嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

名品の予感? ユニクロのブロックテックセール中につき

2017-03-06 15:51:46 | ウォームビズってなんのこと(爆)?

画像は、今期ユニクロの末期商品(爆)。ブロックテックパーカーと呼ばれる製品。防風と防水方面を徹底的にやってある、という触れ込みで今期からデビューした、防寒着系の一着ですが、ここへきて終末期のセールにかかっておりましたので、試しに買ってみたら最高ですた。

実は、この時期気温が5度を上回るような時の外出というのは、調節がやりにくい。真冬なみの重装備で出かけてしまうと、日差しが出てきたときに体感温度がぐっと上がって、汗ばむ、のようなことが多々あって不快なのですが、これはそんな時にドンズバです。

ブロックテックとは、読んで字の如しで、気密のこと。内側一面にフィルム状の処理が施されていて独特の着心地です。

そこへ、止水ファスナーや、巧妙な裁断を落とし込んで防水性能を確保したうえで、ムレずに快適、というのがユニクロの機能性生地ならでわ。まったく相反するはずの性能をこの次元とこのお値段で実現、というのはたいしたものです。 

さらに定価7990円(税別)だったところが、ここへきてななななーんとぉ(ここBS通販調)! 4990円(税別)まで降りてきているではありませんかっ(先週末しらべ)。

シーズン初めに一度試着して、着るだけで今風のスリムなシェイプからくるシャープな感じと防水、ある程度の防寒性能まで手に入るので、気にしていたのですが、お値段で引いていた(リーズナブルなはずなんですけどね)ところでしたから、今回、迷わずゲットしておきますた。

この機能が、このお値段で手に入るのだとしたら、オススメです。

この季節の外出には

このような選択もあるのですが、じつは防水はともかく、防寒というか気密の面では少し物足りなく、梅雨時までは使えない感じ。風がありちょっと肌寒く感じる、などというシーンでは完全気密装備のブロックテックの圧勝です。

Barbourのこれも、ヒジョーにカッコいいんですけど、これはこれです。久々に取り出して、オイル塗るか、と。

 


がんばった?自分へのごほうび=ユニクロのヒートテックウルトラウォーム

2016-12-27 18:31:50 | ウォームビズってなんのこと(爆)?

ガーン、つい手を出してしまった、最新ユニクロプロダクツ。

毎年のバージョンアップを欠かさない、ユニクロのヒートテックアイテムは、いまや国民服のあつかい。たとえ、温暖な場所に住んでいるお方でも、トシとともにかならずご厄介になる必須アイテムっす。温感下着、というカテゴリーのトップオブザレンジ(爆)は、

あのラクダ色の上下セットだったはずですが、実際ウール100パーセントのアレは、無敵。

ただーし、厚手の生地あってこそでしたから、思い切りかさばる関係で、上に着込むアイテムのワンサイズアップは必須なのでした。

それこそ、モコモコに膨らんで、ちょいと転んだり、ぶつかったくらいではケガひとつなかった、というのもいまや昔話。

ヒートテックの黎明期からお世話になり続けた、ということは、その進化も知り尽くしておりますからして、ビミョーな差異にも敏感なこの私にして、ヒートテックの最新型を見逃せるわけもございません。限定価格になるのを待ちきれずに、思わず、定価で(!)買って、厳寒の信州で着てみますた。

下着、というか低温下での服装の肝は、よく言われるように、首元、手首、足首の機密でございます。つまりニットの出来。ここの機密が保たれているかぎり、体温は保たれる、というわけです。

こんかいのウルトラウォームでは、ここの仕上げがすごくて、とにかくタイトで厚手。ステッチも、みたことがないくらいの緻密さで、念が入っているのが一目見ただけで窺えます。

通常のヒートテックと、商品名「極暖」と呼ばれた、ミドルバージョンでは、ここの詰めはあまくはないんだが、普通でした。まあ、1年で、伸び伸びのアレっす(爆)。

というわけで、いかにも効きそうな外観は、全く頼もしい限りでございますが、私が試した外気温マイナス5度程度では、普通のヒートテックでもじゅうぶんに対応可能。これの真価は測りかねますが、もしかすると雪が降ろうがなにしようが、コートが不要になるシーンが出てくるかも、というくらいの暖感を着た瞬間に感じるのに

