嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2024 パラブーツ道 絶賛展開中

2024-07-05 06:58:18 | 履き道楽

画像はパラブーツの広告。コートを着た紳士もいれば、警官、郵便配達人、エプロンかけてシャープナーを持ってるのが肉屋のオヤジw、カッパきてるのはamazonの配達員さんでしょうか(ちげーわ)?仔細に観察しますと、これだけでラインナップのキャラクターが窺い知れます。

カッパやコート、制服との相性が良いのがまずわかるw。てことはなんにでも合わせられる、という印象。ソールの存在感もずいぶん強調されてますね。床が湿ってるのにも注目。泥も混ざってますから、雨靴のほかに作業靴なのだというアピールともとれる。

シュッとしたパンツに合わせてるのはお国柄でしょうか?裾幅21cmかそれ以下と思われる、割と攻めたテーパードの具合から60年代のスタイルと思われます。肉屋のオヤジが履いてるのはどうやらランス。コートのオヤジはハズしで登山靴のアヴォリアーズでモンクなし。

品質に自信あり、と書かれているあたりかなりストレートな広告ですぜ。

パラ殿下が手元にやってきてからほぼひと月。屋内、屋外問わず履き倒しているのですが、個体によってはずいぶんと伸びて、素材自体の柔軟性も感じます。

日課のようにして続けているお目当てモデルの発掘は、困ったことに順調w。

モフモフのミンクバージョンのやはりデッドストックが出現してしまいましたので、早々に手を打ちましたw。今度はブラックです。ミンクファーはモフモフ部分の上面がグレー、根本がブラックなのでランス本体のレザーはブラウンやネイビーよりもブラックとしたほうが相性が良いと考えました。

しかし、あまりのモフモフぶりにローファー本体がほとんど見えず(爆)、ぬいぐるみが歩いているような印象w、なあたり狙い通りのお買い物となりました。

こんなセンスの靴は他ではゼッタイに手に入らない、いつか欲しいものだ、という長年の希望が叶いました(ミョーな希望だことw)。

そもそもこのモデルは、代表モデル ミカエルにアザラシの毛皮を貼り付けてリリースしたいというエルメスからの別注がオリジンといわれているそうです。

ここからは私の想像ですが、そのアイディアにインスパイヤされたパラブーツのデザイナーさんがこりゃええわ、といって勝手にリリースしたのがこのファー貼り付けバージョンなのでわないか。

でなければ、同時に作られたサンプルの中にあったアザラシに始まり、ウサギ、馬、ミンクなどなどのバリエーションがそのまま製品ラインナップになっちゃった、ということかもしれません。

今の空気では製造はおろか、こうして中古で買うことすら躊躇われるのが現実w。フェイクファー貼り付けの「周辺に配慮した」バージョンもリリースされていますけれど、そんなのいまさら〜、となるわけでw。

今回の個体「も」奇跡的にデッドストック。甲のベルト部分の締め付けが新品時のそれで、1時間も履いていると痛くなってくるほどで、ビーフロール部分のベルトがキチキチですが、クリームを塗って慣らしていますとほんの3日ほどで緩和されてまいりました。

この慣らし期間をひと月ほど続ければジャストフィットが得られるか、という感触です。新品のランス@ミンクファーの慣らしだなんて、非常に貴重な体験です。この先たぶん2度とないwこの感触は楽しんでおかなければ。

パラブーツ沼はまだまだ続きます。さらにつづくw