嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

「マルサの女」1、2を復習しつつTV朝日「ナサケの女」も見てみる(爆)

2012-06-29 20:35:46 | テレビ番組

515bq4qz4yl_2 さあて、ゼーム署帰りに、そのあまりの開放感から、思わずツタヤに寄ってしまい(爆)、借り出したDVDは全10巻!

このところ最新作からは遠ざかっておりました関係で、あたらし目のやつは容易に決まったのですが、ナツカシ目のやつも、と思い邦画コーナーを彷徨っておりましたらば、あったあった、伊丹十三カントクの名作「マルサの女」!もう、これっきゃない、と!

1ではあいかわらずのディテールに迫る画面作りが秀逸な他になんといってもテーマが「カネ」なだけに、身近でえげつなく、さらにエロさも盛り込んでもう面白いなんてえもんぢゃない。伊丹監督の一連の作品で2がリリースされたのはたしか、これだけだったはずですが、むべなるかな。1では所得隠しのノウハウとその暴き方のノウハウが事細かに描写される他に、なんといっても伊東四郎演じる、パチンコ屋の社長の売り上げ除外が最高!税理士とのやりとりも血なまぐさくてよいが、その前に出てくる食料品屋のご夫妻の家事消費分の扱いなんかも税務の木曾なだけに(爆)、扱いがうまい!ゼーム署がえりなだけに響く、と(爆)。ロールスロイスのシルバースパーも効果的に使われていますが、なんとも美しいテールラインなど、本当に上品でホレボレいたします。

で、DVDの合間に、ぼんやりTVを眺めておりましたら、TV朝日で放映されていた「ナサケの女」がこれまた再放送されているでわありませんか!・・・いまをときめく大女優(といってよいでせう)米倉涼子が主演の現代版マルサの女というわけですが、なに脱税の手法が80年代と変わった訳ではありません。この世界、その昔からその手法は変わらない・・・が、ドラマ中には小物を中心にモダンな要素を組み込んだほかにアサヒ系ならでわのえげつなさに加えて、やはりカネがテーマなだけにエグさピカイチ。カネ、とくに身近な税金を扱うとここまでエグくて面白くなる、の見本というわけですね。

ところで「マルサの女2」では地上げに絡む暴力団が扱われていて、それがまた絶妙にうまい演出なのはまことにあっぱれなのですが、考えてみますとカントクもこれら暴力団に映画の演出どおりにヤラレてしまったのではないか、といまとなってはまことに遺憾ながら気がつく昨今。なき名監督にあらためて合掌。


加齢なる遠足(ひさびさ) 千曲川左岸道路をゴルフ6で攻める(うそ)

2012-06-29 19:15:54 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc06205 千曲川は新潟県にはいるとなぜか信濃川、と名前を変える流域面積日本一の一級河川・・・そいつがうちの裏を流れているのですが、今日はそれに沿ってお客さまのゴルフ6に乗せていただき、その千曲川に沿って長野市近郊までドライブをばしてまいりました。

千曲川左岸はじつは繁華な街並みが少なく、クルマを走らせるのにはうってつけ。街並みが少ない=信号が少ないという意味でございますからして平均速度が比較的高く、クルマには優しい道が長野市まで延々60kmほども続きますので、私も時間があるときには自分のクルマで出向いたりしております。

Dsc06204 沿道には千曲川の河岸段丘に沿ったワインディングがこれでもか。今日はそこをゴルフ6で、というわけですが、この安定感と静けさはなに???ダウンサイジングの効果といってよいでしょうが、エンジン音すらビミョーに聴こえるかどうか、というレベル。一番大きなノイズはタイア方面からのそれではないか、と思えるくらい。

