嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2018 JOHN LOBB ROMSEY のチューンナップ?

2018-12-30 10:49:32 | 履き道楽

画像はロムゼイくん近影(爆)。すでに20kmほど歩いて参りますた。

木型8000番は、かかとが沈み込まないうちはホールドが悪く、フィットがイマイチですから、ここを改善するべく意識して慣らし運転をおこないます。ほんの20km程度ですが、かなり落ち着いた感じにフィットが変わり、いよいよ8000本来のポテンシャルを味わえるか、という段階。

ただし、アシュビーソールはダブルソールなのに加えて5mmはあるブロックパターン装備で、ゴムソールのラインナップ中でも例外的な厚みを誇りますから、極上のクッションの割に「返り」が悪く、履き慣らしにはそれ相応の時間と距離を要します。

レザーのダブルソールですと大体100kmくらいでしょうか?これまでゴムのダブルは未経験でしたけれども、どう成長するのか。ううむ、楽しみ。

んま、歩き方に合わせて、靴底にカーブがついちゃえばいいわけっす。

ロムゼイではチャペルやルフィールドと違って、サイドにソールから立ち上がった厚めのレザーが貼られてダイタンな外羽根を形成しているのが最大の見せ所。その縫い付け部分が内装に張り出しております。

ほんの1mm、かそれくらいの張り出しなのですが、幅をギリギリまで攻めているDワイズの場合には大問題となります。

そもそもジョンロブのブーツでは内装は一枚革で(!)、というのが原則(これ、ものすごいことですよっ)ですからロムゼイくんのこの造りは例外的といえるか。

基本2枚の革の貼り合わせのみでこの流麗なシェイプを作り出しているのがロムゼイくんですから、この貼り合わせの強度こそがキモ。どうりでごついステッチが噛ませてあります。

構造上やむを得ないわけですね。

ここがごくわずかに足に当たって左足ボールジョイントの外側のみ微かに痛みましたので、

秘蔵のシューストレッチスプレーを内装と外装に染み込ませたら一瞬で改善いたしました!このスプレーは実に25年前に買ったまま放置されていたものですけれど、ここへきて使うチャンスがあろうとわ。実にDワイズで不具合を感じたのはこれが最初です。これまたスゴイことか。

取説によれば、スプレーしたのちに履いて歩いてください、とのことだったのですが、純正のシューキーパーをねじ込んで一晩放置したら完璧ですた。

レザーの色落ちや、変質などの心配がいらない優れものっす。

さらに近所の100均に出かけて、ブラウンの靴ひも、ただしゴム(爆)を買い込んで、交換。ワンタッチで脱ぎ履きができるように改善いたしますた。ううむ、無敵(ただの自己満ご容赦)。

このブラウンのゴム紐は、同じ100均でも店によっては入手不可能ですが、秀逸。Phillip閣下にも装備させていただきますたが違和感なし。

歩行時に甲部分にかかるテンションが常に最適に保たれるので、はき心地が非常に快適になります。レザーシューズ好きなみなさま、一度はお試しください。目うろこっすよ。


小規模事業者「持続化」補助金事業が終了いたしますた

2018-12-30 09:29:44 | 秋の夜長のすごしかた

さて、画像はすでに冬眠もうどに入られたももちゃん近影。毎朝目覚めたか、と思うとすぐに寝に入っておられて、冬を感じる昨今でございます(爆)。今朝の気温マイナス9度。

年末寒波だといって、第1級のやつが押し寄せているようですけれど、今朝の一波は放射冷却が効いていた気がいたします。

7月の終わりに採択されて、ここまで続けてきた日本商工会議所主催の補助金事業がようやく終了したのがクリスマス当日。そこから必要書類をかき集めて、申請書を書き上げたのがつい昨日(汗)。

というわけで、大慌て、となるところですけれどせっかちな私は全て前倒しで書類を下書きしておいた関係で、昨日のうちに全ての書類の郵送まで終わらせてしまいますた(爆)。

補助事業のひとつ。ドアノブに貼られた点字シール。貼る位置やシールのサイズにも視覚障害者ならびに点字の専門家の助言を生かしております。

これらの経費や経緯をすべて書類で説明の上、提出するという私には甚だ不慣れな作業でしたけれど、これがベンキョーになった!