は、安心感たっぷり。

サイズ感は若干大きめに作られているので、好みにもよるのですが、暖感下着は、タイトフィットが基本だと思われるのでワンサイズダウンを推奨しておきます。

来週の新春セールでいきなり限定価格になる可能性大ですから(ほんとうかよ)、寒冷地のお方にはオススメしておきましょう。標高のない沿岸部の、温暖な地域にお住いの方々には、明らかにオーバースペックです。必要ないので、ノーマルのヒートテックでお過ごしください。


立冬を機にヒートテックを買い足しておく

2016-11-08 14:44:35 | ウォームビズってなんのこと(爆)?

立冬を過ぎますと、いよいよ来るべきものがやってきた、というわけで気温も急降下。空気が澄むのは良いのですが、明け方の冷え方には磨きがかかって、暖かい衣類が恋しくなります。

ヒートテックの展開も、今や下着にとどまらず、アウターにも波及しています。

お得意のフリースに混ぜ込んだ、ヒートテックフリースや、ブロックテックと呼ぶ防風フィルムを使ったモデルも派生してきて、防寒性能が年々上がっているのは寒冷地在住じじいとしては、うれしい限りっす。

去年からリリースされた、ヒートテックづかいのパンツがこれまた秀逸でして、今年もそれの「限定価格(4990円→3990円)」をひそかにネラっておりましたが、先週末のセールでミゴトにゲットできました。ウールライクな外観で、シルエットも今風なテーパード。しかも、細すぎない綺麗な美脚シルエット。私あたりが履け

ば、たとえユニクロでもインコテックスですか?と言われること間違いなし(おおうそ)。

これね〜、なかなか限定価格にならないんですよ(昨年実績)。去年は確かブラックウォッチのやつが欲しくて、ずっと待ってた、というかなくても困らなかっただけですが(爆)、ようやく限定価格が出たのは3月上旬。その頃にはサイズもほぼ切れかけていて、難儀した覚えがございます(定価で買いなさいよ)。

でも現に、今年モデルのハウンドトゥース柄のやつは、オンラインショップではすでに120cmサイズしか残ってない人気ぶりっすよ。

まだシーズン始まったばかりなのに、こりゃすごい。

さらに、今年はヒートテックジーンズにも手を出してみますた。これもウォッシュドタイプと、そうでもないタイプと2種類ラインナップがあって、秀逸。4990円と安くはないのですが、この暖かさは助かる。

 


梅雨明けと同時に猛暑きたる!

2011-07-12 18:16:09 | ウォームビズってなんのこと(爆)?

Dsc03027 いやはや、祝!梅雨明け。異様に早い梅雨入りと、明けですたが、国内全土が未曾有(みぞうゆうと読みましょう)の電力不足に陥るなか、ながーい夏の予感(脱力)がいたしますね。

とはいえ、こちら信州では夜明けとともにサワヤカーな空気に支配され、午前中もどちらかといえば、湿度低めな「昭和の暑さ」に支配される関係で非常にラク。午後は禿げしい雷雨のあとに気温がイッキに5度程度は下がる関係で、なんとかなっております。先日、東京からいらしていたお客様にうかがったのですが、東京ではバナナが収穫されてしまう由(驚愕)。いよいよ亜熱帯~熱帯の気候となってしまい、ヒートアイランド現象ともあいまって、スーパークールビズはまんざら冗談ではないそうな。ううむ、どうなっちゃうんでしょう>2011 夏・・・

さて、そんな都会暮らしでお疲れ気味のおとうさま方にはこれ!ガスパッチョ!・・・スペインのスープなのですが、オリジナルではパンやオリーブオイルなどを投入してヘヴィな仕上がりとなるところを、トマト、きゅうり、新タマネギを主体に岩塩、レモン、タバスコなどを効かせてある夏の滋養強壮スープでございます。ミキサーがあれば作れますので、おひとついかがでしょう?クルトンがわりに痔元でもおいしいと引っ張りだこのきゅうりを浮かべてございます。うう、絶品。

ご予約はおいまつえんまでどうぞ。0267-62-0251

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp


中古エドワードグリーンをかわいがる(爆)