ゴルフ2には3年、ゴルフ3には弟が乗っていた関係でたまに、4はトクイチオートの代車だったのを幸い、まあ大体味わっている。5も同様、ときて、この6なわけですが、ひとことでいって「実直」。このマジメさはまさに国民性なのか、となるのですが、あれだけ不味いもの食べて(爆)る関係でここまで実直な製品ができるのか、と感心しきり。つまりは美食その他の享楽的な生活態度に惑わされない国民性の発露である、というのが私の意見。つまらない、かもしれないが、それがどうした、というわけです。マジメで悪いか、とゴルフに乗るたびにものすごい説得力でもって揺さぶられるので、抗えない。私もたまたま2台体制を許されているので、ポロに甘んじておりますが、まあ1台だったら、ゴルフでしょうなあ、と。芋が主食なだけに、プロダクツもイモだ、とイタリヤ人にはさんざんバカにされているようですが、そのイタリヤは実直でなかったばかりに、いまやスペインとならんで、主要銀行ならびに国債格下げ→国家破綻の危機に瀕しておるでわないですか。

ゴルフも6までくると、こうなるか、という事実を目の当りにいたしますと、感慨深いほかに、なにかクールな凄み(上手く表現できませんが)すら感じて背筋が寒くなる瞬間がございます。

いまやトルコンATとなんら変わらない感触でもってポンポンシフトアップしてくださるDSGやいまや重量級となった車重からくるコンフォートぶりは憎たらしいほど・・・

ゆいいつのモンダイは格上のパサートや同一シャーシのくせに100~200万の差額が出てしまう、アウディとの差別化だけでわないのか、といえる完成度に舌を巻いたことよのう。

画像はJR中央線、姥捨駅にて。くしくもここは今年初頭にN山さんのアウディS3で登った山ですが、乗り心地の万能さではゴルフの圧勝。アウディのエスですと、もったいなさが先に立ってしまい、パフォーマンスの18パーセント程度までしか生かせない道路環境を呪いたくなるわけですね。ゴルフにはそれがない、とわけですが、日常使いではこの違いは大きいとみました。ま、その違いに200万円払う、というのにも禿げしく同意するわけですがね(爆)。

S木さま、このたびはまことにありがとうございました。また遊びましょう!


サワヤカな日、税務署にて(爆)

2012-06-28 16:56:22 | 今日の逸品

Dsc05645 さあて、現代版こけおどし(完全意味明瞭)ともとれる、考え抜いたご衣装で(爆)、2F大ホールのイスに座っておりますと、名前を呼ばれて仕切りのあるデスクに促されます・・・

ご担当はうら若き女性・・・おおっ!!スーツ姿に眼鏡ジョシとキタ!!ううむ、萌え~となりそうになりますが、ジョーダンぢゃないって(爆)。眼鏡の奥の瞳がいぢわる~に見えるのはあながち気のせいではない、というものでしょう(爆)。

応対はいたって丁寧。まずは世間話から、といいたいところですが、テキはイキナリ斬り込んで来ました~(ガクブル)!

が、その内容はどうやら私の単純な記載ミスな模様・・・収入と所得に関する計算の一部が、というものでして、いたって単純な間違い。うへえ、情けねえ!となりましたが、もしかしてこれは前段に過ぎず、このあとにバクダンが控えているのかも、と案ずる余裕がございました・・・が、どうやらそれでおしまいな模様。

こうしていったん申告してしまった以上、それの訂正には本人の手で修正申告をする必要があり、それで呼び出したのだ、というワケ・・・いつも税務に関しましてご理解を賜り、みたいなことで挨拶までされてしまい、今後ともよろしくね、となりますた(狂喜)。

あんだよ~、「呼び出し」だなんていうから、構えちゃうぢゃんかいな、というのはおくびにも出さず、スキップしたいのをガマンしつつ、2度と来るまいと誓いながら、ゼーム署を後にしたのですた・・・

ああ~、よかった!!帰りにはツタヤでDVDを10本ほど借りまくってしまった、といえば私の開放感がお分かりいただけるでしょうか(ばか)。そのなかに伊丹十三監督の「マルサの女」1、2がふくまれていたのわナイショというものですぜ、これわ(爆)。