来年もおそらく採択は難しいでしょうけれど、この補助事業には応募してみようと考えている昨今。

書類審査は来年。不備がなければ4月までには支払われる、とのことですが、やれやれ本当に長い道のりでございますよ。

 

 


メリークルシミマス(爆)2018 履き道楽 JOHN LOBB ROMSEY in COUNTRY ASH 8000これってクリスマスプレゼント?

2018-12-26 21:17:36 | 履き道楽

さて、みなさま。(個人的に)注目のJOHN LOBB ROMSEYくんが先ほど到着なさいますた。箱から出したままのお姿がうえの画像ですけれど、今回のこれはどことなく「新しい」のです。あ、いへ新品未使用、というのは表記の通りですが、「作りたて」な印象。

そう、製造後、あまり日にちが経っていない感じ。

靴を買ったときに、私が気になるのは裏地なのですが、ここが濡れたタオルみたいに柔らかくて頼りない感じ、ってのが今日届いたロムゼイくんには残っております。経年劣化とは違うものですが、製造から1年程度経過した靴では裏地が乾いた感じになるのに対して、こいつはまだしっとりしています。

なんか「新しい」のです。パリやロンドンでのバイリクエスト経験しかない(国内では手が出せない)私にとりましては、受け取りが製造から1年経過、だなんてえのが普通でして、乾ききった新品しか経験がないわけっす。

ご覧のようにしっとりとして、感触的にはつい先週、は言い過ぎとしても、この秋に作ったんぢゃね、というコンディション(マジです)。こんなのわ初めて触りますた。

ロムゼイくん自体はどこからみても端正で、モダンな一足ですけれど、考えてみますと、流麗なシェイプを誇る8000に、この型押しレザーとダブルソールと同等の厚みをもつぽってり系のゴムソール装備というのはおそらくイギリス人のセンス。

注文主はロンドンに邸宅を構えて、郊外に領地と城を持つ貴族。DB5とDBSを交互に乗り換えながらロンドンとの往復をしている、といったところでしょうか(モーソーに過ぎません)。

たとえばニッポンの大都会に暮らしている人がバイリクエストのイベントに出かけて、丸の内の店頭でこの仕様をオーダーするか、といえば非常に考えにくい組み合わせです。

持っている服の素材や、履くシーンなどなど、想像をあれやこれやと巡らせながら仕様を決めてゆく、だなんてえのがバイリクエストオーダーの無上のヨロコビというやつですが、持ち主の生活が注文する靴にきっちり反映されちゃうのは非常に興味深いところっす。

田舎暮らしをしているんだから、イナカ靴履けばいいぢゃないか、と考えるのがごもっともですけど、そこはそれ、アコガレのブランドの特別注文だ、となれば目一杯振り切れて、失敗することも多いっす。

キーワードは「せっかくだから(爆)」。こうして滅多に登場させられない、使えない靴がいっちょあがり、というわけです。え、なに?誰のことをいってるのかって、私に決まってるぢゃないっすか(爆死)。

そう、店頭で舞い上がった挙句に、どんどん場面を限定してしまって「使えない仕様」に仕立て上げてしまうのがバイリクエストの罠。ま、わたしゃそれぞれ惜しげもなく履き込んでますけどね。

サーチャージなしのバイリクエスト祭りだ、といったっていまや20万円代中盤のグランドトータルを考えれば無理もないことで、ここで同じ金額を払うのにわざわざ地味だが実用的な仕様に行けるかどうかが注文成功のカギっす。

一転して、オークションでは中古品はともかく、ときにこのような新品未使用のまま、現実味を帯びた逸品が流れてきたりする。そいつをうまく拾い上げる、というのがタイミングさえ合えば実現するわけ。

ほらね、なんか革がみずみずしくありませんか?ちなみにこのカラーはCOUNTRY ASH 。よくわからないけど、ダークブラウンにグレーがかった感じですね。もうちょいグレーが勝つとPEWTERに近いか。

ラスト8000のロングノーズっぷりと全体の造形美は思わずカンパイをしたくなる美しさですけれど、まさか長年の憧れだったロムゼイくんがこの仕様でやってくるとわ、というわけで最高の自分クリスマスプレゼント2018となったのですた。