2007-09-13 11:21:59 | ウォームビズってなんのこと(爆)?
00913ヤフーオークション・・・もうね、泣く子も黙るといってよいでしょう!ネットオークションとくれば例外なくまずはここ、となってますが、たまに、いや頻繁に犯罪の温床ともなる(爆)くらいに活発な取引の場所ですね。欲しいものがあったらとりあえず「ヤフオク」であたってみてから、というのも賢い消費となる場合も多いです。かくいう私もいりびたり(爆)。ついついアツくなって異様な高値で勝負~(爆)だなんてままあるわけで、まったく困ったものですが、シーズンオフのエアポケットのような品物を信じられない安値で、という醍醐味もまたあってやめられまへんわ(あほ)・・・

つい先日も晩夏だというのに冬物のジョドファーブーツ(日本名ジョッパー・ブーツ)、それもエドワードグリーンのグレッシャムが信じられない安値で並んでいたのを発見!程度にもよるのですが、質問の嵐を浴びせかけてだいたいの程度を類推した上で、それでもお安いので落札してしまいました(ばか)。中古の靴、それもブーツをオークションで、だなんて信じられなーい、キモーい(爆)となりそうですが、そこはそれ、徹底的に洗って(完全意味明瞭)、すっぴんの状態としたのが画像でございます。お得意のクイックブライト洗浄でほとんどマットな状態となってキズや色むらなんかも一目瞭然となるわけですが、程度はまあ事前の予想通り。お値段相応、といいたいところながら、そこはなんといっても泣く子も黙るエドワードグリーンのグレッシャム、それも888というモダーンな木型で作られた超レアもの(ふつうは606という不人気な型か82と呼ばれるラウンドトゥとなります)、さらに色むらを故意に作り出したアンティーク仕上げとなっていて、このままミガキをいれて出品したらほぼ定価でいけちゃうんでわないか(うそ)と、それくらいかわいがれる要素(爆)がたくさんある一足。というわけでシーズンに向けて(爆)ミガキにはいりますが、そのプロセスはシリーズでご紹介いたしますのでご期待くださいマセ!


ユニクロからクーパーカラーのシャツリリース!

2007-02-04 14:28:30 | ウォームビズってなんのこと(爆)?
Uniqlo_cooper1ものすごい暖冬ですね・・・こんなに気温の高い日が続くと逆に不安になってくるくらいなものですが、ラクなのに越したことはないです。そんななか久々にユニクロ詣でをして参りますたが、ヒートテックなる発熱系素材を使った下着の売れ残りが凄まじかったです(爆)。
私のようなおじさんはムリして薄着する必要もないので(爆)、思いっきり買い込んでヌクヌクな生活(完全意味明瞭)を送っておりましたが、このぶんだと捨て値となるのも時間の問題でしょうね。ちなみに28日までの限定で1500円→990円ですね。3月1日から480円で投売りが始まる、に一票(違)。
さて、そんな激安下着を物色しながらシャツのコーナーに出向いてみてたまげますた!通称クーパーカラー、ユニクロ名「イタリアンカラードビーシャツ」なるものが売られておりますたのでリポート。実はイタリアンでもなんでもなくて、オーダーシャツのお店に出向きますとバリエーションとして必ず用意されている襟型でもあります。
かのゲイリークーパーさまが好んでこの仕立てにしていたことからこの通称がありまつ。
第一ボタンをはずした際に襟たてと襟が一体化しているために非常に優しく襟全体がロールしてなんともいえない優しい感じを醸します。よい意味で(爆)女性的なのですが、スーツやジャケットをタイなしで着る機会の多い方にはオススメでつ。さらにユニクロ製のこのモデルでは生地にヘリンボーンを打ち込んであってナカナカな仕上がり。カフスのつくりやボタンにも高級感があって、こりゃ結構逝くな(一部意味明瞭)と思い、値段を見てビクーリ・・・1990円ですよ(驚愕)!!しかーも今日までの土日限定で1290円とキタ!!
迷わずホワイトとピンクを買って早速着た私は鴨ですがなにか・・・それにしてもこんなディテール凝りまくりのシャツが1000円ちょいで買えるというのはまったくうれしい限りでございます。

さいきんのわたし、上半身はユニクロのMがバッチリきまるようにアジャストしてありますので(爆)、このままのペースで筋肉つけすぎないようにしないと(爆)・・・めざせ!体脂肪率ヒトケタ代!!