植木屋さんの作業も無事に終了。今年前半の出費は以上でおしまいとなる予定。マイルもとっくに10万の大台超えてるし、そろそろお出かけでもしたいものですなあ(希望的観測)。

ご心配いただきましたみなさま、まことにお騒がせいたしました。以後気をつけます~・・・(ショボ~ン)


サワヤカな日に税務署に出向いてみる(爆)

2012-06-26 20:39:57 | 今日の逸品

Dsc06150 ヌハ~、梅雨の中休みか、という晴天に恵まれた某日、出向いてまいりますた>痔元税務署!!

普段はこの税務署の前を通りかかるたびにイヤ~な思いにかられ(なぜ)、加速しながらの通過、となっておりましたが(爆)、今日はそうはいかない。なんといっても「お伺いしたいことがありますので」といって、呼び出されておりますわけで、自営業者といたしましては、それこそ驚天動地!!

眠れぬ夜を過ごすことすうたび、ようやく当日を迎えたのですた(うそです)。

まずはなに着ていくか(そこかい)。スーツ、ってのもよいのですが、僕の場合ハデなギャング向けしか所有していない関係で(爆)こんなの着たんぢゃ、まったくの逆効果(完全意味明瞭)。かのアルカポネも裁判のそもそもの端緒は所得税の不申告だったというではありませんか(爆)。お会いになった方々は先刻ご承知なわけですが、私がほんらいもっているマジメなキャラクターを生かすべく(どこが~)、トムフォードのTF5116のシャイニーハバナで数字に強いイメージを植えつけたうえで、ビンボーキャラとならないよう、ラルフローレンのブレザーに番手の高い白いシャツを着込んでみますた。ネクタイは汗かきやすいかな、と思い(爆)なし、といきたいところですが、ゼーム署詣でなんてそうそうあることぢゃない、というわけで、これまた「経理イメージ」のポールスチュアートのイタリヤンシルクを使った紺地にシルバーのピンドットでフル武装だ(なにしにいってるんだ)。靴はもちろんマジメキャラのエドワードグリーンのフルブローグ・・・ゼーム署員の月収分のお値段の一足ですぜ(ガクブル)!

「マルサの女」などの見すぎで(爆)、税務署に呼ばれる=所得隠しみたいなイメージが刷り込まれているのがまことにアレなわけですが、そもそも隠すほどの所得がないこの私の場合、なぜ、どうして、というのが先にたって不安をあおります・・・

指定された場所に参りますと、所在なげにすわっている80代と思しきぢいちゃんと、自営業ありありのご夫婦が先客。ぢいちゃんは呆けた風で、書類すら持っていないのに対して、ご夫婦は総勘定元帳を片手に追徴課税について話し合っておられ、今にもケンカがはじまりそうだ!・・・うひい、耳ダンボっす~(他人事ぢゃないだろう)。

いいぞ~、スタイルこそ申し分ないものの(そうかい)、ゼーム知識は幼稚園児並みだ!が、それがどうかしたか、と・・・強気のまま担当者をお待ちいたします・・・ガクブルのまま以下痔号


緊急速報! アース・モンダミンカップの優勝副賞に新型ボクスター!

2012-06-25 09:49:25 | 今日の逸品

Dsc06207 今朝づけのサンケイスポーツによれば、女子プロゴルフ24日最終日のアース・モンダミンカップの優勝者の副賞に新型ボクスターが贈呈された模様!