モブレイのデリケートクリームをブラシで染み込ませてスタンバイおっけいでございます。明日は早速10km程度の散歩に連れ出します。

これ履いて遠出するのは、そう雪の新潟しかないっすね(爆)。

 

 

 


履き道楽2018 メリークルシミマス JOHN LOBB LAST 8000 ROMSEY

2018-12-25 09:47:54 | 履き道楽

画像はJOHN LOBB2012。そこまで16年間つづいた歴代イヤーモデルの中でもなんと初のブーツ、しかもこのようなファーライニング付きの非常にユニークなやつがキタ!!といって話題になったものですが、僕も当時の驚きは忘れておりません。

特に画像のLoden Green Suedeはショーゲキ。ある意味ロンドンぽいポップな色に絶妙な色づかいのファー付きのライニング、さらにゴム製のオクトーバーソール装備ということでシャレっ気たっぷり。よく見れば、オクトーバーソールのフチもファーと同色のブラウンに着色されていてスペシャル。さっすがイヤーモデル。

いつかは、と夢見ておりましたが、イヤーモデルの展開は基本Eワイズのみ。バイリクエストでもしない限りDワイズは手に入りませんが、このモデルに関してはまあ不可能でしょうなあ。残念ながら既成靴の限界です。

価格もものすごかった(231000円)のですが、じつは

イヤーモデルを遥かに凌駕するモデルたちがその後、続々とリリースされ続けたうえ、ジョンロブのライナップ全てがここ15年間一貫して値上げ一本槍で、クラシックラインのブーツでも20万円をきるものは皆無となってしまいますた(驚愕)。

ちなみに来年早々にもさらなる値上げがすでに正式に予告されていて、いよいよ雲上ブランドの仲間入りとみられます。ブーツ類などはヘーキで30をうかがう勢いっす。労組が強いのかな(爆)?欲しかったモデルを見つけたら出会った瞬間に買っておく、というのは今後ジョンロブマニアの鉄則っす(本当かい)。

さて、つい夕べのことですけれど、緊急工事(爆)を終えてヤレヤレ。深夜にビールを飲みながら恒例のオークションを眺めておりました(早く寝なさいよ)ところが

がーん!ROMSEY 7D 8000 in Country Ash   正規もの(RやSのスタンプなしの店頭販売もののことをこう呼びます)が某オークションに新品未使用のまま転がっているではありませんか。

しかもお値段、なんと新品から15万円ビキ!!発見したのはオークション終了3分前でございますよ。すでに入札されていましたから、このままですと遠く彼方へと旅立ってしまわれます。

2分42秒ほど悩んだのちに(爆)、高値更新、一発ご落札と相成ったのですた(ここファンファーレ)。なぜか応札はありませんでした。ラッキー。

このロムゼイくんは、まさに先の2012のルーツになったと言われているジョンロブの定番。2012の木型が今風クラシックといいたい7000なのに対して、こちらはモダンでモードの要素もある8000に載せられているので、ロングノーズの強調と、独特のボリュームある造形がウリです。

おそらくこの安値は素材が人気のないバッファローレザーだったせいでしょうが、旅先での連続使用で酷使することの多い私には、キズの目立ちにくいこの素材はお宝。しかもサイズがレアなバイリクエストサイズの7Dなので、おそらく10年に一度の出物といってよい(きつぱり)。

さらに

ソールもこのとおり、アシュビーと呼ぶ、雪面対応となっております。ロンドンの店でバイリクエストのときにいちど手にとって眺めたことがあったのですが、ゴムのダブルソールです。重さもオクトーバーの倍はあるか。ロンドンではまず雪はみないので、Nov.ソール止まりでしょうが、これは珍しい仕様っす。

どちらかといえば、スマートで都会的なROMSEY くんにこのゴツいアシュビーソール装備ってのは非常にレア。

あり?たしかもう靴は買わねえ、といってませんでしたっけ、というツッコミは甘んじてお受けいたします。でも15万円ビキっすよ(アホだわ)!じつにこのロムゼイくんときたら、店頭小売価格はすでにJL2012を凌駕する26万円超の域です(!)。

