嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

2024寒さの底w バッグ類のお手入れを済ませておく

2024-01-15 18:26:18 | 秋の夜長のすごしかた

このところ、ようやくコヨミなりの寒さがやってきて、明け方の気温でマイナス10をうかがう勢いとなりました。例年並みですw。慣れることはありませんが、その必要もないw、ただやり過ごすのみです。

さて、画像は手元にやってきてからはや13年目になろうとしております、LOUIS VITTON の名作、SAC STEAM ですが、ついさっき、押し入れの中を整理していたところ、カラカラに乾いているのが発掘されましたので(爆)、あわてて給油を行いますたw。

気にはかけていたのですが、つい先送りとなってしまい、ここ4年くらいは放置プレーだったのですが、前回のお手入れ時に塗りこんだデリケートナッパクリームの性能がすばらしかったおかげで、硬化はともかく、見た目は保たれたままで保管できておりました。高いクリームはダテではありませんw。

恐れていたヒビ割れも皆無なまま保管できていたのは僥倖です。

ヤケもなく、コンディションは年式のわりによいかw。ただ、コレ持って行く先がないのが悩みどころw。自分で持ち歩くのにはデカすぎるサイズですし、クルマのトランクに忍ばせて、というのが現実的ですけれど、コロナの影響でしまいこまれていたという訳です。

仕舞い込んでいるあいだに、製造販売元での定価が爆上がり! 38万円ほどだったのが、現行定価はなんと85万円弱にまで上昇しております。あな恐ろしや。円安に加えて、人件費その他のコストが乗せられまくった結果でしょうけれど、このレベルになるともはや別物w。

ちなみに、今のいま表参道のルイヴィトンには在庫があるそうなw。店頭へ急げw

 

冬のあいだにさらに油分を補給しておいて、春からのお出かけにでも備えたいものですのう(希望的観測)w

 


履き道楽2024 JM WESTON Le Moc

2024-01-03 08:45:26 | 今日の逸品

どーん、マイウエストンとしては通算4足目。LE MOCという新種です。一見、ローファーに見えますが構造が簡略化されてシンプル。内張なしのブレイク製法という手法で作られた今風な一足です。

ヒールがとにかく低く、全体にフラットな印象で履きやすさが見るだけで伝わる仕組み。(どんくさい)ウエストンのモデルとしては非常に珍しい部類。

ウエストンの一枚看板と言ってよい大定番のローファーは、馴らすのに時間がかかるため、「修行」とか言われてタイヘンな一足だと思われているのですが、一部、事実です。

ウエストンの店員さんは、ソールが沈み込んでからのフィッティングを想定したうえで、ぢごくかw、と思うようなタイト目なサイズで勧めてくるのでビビりますけれど、半信半疑ながら、それにしたがっておかないと数年後にブカブカしたローファーにあるまじき履き心地になってしまいます。

今回のコレはライトブラウンですが、グレーも混ざった非常にオサレな色合いはさすがウエストンです。靴の印象にも合っている感じ。

LE MOCではなく、ローファーの場合では頻度にもよるのですが、毎日足入れを行ったとしても、本来のフィットを得るまでには6ヶ月程度はかかります。主に厚手でかえりの悪いレザーソールのせいです。そのぶん、長寿命なのですが、ならしに時間がかかる道理ですね。

じつにメルカリに、ほぼ新品だとか試着のみとかいうウエストンのローファーが多数並んでいるのはこのような事情からです。修行に耐えられなかった方々が、せめてまだ新しいうちに、といって売りに出しているのですw。この一足もそうw。

ウエストン初心者ですと、アッパーの素材が伸びてソールが沈んだときにここまでデカくなるんだ、というイメージを持ちにくく、何度かイタイ思いをした挙句に諦めちゃう、というわけです。

そこを厚さ6ミリ程の(かえりの良い)極薄ソールとステッチを減らした製法でフィットを優しめに持ってきたモデルがこのLE MOCさんです。ただーし、そこはあくまでもレザーソールのローファー。

ここで敢えてゴムソールをチョイスしなかったあたりが、ウエストンのテイストです。

ゴムを採用していれば、その時点でドレス靴のカテゴリーの中では微妙な立ち位置となります。そこを踏みとどまって、極薄のレザーが使われてドレスに踏みとどまっているあたりがこのモデルのキモです。んま、アッパーのサイズ感は一緒なので、ある程度の「修行」は必須ですけどw。

例によってメルカリで買いましたけど(やっぱし)、ご覧のように新品の状態(私が試着しちゃったのでゴミがついてます)で、ずっとお気に入りに入れていたのですが、大晦日ギリギリにセールにかかって新品定価の4分の1程度で売られていたのを買いました。

オークションでいう、0円スタートですが、アレだと目が離せないので疲れちゃうw。こんかいはメルカリにしかない、ものすごいお買い得感ですw。

ヒールの造形もローファーとは別物。ヒールカップが長くて、包み込むような造形。極端に低いヒールや柔らかめの素材とも相まって、ひたすらフィットが柔らかい印象です。低めのヒールということは前傾がゆるい、という意味ですから、フィットはさらにマイルド。

今後、全体が伸びてきた頃が楽しみです。

ソールのエッジ部分もボディに合わせたグレイッシュなライトブラウンで軽めの印象を際立たせています。ローファーの半分程度にしか見えない厚みのエッジは砂利道を5mほど歩けばボコボコになっちゃう予感w。

まだまだ「修行」初期で、4時間ほど履いておりますとパンパンになっちゃいますけど、それもほんの3日ほどで緩和されてまいりました。

夏に向けて室内履きのイメージで可愛がってやるといたしましょうw。このソールの薄さはドライビングにももってこい、か?