ということわ、ファーストロットがすでに入荷済みなわけで、納車も遠からず開始という段階か・・・路上ではやくお目にかかりたいひものなり。

ううむ、ロングホイールベース化からくる、フロント+リアオーバーハングいっぱいいっぱいまで張り出した4つのホイールにえぐれたっぷりのドアがインテークにつながっているあたり、987との大きな相違で、まさに新型のハイライトですが、外観はともかく、効率アップの2.7に軽量ボディ、ロングホイールベースの「走り」、そこがどうなってるのか。まったく興味津々。新型911の「走り」などというと速度域と価格域が高すぎて(爆)、身近には感じられない一方、ボクスター、それも2.7あたりの「走り」は本当に現実味を帯びていて、気になる。かつて走りがここまで気になったクルマも少ないのではないか、と個人的に注目しております。

ポルシェの名物、初MYに特有の重篤なトラブルがでてくるのはまだこれから。不見転で予約をなさったみなさま、せいぜい丁寧にお乗りになり、2年、いや3年後の中古車市場への、良質な物件のご提供をぜひともお願いしたい昨今(爆)。ホワイト+ブルーのフルレザー内装+ブルー幌+PDK+スポーツクロノパッケージ+アダプティブスポーツシート装備の個体など(あるわけねって)、狙いたひものですのう(殴)。


梅雨の晴れ間をついて超レア車が集まりました!

2012-06-24 11:53:06 | 今日の逸品

Dsc06178 いやはや、植木屋さんのお手入れがいよいよ終了まぢか、とホッとしたのもつかの間、おいまつえんではすでに恒例となった、OPEL関連オフ会にご産科のみなさまがいらっしゃいました!

画像はディナーのシメにお出ししたオリジナルテラミス(爆)。底部に敷き詰めた濃厚なココアムースの風味づけにメイプルシロップをたっぷり使ったバージョンでございます。ティラミスはシンプルなチーズのムース、という解釈で良いかと思いますが、作り手によって味わいが変わる奥深いデゼール・・・ううむ、なかなか難しいものですのう・・・

Dsc06172 ディナーには地元の蔵元さんの飛び入り酸化がある、という情報をいち早くキャッチ。献立のすべてに日本酒に合う仕組みを施して緊急対応だ!

ご参集のみなさま、まことにありがとうございました。酒粕のラザニヤ、さらに磨いておきますので、またいらしてくださいね~!!

画像はナニコレ珍百景(爆)、なんとあのOPEL SYGNUMそろい踏みの図。関係者以外にはヒュンダイの集まりか、としか映らない興味のない図ですが、関係者は熱くコーフンするのですた!


植木屋さんのお手入れ大詰め! サワヤカな夏はくるのか(爆)

2012-06-22 20:37:58 | アート・文化

Dsc06145 さて、ゼームと並んで、慣れないことのひとつに植木屋さんのお手入れがあります。

別に私がお手入れするわけではないし、気にする必要ないぢゃん、と思われるかもしれませんが、どっこい、植木屋さんが切り落とした枝木を拾うのは、じつは施主の役割。それがイヤなら、シルバー人材センターに連絡して、じいさんに拾ってもらいな、というのが世の中というものです(爆)。が、じいさんに拾ってもらうのにも費用がかかります。ナニゴトもできることは自分で、というのが私のポリシーですからして、ここはムシやらクモの巣やらが痒いのをガマンしてひたすらフォローに回ります。

うちの植木屋さんは当代で3代目。じつに100年近くにわたって一貫してお手入れをお願いしているわけで、費用対効果はともかく、この木はこう、あっちのあれはどうしてどうの、という不文律がきっちり確立されているので、やたらといじれない、というのがうちの庭でございます。さいわい、いらしていただいたお客さまには好評をいただき、「陰影礼賛」ではないですが、絶妙の加減である、とお褒めをいただいております。

かのトクイチオートの整備の完成車のイメージにも影響を与える(ほんとうです)、というこのお庭の手入れにはゆうに2週間と50万円を要しますが、まあ守ってゆくといたしましょう・・・

この植木屋さんの手入れが終わる頃には7月。そこから今年も後半にはいって、一連の出費が終わる仕組み・・・(希望的観測)


緊急事態発生!! 税務署からのお呼び出し(顔面蒼白)キタ!!