ウォームビズってなんのこと? 冬のエレガンス講座(爆)その2コートのグレードアップ?

2006-12-10 20:59:06 | ウォームビズってなんのこと(爆)?
001210今日は隣町、とはいかないか、となりのとなりまちくらいの(爆)丸子町という衰退いちぢるしい街(爆)にあるニチロという毛皮工場がこの需要期+ボーナス支給直後、しかーもクルシミマス直前(完全意味明瞭)のこの時期にセールをぶちかます、というので逝ってまいりますた。ふつうですとクルシミマス直前のこの時期はモノが一番高く売れるはずなわけで、セールなんてえのは有り得ないはずなのですが、わざわざ新聞広告に500円の値引き券までくっつけてヤル気満々だったのと着古したダブルのサラリーマンにみえちゃう(一部意味明瞭)コートのリフォームに使えるものがないかなあ、と思いましてねえ・・・

さて、会場周辺はごった返しているのかと覚悟して出向いたのですが、さすが衰退な街(爆)、閑古鳥が鳴く中、人のよさそうな社員さんを一人捕まえて相談しながらコートの襟につけるファーで適当なのわないか訊いてみましたら、あるわあるわ、ムートンのはぎれ400円(!)にはじまって、アライグマの32000円まで。
きけば例外的なこのセールは工場の30周年を記念してあえて需要期真っ盛りのこの時期にもってきたのだとか。純粋な謝恩セールのようでつ・・・
そうでつ!コートの襟をファーで飾ってエレガンス度アップ、という作戦でございますよ。ハデにやっちゃうとオカマと思われて危険、というかやっかいでつから(爆)色、毛足ともに控えめなのを選ぶのが絶対条件でございます。

いろいろとまよいながら画像のような紺色のウールギャバジンの30年代風コートでしたので、ブラックのフォックスをえらんでみますた(爆)。定価26000円がなんと7000円、しかも割引チケット使用でさらにお安くゲットできてしまいますた・・・ちなみにこの日の目玉はリアルレオパードのコート120マソ→39マソですたが、セール終了間際のお時間になっても売れ残っておりますた・・・まあキャバスケにしか見えないしねえ(爆)。ちなみにオトーサンがたはムートン製シートカバーにご執心なご様子・・・ダッシュボードに敷くアレやステアリングに巻くコレ(完全意味明瞭)もしっかりと売られておりましたぞな・・・

帰宅してコートにあてているのを母に見つかってしまったのですが(爆)、なんか詐欺師みたいねえ、とな~(いえてる)映画「アンタッチャブル」のカポネの手下に確かこんなのがいましたがな(爆死)。
痔回セールは2月、とのこと・・・こちらのほうが各売り場からワケありで戻ってきた商品が多く並んでニギヤカなそうです。ツアーでも組むか・・・って需要はありませんね(爆)。

画像のコートは13年前のドレーパーズ・ベンチ製。いまでわ幻のブランドですが、素材感、ディテールともに30年代の忠実な復刻。バックベルトとそこによせられているプリーツの美しさは今では買おうと思っても買えない逸品です。長めの着丈と袖の折り返しがクラシック。そこへブラックフォックスファーの組み合わせでコレぢゃやっぱり詐欺師ですね(爆)。






