な寒気の襲来で、着るものの選択に困る昨今(そんな悩みかよ)。ここへきて、去年あたりからモーレツにアヤシかった、一部客室のエアコンの買い替えを敢行いたしますた。

画像は、17年ものの黄ばんだ「霧ヶ峰(爆)」。冷暖房を兼用しているのはいまやエアコンとしては標準的らしいんですけど、2000年当時は、まだまだこれからな段階ですた。建築屋に、メインの暖房にエアコンを導入すると聞かされてモーレツに反対した記憶があります。

案の定、エアコンと2重サッシのみでは、信州のこの寒さが乗り切れるはずもなく、後から石油ファンヒーター→ガスファンヒーターを導入して、どうにかこうにか寒さをしのげるレベルに持って行きました。

地元の建築屋に依頼したはずなのに、このマヌケさですよ。まったく後の祭りですが、こんな始末では、この建築屋への次のシゴトはないわな、となるのに早く気がついて欲しい昨今。

実際のところ、外気温マイナス5度以下では、この当時の暖房兼用エアコンで、10年以上経過したものに関しては性能低下がいちぢるしく、ガス暖房だけでは寒いと感じたお客様が、エアコンでさらに暖房を入れた場合にもただの「霜取り」にしかならなかったのでわないか、とのご意見を設備屋さんから頂戴致しましたとさ(脱力)。

つまりうちの霧ヶ峰さまもここ5年ほどは冬場にはただの空回りだったはずで、まったく電気代の無駄。湯水のごとく電気代を捨てていたことになります。

で、その設備屋に訊けば、寒冷地仕様エアコン、三菱電機の商品名「ズバ暖」と呼ばれるモデルが、ここへきて主流になっているというでわありませんかっ!

つまり暖房方面の性能を大幅に上げたエアコン。この手は5年ほど前からあるにはあったのですが、じつに一台50万円越えの超高級モデルだったのがここへきて量産効果が出て、定価でその半額。今回見積もりを取ったらさらにその半額でしたので、イッキに導入に踏み切りますた(ファンファーレが鳴る)!

エアコンで暖房方面の性能が充実してきたのは、じつにガスや灯油の価格が不安定なことによるものだそうです。

大量に使う工場などでの需要から、供給によって猫の目のように供給価格が変動してしまう石油やガスに比べると価格が比較的安定している電気が、業務向け方面で脚光を浴びて、空調にも電気を持ってくるのが主流になった流れで、このような寒冷地仕様エアコンの発達を見たのだ、というわけ。

見れば、このモデルにはカメラのように見える、人体の動き(熱感知か)を感知するメカニズムが搭載されていて、省エネ方面や体感を狙い撃ちする方面での性能も期待できるらしい。

別に私が使えるわけでわありませんが、まずはというわけで、一部客室に導入いたしました。お客様、おまちしております〜(爆)。


加齢なる遠足 忙しくなる前に駆け込みでドライブに出かけておく

2017-04-17 16:26:14 | 加齢なる遠足(爆)

気がつけば4月なかば。ありがたいことに冬の終わりからなぜかお客様ラッシュが始まって、あれやこれやと片付けるうちにこちら長野県東部でも春本番となりますた。

ボクスターのエンジンをかけるヒマもなく、となりそうですが、とんでもない(爆)。わたしゃこのために働いてんですから(爆)。

真冬のうちから週に2度は出動させて、ポルシェらしく扱ってやるのだけは欠かしておりまっしぇん!

生産からは9年というところですから、ヤレが来る頃。今後のコンディション維持のためにも日常使いが大事っす。ようはしまいこまないこと、これに尽きます。

今日は、春の嵐だった昨日とはうって変わって、高気圧支配の絶好のドライブ日和。

なので、ちょいと足を伸ばして、太平洋岸の清水まで出向いてまいりますた。またしても定番コース(爆)。

 

 

甲府をかすめて清水を目指す時には、中部横断道が延伸中です。

R52に並行した富士川の対岸にジェットコースターのような快適な道路があるのですが、その上部に高架を渡して工事中。ついこの間、新たに1区間開通した、というので見学がてら乗ってみますた。

今回開通の区間は、トンネルが2本。これでも随分な難工事だったと思われますが、まだまだこれから。新東名の新清水ICまであとほんのわずか、とも思えるのですが、並行して走っているR52はドライブルートとしては抜群の道なので、高速道路が開通した後に、こちらがまばらになるのは個人的にはうれしいかも。

新設区間は、この日、ご覧のように交通量もほぼなく、マイペースを保てるのは全くラッキー。さいきんこのような貸切道路ばかり走っているので、たまに他車にあったりするとイラつくイラつく(ダメぢゃん)。

貸切温泉に慣れちゃうと、混んでいる浴槽がガマンならないのと一緒ですね(違うから)。

戻りは小渕沢経由にして、七里岩ラインというルートを使ってみたのですが、ここがまた秀逸。うちのボクスターで4に入れっぱなしで流すと、それはそれは(以下自粛)。

小淵沢からは八ヶ岳横断道路でコースの仕上げ、というわけですがここは17時を回るとほぼ貸切になります。

ごく稀にホンキのライダーさんや極悪改造車がいますけれど、まあまばら。

これらに巻き込まれないように、小淵沢の温泉に浸かって時間調整を行い、18時ごろにここを通過、ということにしましたら見事に完全貸し切り(風呂かよ)にハマってそりゃあもうカイカンですた。

ボクスターの2・7はこんな時には床まで踏まないと思うように加速いたしません。

ただしこれでもか、とばかりにアクセルを踏んでバイザッハモードと呼ばれる「5人目」を呼び出しちゃうと、それこそ低いギヤのホールドに始まって、凶暴な制御になってしまうので、その一歩手前で踏みとどまりながら流します。

というわけで、私のお休みはこれでおしまい。

いよいよこれから秋までぶっ通しの長い業務が続くのでございます。お客様、お待ちしております〜!