2012-06-22 15:57:03 | 今日の逸品

Dsc05426 さて、みなさまお元気でしょうか?え?わたし?そりゃもう、表題のとおり、タイヘンな騒ぎでございますよ!

なんといっても今週の初め、税務署からのダイレクトメールを頂戴いたし、6月某日、お忙しい中、まことに恐縮ですが「お伺いしたいことがありますので」ぜひともいらしてくださいませ、と書いてあるではありませんか(驚愕ののち抜腰)!!うへえ、来いといわれても、世の中で一番いきたくねえところですよ、ここだけわ(号泣)。

ううむ、なにがいけなかったんだ?スネにキズもつ身・・・って、ちゃうちゃう、こちとら清廉潔白でい(ほんとうか)!!といいたいところですが、なにぶん税務に関してはまだまだひよっこ。自力申告を始めてからはまだほんの5年ほどですからして、自信を持って、というわけにはなかなか~(だんだん気弱になる)。

修正申告、追徴課税、アコガレの所得隠し、脱税(爆)などなど面倒な単語が浮かんでは消え、というわけで落ち着かない毎日。加えて、植木屋さんのお手入れのフォローもあるし、ここへきてお客さまの予約も目白押しだ!うひい、どなげりゃ~いそがしいでかんわ~(爆)。

肝心の23年度分所得税確定申告書をひっくり返して眺めてみるのですが、ケチのつけようがないくらいなカンペキなデキ(うそでしょう)。ううむ、これがシロートの限界というやつなのか・・・

新聞紙上を賑わすのはまあ、ハデな税務調査の末に発覚する億単位の巨額脱税事件などですが、そういうのもこういう呼び出しから始まるのかな、とワクワクする毎日(ワクワクしてどうすんだ)。

お呼び出しは来週初頭!うぎゃ~ん、どうなっちゃうんだろう?

画像は、突然の呼び出しにびっくりするももちゃん。結果がタノシミだニャ、と(爆)。代わりにももちゃんの出頭ぢゃダメですか、と(ダメダメ~)。


987ボクスタードライビングマニュアル カーグラフィック90年1月号

2012-06-14 20:03:28 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc06138 前号ではkoshinyaさんと一緒に2000m級のワインディングへと繰り出し、キャーキャー騒ぎつつも(ばか)、いよいよTIP-Sの本質に迫るべく、ドライバーのkoshinyaさんにDレンジシバリを課してブレーキングGでスポーツモードを呼び出すテクニックを伝授。

やってみればそのあまりの簡単さと凄さに一同舌を巻いたわけですが(爆)、こうなりますと件のこのTIP=TIPTRONICなるZF謹製(アイシンAWでわないか、という指摘がございましたが、どうやらZFらしい)というATギヤボックスに興味が湧いてくる、というものです(熱心なこった・・・この熱心さが本業に生かされれば・・・)。

うちの本棚にあるカーグラフィックのなかに、それっぽいのはないか、と思いついて探してみたのですが、あったあった!

Dsc06139 カーグラフィック90年1月号・・・表紙の赤文字は「メルセデスベンツ・神話の解剖」とあり、W124を中心にアツ~~ク語られている他に、お目当ての記事には「近未来装備のポルシェ・カレラ2」とあるでわないですか(狂喜)。

90年カレラ2にはそのカブリオレに8万キロほども乗り倒して、しゃぶりつくした(きつぱり)この私のことでございますから、「近未来装備」といわれれば、TIPのことだとすぐさま理解できます(ちなみに乗っていたのは5MTですた)が、この記事を書いた時点では、その後に露見するこのモデルイヤーに特有の数々のトラブルを知る由もなく、ホメちぎっているのが印象的。50年以上にわたる911史上でも、最悪のモデルだったと逝っても過言ではない90年カレラ2のその褒めちぎり記事を書いているのは後にも先にもCG史上、一番カゲキだったのではないか、と思われるクマクラ編集長だったのが更にウケるぜ!