来年以降は増税込み(苦爆)30強までは上昇するでしょうから、そうなると、バカらしくて手を出せなくなりますね(とほひめ)。

さて、ラスト8000はこれで3足目。

パリブラウンのルフィールドくんと

ご存知

泣く子も黙る、どころぢゃない、泣く子はさらに泣く(爆)ゴールドのチャペルさま。たしか今年の梅雨時にひどい雨に遭わせてしまったのですが、それ以降さらに凄みが増した気がいたします。まさに靴は履いてナンボ。

今後も成長が楽しみでございます。実感として、リザードは結構タフ。柔軟性も十分だし、色さえ選べばかなり実用的。もう直ぐオールソール修理っす。

最後に8000ぢゃないけど、私のファーストジョンロブ。2005年の交通事故の保険金で買った(苦爆)DEBEE。

たしか青山の店で買ったやつ。いずれもスクエアトゥなのが興味深いか。これもバッファローレザーの逸品っす。8000Dに比べるとショートノーズに思えます。時代の流れでしょうか?

ゆいいつ手元に残った6ハーフEサイズの一足ですが、事故の戒めとしていまだに手元に置いております。

でもね、買ってから思うんですけれど、こんなにクセたっぷりのモデルを3分弱で決断して買えるのは、今までやってきたロンパリ修行の成果だと思います。アシュビーソールも実際に手にとって、その重さを知っていたし、今回のロムゼイくんも、現物を手にとって見なくてもお店で何度も眺めたり、履いてみたりしていますから、

色とレザーの違いだけで、だいたい想像ついちゃったのは大きい。

型押しレザーもDEBEEで経験済みだし、なによりラスト8000のゲージツといってよいシェイプをチャペルさまやLuffieldくんで味わっていなけりゃあ、ROMSEYくんのバイリクエストモデルのソク買いなんて、フツーはできないワザだと思います(ばかともいう)。

このあたりは本当に財産、だと信じて今後も履き道楽に邁進するといたしましょう(ダメだこりゃ)。

 


メリー クルシミマス(爆)2018 クリスマスに着工ってなんだよ

2018-12-24 18:30:02 | ディテールオブおいまつえん

画像は、当ホテルの客室への通路にある段差。渦石と呼ぶ、粘板岩の周囲に撒いてあるはずの砂利が飛び散ったり埋もれたりして、このような段差を形成しております(汗)。

高齢者、ならびに視覚障害者の来訪も多い当ホテルですから、ここをなんとかしたいものだ、ということで日本商工会議所主催の小規模事業者「存続化」補助金に応募。夏前に企画書を書いて日本商工会議所に提出したらミゴト採択されたのわよいのですが、施工を依頼した馴染みの造園屋さんの都合で、着工が本日

12月24日となったのですた(涙)。や、なにクリスマスイブだなんて、所詮耶蘇の祭りなのでよいのですが、とにかく寒い!

それと、年末のお客様に間に合わせるのには今日がタイムリミットである、ということで造園屋さん2名に加えて不肖わたくしも参加することとなったのですた、嗚呼。

当ホテルのお庭は築後100年は経過している年代物ですが、このレイアウトになってからもすでに40年経過。そのかん、このように通路に手直しを施す作業は行われていないので、じつに40年ぶりに敷石をいじることになりますた。

ツルハシやスコップで石を動かしたうえで土と砂利を使って、敷石を一枚づつ動かして歩行の最適化を図る、というのは簡単ですけれど、これがなかなか。敷石は一枚が30〜60kg、これをツルハシやスコップで操る造園屋の技術にはたまげました。

玄関周りは、このようにバリアフリー化いたしました。敷石は、隣の集落の橋桁に使われていた天然石を譲っていただいたものなのだそうです。推定100年前のアンティーク(爆)。

どうです、同じバリアフリーでもさりげないのがウリ。

ゴムブロックをかませて一丁あがり、というのとは雲泥の差が出ていると思います。

敷石同士の段差は、玉砂利で抵抗の少ないものといたしました。3月には視覚障害者のみなさまにモニターをお願いしてさらにダメ出しを行う予定でございます。

いやはや、7月に申請した4つの補助事業はこれでようやくすべておしまい。

事業報告書の提出期限は来年1月10日ですから、越年で作業にあたるといたしましょう(涙)。

みなさま、メリークルシミマス!