ウォームビズってなんのこと(爆)冬のエレガンス講座 その2 キター!!ベルルッティの新作・・・コレク

2006-11-25 19:16:05 | ウォームビズってなんのこと(爆)?
Berluti_demusure_1海外旅行、それもパリみたいなトカイになに着ていくのか、結構大切なことっす!ビームスやシップスで扱っている高価なしかしだらしないファッションなどで繰り出して御覧なさい・・・お店にはいっても物売りがキター!!、としか思われないし、せっかくの高級ホテルにチェックインしようというその最高潮と逝ってよい瞬間に、浮浪者はクルデナイノ、となる(完全意味明瞭)。極東の島国の民としてはイナカモノモード丸出しといわれようがなにしようがちゃんとした格好で出向かないと損をする。なんつってもアジヤの民に過ぎないわけで・・・(爆)
ちなみに私は30’sスタイルのブラックスーツですべてをまかなう予定(爆)。各方面(完全意味不明)に出向いて反応を確かめる予定なりよ(爆)。
さて、そんな第一印象すべてのヨーロッパのクラス社会でものを言うのは靴!!というわけで・・・キター!!ベルルッティ新作!デムジュールコレクション。
アレッサンドロとアンディという、ベルルッティの中では古典というか定番化した感のある2つのスタイルを木型に徹底的な改良を加えたのちにディテールを少しいじってこの9月から発売だ、というこのシリーズ。国内定価なんとまさかの税込193200円(腰抜)。スゲー、これって既成靴の値段ですかい、となるわけですが、ジャポネはLVMHの格好の鴨に過ぎないわけで、本国店頭小売は多分半額以下と見た(一部意味明瞭)。
パティーヌは画像のアレッサンドロを選択した場合「キャビア(タマランチ会長)」と呼ばれるブラック系のみ。なんと内装にもご覧のように着色できる模様・・・ううむ、貯金下ろすか(真鴨)。



祝!新シリーズたちあげ(またかい)!ウォームビズってなんのこと?その1インヴァーアランのカーディガン

2006-11-22 19:21:55 | ウォームビズってなんのこと(爆)?
001122_004今日は暦によれば「小雪」。寒さが一段と厳しくなって、そろそろ雪が舞い始めるころ、となっておりますが、東北北海道方面では小雪どころぢゃない荒れ方の様子ですね。日本海フェリーは大丈夫かな(とほひめ)。さて、大好評のうちに(うそ)連載を終えました「そこのけクールビズ!夏のエレガンス講座(爆)」の続編といたしまして、このたび「ウォームビズってなんのこと?冬のエレガンス講座(爆)」を立ち上げることと相成りました。さまざまなシリーズを立ち上げては立ち消え(完全意味明瞭)に終わらせることでは有名な当ブログでございますが、まあ気長にどうぞ(って、ダメぢゃん)。

第1回、インヴァーアラン!!スコットランドの民間伝承ニット。北海に出漁する漁師さんたちは獲物を貪欲に求めるあまり荒れた海に落ちたりするのもまんざら珍しくわない。ドザエモンとなった遺体の身元の識別を目的として考えられたという、どこか凄惨で悲しい由来を持つさまざまなパターンで編みこまれたニットなのですが、それぞれのパターンにはいちいち意味があって、興味深いぞ!以下付属のブックレット(!)から抜粋。ダイアモンド・・・いわずと知れた富の象徴。ハニカム・・・勤労とその対価、樹木・・・血の伝承、ケーブル・・・舟のロープ(爆)、とともにパターンによっては波頭・・・これら代表的なパターンの順列、組み合わせをおこなって、日本で言えば家紋とも呼べるファミリーに独特のパターンを編み出していたわけですが、ながーい北国の冬の夜長にお母さんがチクチクと愚痴を言いながらも家族の安全を祈って縫い上げたニットには迫力がある・・・んま、極東の島国で買ったこの個体にその迫力があるかといえば・・・じつはあるんですよ!
まあ漁師の制服といったときにはカーディガンなんぞ有り得るわけもなく、セーターこそが本流なのですが、そこはそれ(爆)、未脱脂、つまりは完全防水の素材をこれでもかの密度で縫い上げたこのカーデの重さは優にももちゃん一匹分(爆)。ユニクロにもこいつのコピーがありますが(愛用中・・・爆)、このインヴァーアラン製はなんとラルフローレンご用達となってから飛躍的に値段があがっていまや高嶺の花!近年ではBEAMSとのコラボものも登場したりなんかして、カシミヤでもないただのニットのくせに6マソオーバーはザラですね。
んがそんな高値でも、ニッター、つまり編んだ人の直筆のサインいり、とくれば説得力を帯びてつい、となるのがこの手の付加価値製品の特徴でございます(鴨ともいふ)。んま、このインヴァーアランにかんしては「観光ニット(一部意味明瞭)」ということもできますが・・・(爆)
亜熱帯と化したここ数年の関東平野界隈から某オークションにシュピーンされる良質な中古品を狙いましょう(一部意味明瞭)。かくいう私も10年越しでようやくゲトーできたこのインヴァーアラン(ただのブランド志向)!みなさまもぜひともどうぞ。ユニクロものは2年でお亡くなりになりますが、こいつは多分・・・