文中、TIPのあつかいには左足ブレーキングがきっちり推奨されているのと、ロックアップの詳細な記述があって、今更ながらベンキョーになるほかに、どちらかといえばMTよりもTIPを推しているのが印象的。現在のようなツインクラッチメカニズムの隆盛は知る由もなかった当時の状況を考えますと、非常に興味深いです。90~92の964MTモデルにはカレラ2、4ともに有名なツインマスフライホイールの不良からくる路上での「お不動様」がデフォルトだっただけに、この記事にあるTIPのススメはある意味正しかったか、といえなくもないです。

画像は件のCGとカルティエロードスター(そうくるか)。この当時にはボクスターの誕生など微塵も予見できないわけですが、こうしてTIPの最終型にのって、カレラ2を思い出すとき、こんな記事を読むのは非常に感慨深いものがございます(爆)。

ロードスターの裏蓋に刻印されたロゴのカッコよさを見よ、と(ばか)。


987ボクスタードライビングマニュアル 山中でのDレンジシバリ

2012-06-14 16:22:12 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc06026 その昔、碓氷峠がまだ旧道のみだったころ(いつの話だい?)、路肩に小山がいくつも作ってあり、「緊急待避所」という看板が書かれていたりするのを見て、運転するうちの親父に、ああ、やっぱりクルマ酔いする人のための避難所なんだね、といって禿げしく訂正されたキヲクがあるのですが(懐爆)、アレも過去の遺物となりましたね。

あれから40年。もはやすっかり見かけなくなった設備ですが、それだけブレーキ、タイアの性能が上がった、ということでしょうか。

それでも当時は幼心にブレーキの過熱からくるフェード、ないしはベーパーロック現象は大事故に直結する、クルマにとっては一番怖いトラブルとして刷り込まれております。じっさい教習所ではいまだにこのトラブルをそういうものとして扱っていますし、下り坂でDsc05983 はエンジンブレーキなるものも教科書で推奨されています。かくいう私も前車との車間距離を維持するべくビミョーなスピードコントロールのためにアクセルオフやシフトダウンなどしてこのエンジンブレーキのご厄介になることも通常ですが、こと「制動」となったときにはまあブレーキ以外には有り得ない。

ヒールアンドト~(爆)で電光石火のシフトダウンを決めてウワワ~ン、だなんてやるのはまあ自動車部の学生レベル(爆)。エンジンブレーキなどないものとお考えください、と歴代師匠にはキビシク言い渡されております(きつぱり)。

そのブレーキに関しましては、納車以来いろいろと語ってまいりましたが、重要なプロセスも経ております。さようトクイチオートでの整備!決定的な要素でございます(きつぱり)。

Dsc03382 まずは前後ブレーキバランス、納車当時はリアホイールにはフロントに比してブレーキダストが付着した痕跡がなく、リアブレーキはほとんど動かされていなかった、というのは事実。ミッドエンジンのクルマでこれ、ってのはよほどのことですね(爆)。さらにブレーキのペダルタッチ。フィーリングともいいますが、どうにも重く、ゴンと踏まないと動かない、という印象。踏めばドカーンと停まるのですが、スピードコントロールとかそういったレベルにない。リフトアップして車輪を回してみれば、パッドとブレーキディスクが接触してカスカスカスと音を立てていた(ディーラー整備では正常とされていますからご用心)、のも忘れられないシーンでございます。

そのブレーキさまはここへきて、非常に落ち着いた印象。使う側がなれた、というのが一番大きいのかもしれませんが、距離を経るにしたがって「まるくなり」コントローラブルになるのはトクイチ整備の常。なんというか、「踏みたくなる」ブレーキに仕上がったおかげで、この2000m級の下りワインディングが楽しいこと楽しいこと!ここは今回のミニツアーの2番目に組み込んでみたのですが、トクイチ謹製のEBSエア封入タイア装備のおかげもあって、フェードのフの字もない(爆)。