 

 


加齢なる遠足 長湯の土産ばなし

2018-12-17 18:28:34 | 加齢なる遠足(爆)

がーん、画像は大分の杵築郊外の海辺に佇んで、別府湾方面をながめています。今年もまたこのエリアに赴いて楽しんでくることができました。

この杵築沿岸一帯は、牡蠣の大産地。沿道には焼き牡蠣の小屋がたくさんあって、浜焼きを楽しめるようになっています。7〜8個の一盛りで1200円前後ですから、ものすごい観光値段。でも、浜焼きの手数料か。

私にとっては、1月のロンドン以来ひさびさの旅。綿密に計画を練ったうえで出かけたのか、と思いきや、今回も全くの無計画。

ただし、ここだけわという温泉だけはリストアップしておいて、そこを押さえながら移動した結果、総走行距離7日間で1500kmに達してしまいますた(ばか)。

こんかいの相棒は最新のフィットくんでしたけれど、走行距離200kmちょぼのほぼ新車がまわってきたので、いろいろと興味深かったです。

九州の県道、ならびに郊外の国道は例によってまばらな交通量。エリアによりますが、前後にクルマがまったくいない状況が1時間も続くのですから本州とは雲泥の差です。

ベース基地の長湯温泉からクルマで20分も走ると熊本県境に達しますが、そこを超えて小国のスーパーまで往復60km程度の距離があるが、そこを馬刺しを買いに走って、ついでに目についた温泉に浸かる、などというノリがごく普通です。

そりゃあ1500kmいきますわな(爆)。

 恒例の涅槃像。たまたま曇っておりましたが、変わらない、ダイナミックな景色。

ベースは例によって、長湯の図書館つき滞在型ホテルですが、今回はまったくの偶然から、大分道のスマートインターを使ったルートを開拓できて、長湯から空港までドアドアで90分というのを発見したのは大きかった。

飛行機に乗る、というのは時間や持ち物などなど、なにかと気を遣うものですが、この最短ルートには渋滞の要素がまったくないため、時間を読めるのがたすかる。

ANAがJALにつられて始めたといわれる乗客限定、手荷物1000円宅配サービス(!)にも助けられて、旅の様子も随分と変わってまいりますた。国内線、とくに羽田行きなんてえのは、着陸と同時に機内が殺気立って、我先に飛行機を降りようとする人たちが目についたものですが、そんなのも今は昔。

そもそも空港で荷物を受け取る必要がないのですからヨユーっす(爆)。この荷物にまつわる待ち時間を嫌って荷物の機内持ち込みをする方々がおられますが、甚だメーワク。気持ちはわかるけど、んなでっかい弁当箱みたいなプラ箱をコロコロさせてうれしいのかい、と。

画像は由布岳PA。上陸早々、ミゴト長野以上の寒さに見舞われましたけれど、ここから5分のところにある「火口乃泉」と呼ばれる、塚原温泉へのルートを探るうちに長湯への最短ルートが見つかったというわけです。

登山口を経由する県道なのですが、長野あたりでそんな道を冬に使うだなんて、ハナから論外なのに対して、ここは九州。しかも地熱これでもか(完全意味明瞭)のエリアな訳ですから、降雪があったところで、積雪にはならず、もしかして通れるのでわ、と考えてクルマを進めてみたら見事に正解だった、というね。

気がつけば長湯の滞在を年末の恒例行事にしてからはや10年。

いろいろと発見も多く、なによりも沸いているのがあの名泉です。そいつに癒されるのがこのエリアに惹きつけられる理由ですが、半官半民でクアハウスが建設中であるよし。

ううむ、クアハウスときたか〜!久々に聞いた業態ですけれど、つい最近地元で一軒廃業したような。

現在、宿泊棟も建設中で、来年5月の開業を目指す、とのこと。今後の展開が楽しみです。次回は海パン持参ですな。

あれだけの高温の源泉が湧きまくっていれば、クアハウスもまたよし、でしょうが、リピート客をつかめるかどうか。私の地元にあったクアハウスは巡回バスを運行するほかに「永世会員」とかいって、死ぬまで通わせるシステムを導入したあげく、

みごとにコケて、現在では特養老人ホームと化しましたが、定期的にやってくる施設改修ごとにかかる膨大なメンテナンスフィーと途方もない維持管理に竹田の財政が持ちこたえられるのかどうなのか。

長湯も鄙びた、静かな温泉街というだけではダメなんでしょうかねえ〜。