さよう、ここまでの標高ですと、タイア内圧はパンパンとなって実は登りの段階からブレーキングのたびにタイアが跳ねてしまい、路面を離れる→ブレーキを余分にかける→フェードする、という悪魔の循環が始まるのです。僕も歴代のクルマですべて試しておりますが、まあ登りの早期からフェードが始まるのが常。下りの最終段階までもつのはEBSテクノロジーが開発される以前では、964のカレラ2と4がようやく、という感じでした。

それがどうでしょう、2つ目のトーゲというのに登りも下りも難なくクリアーしたばかりか、更にその先の「さる道2012」へと突入してしまう、というのですからとんでもない!ここ、クルマの進化、ではなくやはりトクイチオートの進化である、とだけ申し上げておきましょう・・・以下痔号


987ボクスター・ドライビングマニュアル 八ヶ岳山中にて

2012-06-14 10:16:11 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc06022 さて、koshinyaさんが家におみえになったのはすでに17時をとうに回った頃。

それから山岳ドライブに出かけよう、なんてのはフツーの方々からすれば、いったいどういうことなんだい、となりそうですが(爆)、私にとりましてはいたってフツー。

たまたまいらしたU教授にkoshinyaさんの85カレラをテストしていただく、というのも興味深い案でしたが、ここはボクスターでフルコースを召し上がっていただきます(きつぱり)。

フルコースときたときには各種さる道を連結して、総行程はなんと150km(爆)!そこへ夕方、それも今にも降り出しそうなときにいくか、と(ばか)。が、ボクスターは万能選手でございます。雨が降っても大抵の場合はオープンのまま対応可能ですし、低速トルクもこれでもか。が、このルートでは低速トルクなんざ試す間もない、ときている!150kmあっても、急ぐ気ならほんの2時間ちょいか、てなもんです。

Dsc06024 出向いた先はここ~(爆)。変わり映えしないっちゃ、そうなんですが、最新のお気に入り、「さる道2012」でございます。

もちろん、慣れていただくまではMTモードで挙動を知っていただき、類稀な回りたがるフラットシックスも存分に歌わせて大騒ぎとなるわけですが、TIPの真髄を知っていただくべく、R299を攻める頃からDレンジシバリを行います。

R299は標高2000mにも到達するという、酷道としては日本一の標高を有するワインディングロードですが、平日のこの時間帯ともなりますと対向車、先導車ともにいっさいなしの貸切となっております(狂喜)。街中でDレンジシバリなど行おうものなら、件の2速発進ともあいまって、なんてトロいクルマなんだ、と勘違いしそうになるのですが、どっこい、ここは条件の整った高速ワインディング!Dでも7000rpm程度まで軽々と・・・

さて、そんな夢のようなワインディングをDレンジシバリで走ろう、というのですが、いやがるkoshinyaさんをたきつけて、ブレーキングだけでスポーツモードを呼び出すワザを教授するうちになんということでしょう(ビフォーアフターのアフターのほうのBGMここから)、5の全開からブレーキングで3まで、場合によってはコーナーの出口で2まで落ちて、加速を待っている、ところまで、TIPを飼いならすあたりはさすが現役ポルシェ使い!

いうまでもなく、ゼッタイの信頼を置けるブレーキングシステムあってこそ、なのですが、詳細は更に次号で・・・(枝木ひろいが忙しいもので)


関東甲信越梅雨入り、と同時に植木屋さん来たる!

2012-06-14 08:41:31 | アート・文化

Dsc05948 まあね、気象庁の恒例、「梅雨入り宣言」ってのは非常にあいまい・・・そりゃそうです。前線の位置と暦の関係でこんなもんだろう、という見切りなわけですから、誰も文句いいません(爆)。

私にとりましては年初来の一連の行事をやっつけるなかで、やれやれ、やっとここまできたか、というのが素朴な感想。気がつけば6月に突入して、梅雨入りか、と思ったら、こんどは毎年恒例の植木屋さんがおみえになりましたぁ~!

顧客のみなさまにはおなじみでございますが、うちのお庭はほぼ800坪の大庭園(脱力)。大半が借地でやっております関係で、その地代などもハンパではなく、毎年ゴルフを一台買うのと同レベルの経済的負担が発生いたします(完全意味明瞭)。まあね、それもこれもお客さまに楽しんでいただくためでございます。

今後はホテルならではの心地よさも追求しながら、さらなる節電対策をおこない、スリム化もあわせて考えてゆくといたしましょう・・・さて、枝木拾いしなきゃ~(汗)。


ホワイトアスパラガスのソテー

2012-06-13 19:40:46 | スペシャリテ

Dsc06078 この季節ならではの味覚。地物が手に入りましたので、バターでじんわりと火入れを行い、ギリギリの歯ごたえを残す、に挑戦してみました。

パルミジャーノレッジャーノのおろしたてとエクストラヴァージンオリーブオイルでどうぞ。

コースの中の一品でございます。なんともいえない香りが季節を感じさせてくれます。

ご予約は

0267-62-0251

おいまつえんまでどうぞ。

HP、あいかわらず更新中でございます。のぞいてみてくださいね!


シーズン到来!ホワイトアスパラガス

2012-06-12 19:33:20 | 食・レシピ

Dsc06078 みなさま、お待たせいたしました!地物のホワイトアスパラが入荷いたしました!!

グリーンのほうははやばやと5月には店頭に並んでおりましたが、希少なホワイトのほうは最近になってようやく・・・

今夜はそれを濃厚なカルピスバターで火入れを行い、自家製温泉卵をソースにして召し上がっていただきます。エクストラヴァージンオリーブオイルとおろしたてのパルミジャーノレッジャーノでイタリヤン仕立てでございます。

ご予約は 0267-62-0251 oldpine@seagreen.ocn.ne.jp

おいまつえんまでどうぞ。HP更に更新中。


忙中閑あり(またかい)  八ヶ岳の白樺原生林に攻め入る(爆)

2012-06-08 23:18:11 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc06114 きょうはわざわざ北海道から来ていただく、U教授の治療会。なので、すかさず(爆)ボクスターで出迎えに参上して、治療時間が迫っているというのに、ワインディングへとご同行いただき、ドライビングレッスンをしていただきました。ほんの20分程度でしたが、得るもの多し!

普段はひとりよがりで走るしかないのがシュミのドライビングというものですが、たまにはこうしてプロの観点からリセットしていただくのは必要というものでしょう。

こんかいは秘儀「4速ホールド下り(一部意味不明)」を教えていただいたほかに、トルクの立ち上がりとタイアのスリップアングルに関する講義・・・ううむ、参考になりました~。めざすところは「クルマにやさしい運転」でございますが、道は遠いようです(涙)。

さて、そんな騒ぎをしておりましたら、夕方になってボロボロと特徴的な排気音が聞こえてまいりますた・・・

Dsc06086 ヌオー、空冷ポルシェが懐かしい、などとほざいておりましたところが、実物が現れてしまいますた~!・・・そう、さいきんご無沙汰だったkoshinyaさんの85カレラでございます。

なんでも車検上がりで、家族サーヴィスのスキマをぬってワインディング三昧をしにいらしたのだそうな・・・

そうときけば、こちらも黙ってお帰しするわけには参りませんて。なんといってもkoshinyaさんにはボクスター購入の折に大変にお世話になっております。じっさい、ボクスターを買ってみてどうだったのか、という検証がまだ済んでわおりませんので、さっそく彼に運転していただき、標高2000mを誇る、通称「新さる道」と最新の「さる道2012」へとうちのボクスターで出撃いたしました。楽しかったその顛末は次号で!